【第三次世界大戦への火種〜ロシア・ウクライナ関連ニュース vol.18


『高さ500mの津波が「使ったら世界が終わる」…🇷🇺ロシアの終末兵器ポセイドンとは』

◆「🇺🇦ウクライナによる🇷🇺ロシア国内への脅威が続けば対応は厳しいものになる」

1010日、🇺🇦ウクライナ全土への報復爆撃を行ったプーチン大統領。▶︎依然、核兵器使用も辞さない構えは崩していません。▶︎こうした状況に、🇺🇸アメリカのバイデン大統領は「このまま事態が推移すれば、我々は🇨🇺キューバ危機以来となる核兵器使用の脅威に直面する」と警告しました。▶︎危機的状況の中、世界が注視しているのが、世界を終わらせるほどの脅威になりうるという開発中の🇷🇺ロシアの核兵器原子力核魚雷 『ポセイドン』


終末兵器とも呼ばれる最新型の核兵器。▶︎水の中を進み、海中で爆発すると放射性物質を含む高さ500mもの津波を発生させ、沿岸部の都市に襲いかかります。▶︎この終末兵器が使用される事態になったらどうなってしまうのか?▶︎

「めざまし8」はプーチン大統領研究の第一人者、筑波大学・中村逸郎名誉教授にお話しを伺いました

 “クリミア橋爆破から見えてくるプーチン大統領の危機感

きっかけは、108日。▶︎🇷🇺ロシア本島とクリミア半島をつなぐ「クリミア橋」の爆発でした。▶︎1010日の🇷🇺ロシア安全保障会議でプーチン大統領は、この爆破を🇺🇦ウクライナによるテロと断定し「脅威が続けば対応は厳しいものになる」と発言しました。▶︎中村氏は、「今後も報復の連鎖は続き、核使用の可能性が高まった」と指摘します。


筑波大学・中村逸郎名誉教授
実はこのクリミア橋というのは、22年続いているプーチン政権で最大の偉業なんですね。▶︎2018年の5月に開通したときに、プーチン大統領自らトラックを運転して開通式をやったんです。▶︎そのときに、シートベルトをしていなかったんです。▶︎それで🇷🇺ロシア国民の中から、あれは交通違反だという指摘が上がったんですね。▶︎それに対してペスコフ大統領報道官は「プーチン大統領が通った後に公道になるから、これは交通違反ではない」と言ったんです。▶︎まさに、プーチン大統領が一番誇りに思っている偉業なんです。

ーーしかし、🇷🇺ロシア側が🇺🇦ウクライナを攻撃する口実にするために、橋への攻撃を自作自演した可能性はないのでしょうか?

◉筑波大学・中村逸郎名誉教授
それは違うと思います。▶︎やはり今回「橋が落ちる」、あれはある意味で「プーチン政権が崩落した」と重ねることもできますので、橋が落ちてしまったことに関しては、プーチン大統領にとっては大変な危機感を抱いているんです。▶︎と同時に、🇺🇦ウクライナが関わったと言うことになれば、大変な復讐心に燃えていると考えられます。

原子核魚雷ポセイドンとは?

核兵器使用の緊張が高まる中、海外メディアが注目しているのは、🇷🇺ロシアの原子核魚雷「ポセインドン」です。▶︎水中から沿岸に接近し、海の中で核爆発を起こすことにより、衝撃で高さ500mの津波を発生させるといいます。


20224月に🇬🇧イギリスのジョンソン首相(当時)がキーウを電撃訪問し、🇺🇦ウクライナ支援についての首脳会談を行うなど、🇷🇺ロシアに対して強硬姿勢を示した際、🇷🇺ロシア国営テレビが「ポセイドンは最大100メガトンの核弾頭を搭載」▶︎🇬🇧イギリスの海岸近くでこの魚雷が爆発すれば最大500mの高さの津波が🇬🇧イギリスをのみ込み放射能の砂漠と化すだろう」と警告するなど、すでに威嚇としても使用されています。


さらに102日、🇮🇹イタリアの一般紙「ラ・レプブリカ」は「ポセイドン」を積んだ原子力潜水艦が北極圏の基地を出港し、核実験を行う可能性があると報じました。▶︎また、🇺🇸アメリカのバイデン大統領は106日、「プーチン氏が核を使えば、アルマゲドン(世界最終戦争)は避けられない」と発言。▶︎そしてこの「ポセイドン」についてCNNは、202011月に当時の🇺🇸アメリカ国務次官補が「🇺🇸米沿岸部の都市に放射能の津波を押し寄せさせる狙いで設計された」と語ったと報じました。


高さ500mの津波の脅威どれだけの被害に?

高さ500mの津波とはいったいどれほど恐ろしいものなのか?


ニューヨークが標的にされた場合、建物の大きさと比べると、自由の女神は高さ93m、エンパイアステートビルは443m、これらを優に上回る高さの津波が街を襲うことになります。▶︎🇷🇺ロシア・科学情報誌によると、平坦な地形の場合、押し寄せた津波が内陸最大500kmの地点まで到達し、首都であるワシントンD.Cやさらにその先まで押し寄せるとも言われています。▶︎標的となった海岸の大部分は数十年間は居住不能に。


では、「ポセイドン」を迎撃することはできないのでしょうか?▶︎

軍事ジャーナリストの井上和彦氏は、「ポセイドン」は水深1000mの深さを時速130kmで進み、原子力推進のため、ほぼ無限と言っても過言ではないほど長大な航続距離を有していることにふれ、射程が限られた通常のミサイルでは迎撃は困難と指摘します。


井上氏によると、「ポセイドン」は現状まだ実験段階にあるものの、本格的な実験を行うだけで大惨事になりかねないといいます。▶︎対する🇺🇸アメリカは現段階では「ポセイドン」に匹敵する兵器を持っていないため、大きな脅威に。


ーープーチン大統領はこの脅威を完成させるつもりなのでしょうか?

◉筑波大学・中村逸郎名誉教授
完成させるつもりで動いていると思います。▶︎実は2019年にプーチン大統領の年次教書の中で初めてポセイドンに触れたんですね。▶︎このポセイドンの開発は2015年頃から開発がスタートしたと言われています。▶︎それはどのような時期に重なるかというと、国を挙げて🇷🇺ロシアがドーピングを行ったということで、欧米から制裁を課せられた。▶︎そうした中で、対欧米ということで、ポセイドンを作るという構想ができあがりつつあるということなんですね。▶︎ですから、プーチンとすれば最後までやりきるつもりで作っているのだと思います[*FNN PRIME online 2022.10.12付記事抜粋]

『プーチン大統領が苦境!侵攻?撤退?「強い反発が出るので、どちらかに極端に振れない」専門家が分析』


🇪🇺EU🇷🇺ロシア関係などの外交政策を中心に研究している筑波大の東野篤子教授が1012日、TBS「ひるおび!」にリモートで生出演。▶︎🇷🇺ロシアのプーチン大統領を巡る状況について語った。▶︎番組では、プーチン大統領が🇷🇺ロシア国内の強硬派から「すぐに🇺🇦ウクライナに反撃するべき」と突き上げを受けていることを紹介した。▶︎これに対し、東野氏は「こういった強硬派からの批判は、戦争が始まってからずっとあったんです。▶︎強硬派としては数日で🇺🇦ウクライナを制圧できると思っていたら、全くそうはならなかったので、そこで批判は出てきているんです」と説明。▶︎さらに「プーチン大統領は演説で🇷🇺ロシアは🇺🇦ウクライナに手こずっているわけではなくて、🇺🇦ウクライナのバックにはNATOがいるんだ。▶︎NATOとの戦いなんだということを一生懸命言ってきましたが、そういった演説や声明などではもたなくなってきているんだろうと思います」と解説した。▶︎その上で「一方で(🇷🇺ロシア国内で)戦争をやめた方がいいんじゃないのか、という声も強くなってきているのも事実なんですね」と口に。▶︎「なので、プーチン大統領にとって苦しいところは、どちらを取っても残りの半分を切り捨てることになって、より強い反発が出てくることがあり得るわけで、なかなかどちらかに極端に振れないというような苦境にも見えますね」と結んだ。▶︎この話を受けて、MCの恵俊彰は「🇷🇺ロシア国内にプーチン大統領に逆らうものはいないのかっていうぐらいに思ってましたけど、どうやらそうでもない状況もありそうですね」と語った[*スポニチWeb 2022.10.12付記事抜粋]

🇷🇺ロシアの🇺🇦ウクライナ全土攻撃かかった費用は1千億円?ー米誌が試算』

1010日に🇷🇺ロシアが🇺🇦ウクライナ全土に加えたミサイル攻撃などをめぐり、🇺🇸米経済誌フォーブス(ウクライナ語版)は、攻撃にかかった費用が4億~7億ドル(約582億~1020億円)だったとの試算を報じた。▶︎🇺🇦ウクライナに対する攻撃の激化は、🇷🇺ロシアの財政にとっても負担になりそうだ。▶︎フォーブスは1010日までの情報に基づき、🇷🇺ロシアが巡航ミサイル84発とドローン24機を攻撃に使い、このうちミサイル43発とドローン13機が撃墜されたとして計算。▶︎撃墜されず着弾したミサイルの大多数が高価で高精度な「Kh101」などのミサイルだったと仮定し、費用を推定した。▶︎たとえば、Kh101ミサイルは1発あたり1300万ドル(約19億円)。▶︎ドローンは、攻撃に使われた24機の総額を数百万ドルと見積もって試算したという[*朝日新聞 2022.10.12付記事抜粋]

🇷🇺ロシアの核兵器使用はあるのか🇺🇦ウクライナ全土への爆撃を行った🇷🇺ロシア、その攻撃の背景は?ー専門家が分析「自作自演の化学兵器『偽旗作戦』の可能性」』

日本時間の1010日、🇺🇦ウクライナ全土を襲った🇷🇺ロシアの爆撃。▶︎プーチン大統領はこれについて「我が国の領土内においてテロ犯罪行為を続ける試みがあれば、🇷🇺ロシアはそれに対し厳しい報復で応え、その規模は🇷🇺ロシアが受けた脅威に見合うものとなる」と述べ、108日に起こったクリミア橋での爆発への「報復措置」だったと明らかにしました。▶︎🇷🇺ロシアは今後どのような行動に出るのか、核兵器使用の可能性はあるのかを、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏に聞きます。

◆転換点?クリミア橋の爆発


今回の🇷🇺ロシアの攻撃は、108日に起こったクリミア橋の爆発事件が関係していると言われています。▶︎クリミア橋は、2014年から🇷🇺ロシアが実効支配しているクリミアと🇷🇺ロシア本土を結ぶ唯一の橋で、2018年に開通しました。▶︎全長は19キロ、自動車と鉄道の専用橋で、🇺🇦ウクライナへの侵攻を続ける🇷🇺ロシア軍の重要な補給路となっています。

108日の爆発は自動車が通る橋を一部崩落させ、また鉄道が通る橋でも、燃料を積んでいた列車が大炎上しました。▶︎🇷🇺ロシアは「トラックが爆発した」と主張し、🇺🇦ウクライナもそれを認めています。▶︎一方🇬🇧イギリスのBBCは、「海上用ドローンでは」という見解を報じています。

――Q:この爆発は、誰がどうやって起こしたんでしょうか?

【黒井氏】「まだ分からない部分はありますが、🇷🇺ロシア側へのダメージが大きいので、爆破したのは🇺🇦ウクライナ側の可能性が高いと思います。▶︎何が起こったかは検証してみないと分かりませんが、橋げたの下の方より自動車用の道路の損傷が大きく、🇷🇺ロシアも🇺🇦ウクライナも『トラックが爆発した』と言っていますので、海上用ドローンではなくトラック爆発の可能性が高いと思われます」

――Q:ちょうど燃料を積んだ列車が通るタイミングだったということで、鉄道用の橋でも大炎上が起こっていますが、これは狙いだったんでしょうか?

【黒井氏】「分からないですけど、やる側としては破壊工作なので、当然計算には入れていると思います。▶︎ただ、鉄道用の橋は激しく燃えていますが、破損自体は大きくはありませんでした」

🇺🇦ウクライナ全土への攻撃の意図は

――Q:クリミア橋を爆破されたと主張する🇷🇺ロシアは、80発以上のミサイルで🇺🇦ウクライナを攻撃。▶︎キーウ中心部や8つの州でインフラ設備などが被害に遭い、120人以上の死傷者も出ました。▶︎これはどのような攻撃だったんですか?

【黒井氏】「🇷🇺ロシアの国営テレビなどで『🇺🇦ウクライナ側へ報復しろ。▶︎恐怖を与えろ』という世論が流れるようになっているので、勢いをつけた形です。▶︎軍事的な効果は少ないですね」


――Q:今回は爆撃機などではなく🇷🇺ロシア本土などからのミサイル攻撃だったようですが、大きな効果はなかったと?

【黒井氏】「発電所なども攻撃されているので、軍事的な意味が全くないわけではありませんが、効果は少ないです。▶︎今の🇷🇺ロシアにとって貴重な精密誘導のミサイルを市街地に対して発射するというのは、軍事的というより政治的に、🇺🇦ウクライナ側に反撃の姿勢を見せたいというところを優先しているんだと思います」


――Q:上空からの空爆は🇺🇦ウクライナ軍の防空システムでできない、地上からの攻撃は🇺🇦ウクライナ軍の反攻で難しい、ということからのミサイル攻撃なんですか?

【黒井氏】「何かしらの反撃をしろというのがプーチン大統領の姿勢で、🇷🇺ロシア国内にある世論なんです。▶︎何かやるためにはもうミサイルしかない。▶︎ただミサイルも、今は豊富にあるわけではなくひっ迫しています。▶︎今回のような攻撃は長くは続かないと思います」

――Q🇺🇦ウクライナ軍の防空システムというのは、🇷🇺ロシアからすると手出しできないようなものなんですか?

【黒井氏】「空軍力というのは🇷🇺ロシアの方が圧倒的に強いんですが、欧米の支援もあり、戦争開始時から🇺🇦ウクライナ側に封じられています」

追い詰められた🇷🇺ロシア、今後は

――Q:厳しい状況に追い込まれている🇷🇺ロシアですが、今後、核兵器を使う可能性はあるんでしょうか?

【黒井氏】「核兵器の脅威はもう少し後の段階だと思います。▶︎プーチン大統領なので確かにその可能性はあるんですが。▶︎ただ、今🇷🇺ロシアがどういう雰囲気かというと、とにかく『🇺🇦ウクライナ人に恐怖を与えろ』と。▶︎またその後ろにいる🇺🇸アメリカに対しても、『これ以上自分たちに手を出せばすごいことをするぞ』と脅しをかけたいんです。▶︎そこで使用に現実味が出てきたのは化学兵器です。▶︎🇷🇺ロシアは戦争開始時から、『🇺🇦ウクライナが化学兵器を使う準備をしている』という情報を流してきました」


――Q:「🇺🇦ウクライナが秘密裏に化学兵器を作っている」と🇷🇺ロシアは言っていましたね

【黒井氏】「🇷🇺ロシアと同盟軍だった🇸🇾シリアの軍隊が使っていた『偽旗作戦』というものがあります。▶︎自らの行為を相手の行為だとする自作自演の作戦で、🇷🇺ロシアが同じことをするんじゃないかと周りは警戒していました。▶︎🇷🇺ロシアが『🇺🇦ウクライナが化学兵器を使う』と主張するということは、🇷🇺ロシアが🇺🇦ウクライナに対して化学兵器の使用を想定しているのではないかと。▶︎今は、本当にそれをやりかねない状況になってきています」

――Q:核兵器ではなく化学兵器の自作自演ですか?

【黒井氏】「核兵器は(核を持たない🇺🇦ウクライナに対しては)自作自演が無理なので。▶︎🇷🇺ロシアのやり方は自作自演で、ブチャの虐殺なども、あくまでも『自分たちではない。▶︎🇺🇦ウクライナがやったんだ』と言い続けています。▶︎それが🇷🇺ロシアの今までのやり方です」

――Q:化学兵器というのは、人を苦しませて殺してしまう兵器ですよね

【黒井氏】「どういうものかは分かりませんが、🇷🇺ロシアは戦争初日にも『🇺🇦ウクライナのミサイルだ』と嘘をついて病院を攻撃したりしています。▶︎そういったやり方をすると、化学兵器の方が被害が大きい。▶︎化学兵器は比重が重いので低い所に流れるんです。▶︎砲撃が始まると住民は地下に隠れるので、そこに被害が及びます。▶︎🇸🇾シリアでも、地下に隠れた人たちが被害に遭いました」

――Q:この戦争の落としどころはありそうですか?

【黒井氏】「『この辺りで手を引こう』という交渉の可能性は、相手がプーチン大統領である限り、ほとんどないと思います。▶︎彼の過去の言動を見ると、そういう生き方をしてきていないので。▶︎軍事的に戦況は、🇺🇦ウクライナ側が圧倒的に優勢です。▶︎プーチン大統領としては、さまざまな手を打てるだけ打って戦いを続ける。▶︎これが長期にわたって続くと思います」[*関西テレビ「報道ランナー」20221011日放送内容抜粋]

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【掲載日時】20221012日(水)