🚀ウチュウノコトバ】episode.15


■NASA:『小惑星の軌道変える宇宙船打ち上げへ衝突から地球守る実験』


DART宇宙船が小惑星ディモーフォスに衝突する直前の想像図]

1998年公開のハリウッド映画『アルマゲドン』では、主人公を演じたブルース・ウィリスとベン・アフレックが、小惑星の衝突によって粉砕される大惨事から地球を救おうと奔走する。▶︎現時点で地球がそのような差し迫った危険に直面しているわけではないが、🇺🇸米航空宇宙局(NASA)は2022年、「地球防衛」の検証実験で、時速24000キロで飛行する宇宙船を小惑星に衝突させる計画を立てている。▶︎Double Asteroid Redirection TestDART二重小惑星進路変更実験)」計画では、今後地球を脅かす小惑星が出現した場合にその進路を変えるのに、これが有効な手段となるかどうかを見極める。▶︎NASA114日に記者会見を開き、33000万ドル(約380億円)規模のDART計画に関する詳細を明らかにした。▶︎DARTの宇宙船は1123日午後1020分(日本時間1124日午後320分)、🇺🇸米宇宙開発企業スペースXSpaceX)の「ファルコン9Falcon 9)」ロケットで、🇺🇸米カリフォルニア州にあるバンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)から打ち上げられる予定だ。▶︎予定通りに打ち上げられれば、2022926日から101日までの間に、地球から約1100万キロの距離にある小惑星に衝突すると考えられる。▶︎標的となる小惑星「ディモーフォスDimorphos)」は直径約160メートルで、自身より大きな小惑星「ディディモスDidymos)」を周回している。▶︎NASAの地球防衛部門を統括するリンドリー・ジョンソン氏によると、この二重小惑星はどちらも地球に脅威を及ぼすことはないが、地上の望遠鏡で観測できるため、検証実験の理想的な対象なのだという。▶︎また、衝突の10日前には、DART宇宙船から🇮🇹イタリア宇宙機関(Italian Space Agency)が開発した人工衛星が放出され、搭載する小型カメラで実験の様子を撮影する予定だ。



「軽く突く」

DART宇宙船を製造した🇺🇸米ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所のナンシー・シャボー氏によると、ディモーフォスはディディモスの周りを「決まっていつも」11時間55分で1周する。▶︎衝突時の重量が約550キロのDART宇宙船は、ディモーフォスを「破壊する」わけではないという。▶︎「ディモーフォスを軽く突くだけです」と、シャボー氏は説明する。▶︎「それによって、ディディモスを周回するディモーフォスの軌道を変えるのです」▶︎公転周期の変化は1パーセントほどで、「11時間55分だったのが、11時間45分くらいになるかもしれません」と付け加えた。▶︎今回の実験の目的は、いつか小惑星が地球に向かってきた場合に、軌道をそらすのにどのくらいの勢いが必要かを科学的に解明する助けになることだ。▶︎軌道がどの程度それるかは、ディモーフォスの組成によってある程度決まる。ディモーフォスがどのくらい多孔質であるかは、まだ完全には明らかになっていない。▶︎シャボー氏によると、ディモーフォスは宇宙空間で最も多く見られるタイプの小惑星で、約45億年前に形成された。岩石と金属の細かい粒子が混ざり合っているという。▶︎NASAのジョンソン氏は、これまでに27000個以上の地球近傍小惑星がカタログ化されているが、現在のところ地球に脅威を及ぼすものは一つもないとしている[AFPBB News 2021.11.05付記事抜粋]

▶️軽く突いた結果、軌道が地球に向いてしまったなーんて笑えないギャグにならないか、老婆心ながら心配してしまう〆

『木星の大赤斑は深さ500kmに達するものだった探査機ジュノーの最新観測データで明らかに』


[ハッブル宇宙望遠鏡が2019627日に撮影した木星]

木星の大赤斑は、科学者が考えていたよりもはるかに深く、木星の雲の下に広がっている可能性がある。▶︎NASA木星探査機「ジュノー」2019年にこの大赤斑の渦に接近した。▶︎その際に測定したデータから、大赤斑の深さは最大500kmだと考えられる。▶︎一方、大赤斑を取り巻くジェット気流は、3000kmもの深さがある。▶︎木星の象徴である大赤斑は、科学者たちが考えていたよりもさらに深く広がっている可能性がある。▶︎NASAの木星探査機「ジュノー(Juno)」は2019年、地球を飲み込むほどの巨大な高気圧の渦である大赤斑に、2回にわたって接近した。▶︎その際に得られたデータは、望遠鏡の画像では分からない大赤斑の構造を明らかにした。▶︎それによると、渦はおそらく、木星の雲のはるか下、深さ300kmから500kmのところまで広がっていると考えられる。▶︎「我々の頭上から国際宇宙ステーション(ISS)までの距離と同じくらい、大赤斑は木星の奥深くに潜り込んでいる」と、NASAジェット推進研究所でジュノーのミッションを担当する研究員のマルツィア・パリシ氏は、20211028日の記者会見で述べている。▶︎「もし大赤斑がサイクロンの渦のようなものだとすると、その渦は海面からISSの軌道を超えるほどの深さになるだろう」▶︎ジュノー探査機は過去5年間、木星を周回し、木星の極やいくつかの衛星のそばを通過してきた。▶︎大赤斑への接近は、20177月以来のことだ。▶︎前回の接近でジュノーが得た測定結果によると、大赤斑は木星の大気の約320kmの深さに及んでいることが示されていた。▶︎これは地球の海の50倍から100倍の深さであり、科学者を驚愕させた。▶︎しかし、今回の接近飛行で得た最新データによると、大赤斑はそれよりもはるか下まで広がっている可能性があることが分かった。


[探査機ジュノーによって得られたデータに基づいて作成されたアニメーション]

「科学者の多くは、大赤斑は非常に浅いと考えていたと思う」とパリシは言う。▶︎「もちろん、別の考え方をする科学者もいた。大赤斑の深さは大気の最初の層で止まると考えるグループと、木星の中心部まで続いているのではないかと考えるグループの2つがあった。▶︎いずれにせよこれほどまでに深いというのは、やはり驚きだ」[*BUSINESS INSIDER JAPAN 2021.11.05付記事抜粋]

======================

[掲載日:2021116日(土)10:45]


Limitless undying love which shines around me like a million ,suns, it calls me on and on across the universe.

100万の太陽のように私の周りで輝く永遠の愛は、宇宙を越えて私を呼んでいる。]