【コロナノコトバ】PART.2040
■『「個室居酒屋」のアンドモワが破綻…コロナ禍で最大規模の負債100億円』
東京商工リサーチは11月1日、個室居酒屋「柚柚~yuyu~」などを展開する「アンドモワ」(東京)が事業を停止したと発表した。▶︎負債総額は約100億円。▶︎飲食業の新型コロナウイルス関連の破綻では最大規模になるという。▶︎アンドモワは2006年設立。▶︎完全個室の居酒屋を中心に、一時はバーやファミリーレストランなど約320店を展開していた。▶︎積極的な新規出店やM&A(合併・買収)などで事業を拡大し、2019年8月期の売上高は約180億円に上った。▶︎しかし、コロナ禍で多くの店が休業を余儀なくされ、資金繰りが悪化していた。▶︎9月末を期限に緊急事態宣言が解除された後も営業再開のめどが立たず、事業継続を断念したという。アンドモワ居酒屋店舗は「柚柚」「北六」「酒と和みと肉と野菜」「竹取の隠れ家」「竹取の花しずく」「なごや香」「若の台所」「赤鶏御殿」など[*読売新聞 2021.11.02付記事抜粋]
■『女性の自殺15%増、7千人 非正規拡大が一因…全体は11年ぶり増』
2020年の女性の自殺者数は前年より935人(15.4%)増え、7026人だった。▶︎男性が微減だった一方で女性が大きく増え、全国の自殺者数が11年ぶりに増加に転じることにつながった。▶︎政府が2日閣議決定した2021年版の自殺対策白書はコロナ禍の状況を分析し、特に働く女性らが追い詰められている実態も明らかになった。▶︎2020年の自殺者数は、2万1081人。▶︎このうち男性は1万4055人で、前年より23人(0.2%)減った。▶︎女性が前年より増えるのは2年ぶりだった。▶︎白書では、2020年と過去5年(2015~2019年)の平均値とを比較して、コロナ禍の女性たちへの影響を調べた。▶︎データを比べると、働く女性の自殺が増えていた。職業別で最も増えたのは「被雇用者・勤め人」で、381人増。▶︎次いで「学生・生徒」は140人増だった。▶︎逆に「そのほか無職者」は98人、「主婦」は70人それぞれ減少。▶︎原因別でみても、「勤務問題」が過去5年平均より34.8%増えていた。▶︎コロナ禍で雇用環境が悪化し、非正規雇用で働く女性の割合が拡大した。▶︎厚生労働省は「新型コロナの感染拡大による労働環境の変化が、自殺者の増加につながる要因の一つと考えられる」としている。▶︎自殺に関するSNS相談を利用したのも、女性が多かった。▶︎二つの特定NPO法人が新たに設置した新型コロナに特化した相談窓口には2020年度、延べ8262件の相談があった。▶︎このうち性別が把握できた7558件の8割にあたる6180件が女性からの相談だったという[*朝日新聞 2021.11.02付記事抜粋]
▶️非正規雇用拡大政策の元凶である安倍晋三氏と竹中平蔵氏は、この報道を見てどう思うのだろうか?〆
■『コロナ禍で急増の「移住者」…地元民必読「ヤバそうな都会人」を見分ける6つのポイント』
コロナ禍の移住ブームで、今や日本全国の山という山は、さながら高度経済成長期の多摩ニュータウンである。▶︎昨日まで森であった場所は、わずか数日で、ものの見事に禿げ山と化し、「今が売り時」と見た地元地主やディベロッパーによる開発は、ひところ全国で反対運動が勃発していた「太陽光発電」をしのぐほどだ。▶︎かつて太陽光発電に反対していた人々も、地主らが「山を売って家を建てる」と言えば、それを反対するわけにもいかない。▶︎これまで閑静で風光明媚だった里山や別荘地は、今や多摩ニュータウンか千里ニュータウン……。▶︎ディベロッパーもまたすごい。▶︎持ち込む手法は都会と一緒である。▶︎つまり、都心の手狭な土地で利益を出す手法そのままだ。▶︎手前、奥、手前、奥と、敷地延長で建売住宅を建てる要領で、田舎暮らしの家であればせいぜい1軒の広さの土地に、2軒、3軒、ついにはズラッとトレーラーハウスまで並べている。▶︎首都圏郊外の新興住宅地とさして変わらない。▶︎いや、それ以下の住環境の場所も急増している。▶︎山に来てまで都会と同じ距離感で暮らして何が楽しいのか、と思うほどのせせこましい風景が急速に広がっているのだ。▶︎だが、都会から避難してくる移住者らには、それもまた「新鮮」に映るようだ
◆“手頃な夢の一戸建て”
時勢に乗って、デュアルライフだ、田舎暮らしだ、を前面に出して「バブル以来だよ」とウハウハの地元不動産業者によれば、そんな物件でも飛ぶように売れている。▶︎理由はこうだ。▶︎「だいたい、都会でマンション暮らしをしていた人ばかりですから。▶︎都会で一軒家を持てた人は、狭小もいいところのこんな物件は買いませんね。▶︎マンション暮らしで息を詰まらせて生きてきたところに、コロナ禍に襲われて、じゃあ地方に出てみるかとなった、いわゆる資産家ではない人たちが相手です。▶︎彼らにとっては、どんなに狭くても、ギスギスしていても、そうは見えないんですよ。▶︎いわば夢のマイホーム、夢の一戸建てなんです。▶︎マンションが山小屋に変わっただけですから。▶︎コロナ禍での移住者っていうのは、富裕層とはまた違いますから。▶︎むしろ長く公営住宅や団地で暮らしていた人が、最後のカネを握って、小さくても一戸建てという夢を叶えに来るような感じです。▶︎だから、値段が張りすぎる物件よりも、むしろ小さなもののほうがいいんですよ。▶︎手頃な夢の一戸建てで」
◆トレーラーハウスの課税問題
結果、昨日まで風光明媚だった里山に、違和感たっぷりでチープな風体のトレーラーハウスが急速に溢れている。▶︎このトレーラーハウスは、置くだけで別荘となる手頃なものだが、自治体にとっては新たな課税問題が発生している。▶︎造るほうも売るほうも、「車両だから固定資産税がかからない」を売り文句に客引きをするが、あまりの急増ぶりもあって、自治体は山間部に突如“置かれる”トレーラーハウスのすべてを現地調査が追いつかないのだ。▶︎2020年3月に読売新聞が掲載した記事(註1)にも、《基本的に固定資産税や不動産取得税はかからない》とある。▶︎ただし、無税には《車両として扱われる》ことが求められ、ライフラインの設置や車検など一定の設置要件を満たすことが必要だ。▶︎「動ける状態のものは車両、そうでないものは家屋と見做す」とはいう課税方針は一貫しているものの、しかし、そこはそもそもが「固定資産税がかからない」という売り文句に惹かれて購入しているオーナーらである。▶︎巡回してくる自治体担当者から「これは車両ではありません。▶︎家屋と見做しますから課税しますよ」と言われて、おいそれと引き下がるわけはない。▶︎なんといっても、相手は権利意識が強く、自己主張の末に都会で生き延びてきた「移住者」である。
◆タイヤの付いた家!?
繰り返しになるが、すぐに移動できる、あるいは移動させられる状態にあれば、トレーラーハウスに固定資産税がかかることはない。▶︎だが、汚水を水洗する浄化槽を土中に埋め、エアコンの屋外機も地面に置き、さらにはウッドデッキまで増設したトレーラーハウスも散見される。▶︎果たして、それは「車両」なのだろうか。▶︎実情は「タイヤの付いた家」ではないのだろうか。▶︎このため、自治体の担当者と移住者の間で、トラブルになるケースも増えているという。▶︎地方自治体は今、気持ちと財布に余裕があるわけではない、急増した非富裕層の「移住者対応」という新しい「行政課題」を突きつけられているのだ。▶︎非富裕層の移住者は、地元の習慣を無視する傾向がある。▶︎彼らは地元の平穏を乱す「地雷」となりかねない。▶︎では、コロナ疎開、コロナ移住によって押し寄せた新しい地域課題、「移住者という地雷」を踏まないためにはどうすればよいのか。▶︎平穏な里山の風景を揺るがすのが移住者という存在だ。▶︎田舎の人々が「移住者という地雷を見抜く」ための「鉄則」を示してみたい。
◆地雷移住者との議論は無駄
⚫︎鉄則1:「プライバシー」を掲げる移住者には気をつけろ
都会人は二言目には「プライバシー」を口にする。▶︎だが、田舎暮らしとはすなわち、プライバシーとは無縁の生活を指すに等しい。▶︎あるいは、あってもそれを口に出したが最後、地元地域とは「うまくやっていく気はありませんよ」と宣言しているようなものである。▶︎自治体の担当者や地域住民が「プライバシー」という単語を使う移住者に出会ったのなら、これは最も用心してかからなければならない相手であると構えなければ危ない。▶︎移住者本人でさえ、どこまで正確に理解しているのか分からない“自由”の概念を、自分を守る万能の盾のように主張する。▶︎それにとどまらず、ことある毎にプライバシー概念を振りかざし、地域住民を攻撃する……。▶︎こんな元都会人と論争しても始まらない。▶︎プライバシーを持ち出す移住者は、遠ざけるに越したことはない。
◆軽トラを巡るバトル
⚫︎鉄則2:地元ナンバーの軽トラックには気をつけろ
これまで「軽トラ」は地元民特有のアイテムであったが、コロナ禍後は、それが一変した。▶︎愛用の外車やレクサス、SUVは走行距離を抑えるために屋根付の車庫に隠し、地方の公道を地元ナンバーの軽トラで走る移住者が激増した。▶︎以前は軽トラと見れば、「地元の誰か」であることが想像できたが、移住者が地元ナンバーの軽トラを乗り回している状況となって、もはや車両からは移住者と地元民との区別がつかなくなった。▶︎軽トラは移住者の地元化カモフラージュのアイテムとなったのだ。▶︎これは地元民にはたまらない新手の“侵入手段”であった。▶︎これまで、横浜ナンバー、品川ナンバー、船橋ナンバーであったからこそ気兼ねなく鳴らせたクラクションも、同じ地元ナンバーとなれば、どこの有力者や大物が乗っているかわからず、遠慮が働くのが地方というもの、地元というものである。▶︎だが同じ軽トラでも、地元か移住者かを瞬時に見分ける方法は残っている。▶︎軽トラに草刈り機が積んであれば地元民、なければ移住者である。▶︎移住者は、地元総出の道普請や共有地の草刈りなどは行わない。▶︎草刈り機を軽トラに乗せて走ることはほぼない。▶︎移住者らも、あの手この手で地元の風景に溶け込もうとするが、まだまだということだろう。
◆明朗会計の問題
⚫︎鉄則3:領収書や明細を要求する移住者には気をつけろ
以前は、お願いしても地元自治会や、消防団、青年団、婦人会への加盟・加入をお願いしても入ってくれないケースが多かったが、コロナ避難増と共に理解を示す移住者も増加傾向ともいわれる。▶︎しかし、都会人は常に「明朗会計」であることを求めてくる。▶︎歌舞伎町のボッタクリバーのような扱いには極めて攻撃的になる。▶︎消防団や公民館などの集いに移住者を参加させれば、必ず「決算内容」や「領収書」を明示しなければ、移住者の気持ちはおさまらない。▶︎おさまらないどころか、訴えられかねないから要注意である。▶︎SNSがお盛んな最近では自分自身でネット発信するので、メディアが取り上げなかったとしても、あっという間に全国に悪評として知れ渡るということにもなりかねない。▶︎消防団や地元団体で移住者を受け入れるのであれば、領収書の完備と会計の明示、使途明朗であることが徹底して求められる。▶︎また、移住者は会社経営者や個人事業主が多い。▶︎彼らは生活のあらゆる局面が「お付き合い」である。▶︎青色申告・確定申告のためには、あらゆる出金に「領収書」が必要になる。▶︎移住者を受け入れるとは、領収書の発行が必要になるのと同義であると構えなければならない。▶︎何から何まで、どんぶり勘定で済ませられる地方には馴染まない人種である。
◆流転する移住者
⚫︎鉄則4:「センセイ」には気をつけろ
勤め人や経営者に加えて、コロナ移住で激増しているのが「センセイ」である。▶︎カネが余っているクリニック経営者の医師らは、高級車で来て、カネだけ落として帰っていくのでまだいい。▶︎問題は、いわゆる作家やジャーナリスト、ライターといった“センセイ”である。▶︎どこに住んでも生活が成り立つようなイメージがあるが、そもそも食える者はほんの一握りだ。▶︎中でも「元ジャーナリスト」は、最低な人種も少なくない。▶︎問題意識だけは高く、日常的な些事もあげつらい、ことを大きくする。▶︎地元住民にとっては、毎日、紛争の種をばらまかれているようでたまったものではない。▶︎陶芸家や画家というセンセイも多い。▶︎とはいえ、100人中99人は無名と言っていいだろう。▶︎彼らは極めて身軽に移動する。▶︎コロナ禍の風に乗って、パソコンとWi-Fiを抱えて流浪しながら、デュアルだ、ロハスだ、ネットジャーナリストだと、地元のあれこれをやり玉にあげては流転していく。▶︎移住者のうち、生活と商売が一致しているのは医者のセンセイだけであると心したほうがよい。
◆恨みは末代まで
⚫︎鉄則5:境界確定には気をつけろ
都会人は境界確定が大好きである。▶︎都会の感覚ですべてを「資産」だと考えるのだ。▶︎資産を維持するためには、不動産の境界確定をしていなければならないのだろう。▶︎しかし、そもそも山間部の土地は、たいがい緩い傾斜がついており、地面や土地は永年、下方に滑っている。▶︎こうした土地で地元民が境界確定している例などほとんどない。▶︎だが、都会人はそれを許容しない。▶︎境界確定を行い、何を求めて移住したのかわからないほど塀を張り巡らせる。▶︎背丈並みに高い塀も少なくない。▶︎とにかく、所有権は見えるかたちで囲わなければ気が済まないのが都会人というもの。▶︎結果、成城学園前と変わらない風景がそこかしこに広がっている。▶︎コロナ禍とは、地方の成城学園化をもたらしたのだと納得させられる。▶︎きっとそれもこれも、豊かな自然をありのままに愛でるよりも、「プライバシー保持」を優先させるためなのだろう。▶︎だが、越してきて早々、近隣に境界確定を持ちかけるのが都会人の特性でもある。▶︎この瞬間に田舎暮らしなど終わったと見做すべきだろう。▶︎ビジネスライクにいかないのが地方というものだから、境界確定の恨みは末代まで続くのだ。▶︎「あそこからあそこまでが私の土地だ」とゴリゴリ進め、ハンコをついた時には、地元の人々との人間関係は崩壊している。
◆地元理解の姿勢
⚫︎鉄則6:芝生を育て始めたら気をつけろ
都会人はなにかと芝生を敷きたがる。▶︎ゴルフ場のグリーンでも造成しているのかと見紛う手入れの良さである。▶︎地元にとっては、これほどありがたい話はない。▶︎都会人が求めるのは、ゴルフのグリーンと同じ青々しさだが、これは維持が難しい。▶︎ゴルフ場がどれだけのカネをかけてあの緑を維持しているのかを知らないのが都会人である。▶︎とりわけ山間部では、日当たりや気候、高度もあり、芝は造園においては実に“うるさい”植物である。▶︎また、海外種の芝を定着させるとなると、簡単ではない。▶︎もともと土まで入れ替え、さらに定期的に肥料を撒いたりと、それだけでも大変な費用である。▶︎かつ、芝は踏みつけに強くない。▶︎かつ、芝は弱いので、その上で何か作業をするとすぐにダメになる。▶︎それを理解した移住者は、次からはなるべく芝を踏まないようになり、まるでそこは触れることの許されない額装された絵画のような状態でしかない。▶︎芝の上でのんびりどころか、芝は触れてはいけないものとなったそこは、果たして何のための田舎暮らしの住処であるのか。▶︎本当の田舎暮らしを知っている移住者は自生の野芝を選び、無理解の都会人はケンタッキーブルーグラスを選び、肥料とともに地元でカネを使う。▶︎この作法の違いから、地元民は新たな移住者の「地元理解への姿勢」を見て取るのである。▶︎芝を踏まないことが、移住者という地雷を踏まない最善の方法でもある。▶︎一面に芝が広がっていれば、そこは移住者の土地である[*デイリー新潮 2021.11.01付記事抜粋/文:清泉亮氏・ルポライター、文筆家]
▶️コロナ疎開、コロナ移住の弊害が、こんなカタチで現れていたとは驚きである。郷に入りても郷に従わない都怪人は、コロナウイルス以上にタチの悪い病かも知れない〆
■『「都心の不動産バブル」…コロナ禍後も続くと言い切れる理由』
◆都心部の人口は コロナ禍でも減っていない
9月末、4月に発出された緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置が全都道府県で解除された。▶︎感染症が多くなる冬に向け「第6波」の懸念はあるものの、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着きを見せはじめている。▶︎コロナ禍の折、メディアやSNS上で「コロナを回避すべく都市部から郊外や地方に人が逃げ出す」「リモートワークが普及し、地方移住する人が増える」との論調が聞かれたものだ。▶︎中には、そうしたことを契機に「不動産市場が大暴落するのではないか」と危惧する声まで散見された。▶︎しかし実際のところ、東京都心部から人が減ったという事実はない。▶︎東京都の住民基本台帳を元に作成した『東京都区部の人口動態調査』(図1)のデータを参考に、東京23区の人口がどのように動いたかを見ていこう。
2020年1月から2021年9月の間で、人口は約2万人減少した。▶︎しかし、その内訳は外国人住民が約5万人のマイナス、日本人住民は約3万人プラスとなっているのが分かる。▶︎また、世帯数も同様の傾向にある。▶︎つまり、コロナ禍が原因で留学や仕事を理由に来日する住民が減ったとは考えられるものの、日本人の住民はむしろ増加しているのだ。▶︎もちろんここ10年ほど、東京都心部への人口流入のペースは鈍化しており、コロナ禍による在宅勤務の増加が影響を与えたには違いない。▶︎だが、一方で在宅勤務によって、通勤時間の無駄に気づいた共働き世帯も多数存在する。▶︎東急グループが発表したアンケート結果(図2)にもそれは見て取れる。
コロナが原因で「転居した」または「転居を考えている」という人は全体のわずか6.2%にすぎない。▶︎筆者自身も、住宅診断やコンサルティングなどで複数の現場に出向いた経験上、この結果を肌で感じてもいた。▶︎「都心部から人が逃げる」という言説は、連想ゲームのように作られた都市伝説、あくまで雰囲気にすぎなかったのである。▶︎🇯🇵日本でのコロナの感染者数、死者数が他国と比べ相対的に少なかったことも影響しているのかもしれない。▶︎また🇯🇵日本では、コロナ以前から東京など都市部一極集中の社会構造がすでに構築されていたことの証しともいえるだろう。
◆買い換え需要が旺盛な 中古マンション市場
翻って、最新データに目を転じよう。▶︎『首都圏 中古マンション成約件数の推移』(図3)では、赤い折れ線グラフで示した「前年同月比の成約件数」の動きはめまぐるしく変わっている。▶︎2021年4、5月が大きく伸びているのは、2020年の同時期が緊急事態宣言中で極端に落ち込んだ反動もあるだろう。▶︎ただ、成約件数自体は、2021年4、5月もそれほど増えているわけではない。▶︎これは在庫数が極端に少ないためである。
さらに『首都圏 中古マンション平方m単価の推移』(図4)を見ると、成約平方m単価が同じように2020年4、5月に下がったものの、2021年9月までほぼ一本調子に上がってきていることがわかる。
さらに図5に示したように、都心3区(千代田・中央・港区)を中心に、成約平方m単価は「日経平均株価」にやや遅れる形で連動している。▶︎日経平均が2万9000円近辺で推移している現状、都心3区(千代田・中央・港区)、5区(3区+新宿・渋谷区)あたりまでの中古マンション成約平方m単価が上昇傾向にあるのも当然の成り行きと言える。
中古マンションの価格高騰には、新築マンションの発売戸数の激減も影響している。▶︎2000年代前半は首都圏だけで年間8万~9万戸近く販売されていた新築マンションも、今や2万戸台へと数を減らしている。▶︎さらに新築マンションが「チープ化」したことも影響している。▶︎アベノミクス・黒田バズーカ前は70平方m超えだった3LDKのマンションも、今はせいぜい60平方m台前半にとどまる。▶︎キッチンやユニットバス、洗面化粧台といった設備のグレードは下がり、室内の建具一つとってもチープ化は否めない。▶︎新築マンションがチープになったことは、すでに持ち家を所持している層の買い換え動機を鈍化させている。▶︎またコロナ禍で「住まいのあり方」が見直され始めたことも、中古マンションの人気を後押ししている。
▶︎2DK~3DKが中心のファミリー層向け賃貸物件に住んでいた世帯が、より広い間取りを求めて購入を検討し始めたのだ。▶︎その他、変動金利は0.41%、固定金利でも1%内外という超低金利であること、また住宅ローン残高の1%が戻ってくる所得税の住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除、期間最長13年)といった実質補助金のようなメリットなどにより、購入希望者が増えるのも至極当然のことだろう。にもかかわらず、売り物件が少ないので在庫は激減していく。▶︎それゆえ価格は維持、またはさらなる上昇をしていくしかないのだ。▶︎需要が強い半面、供給戸数は少ない傾向は続くことが考えられるが、ここ数カ月、在庫数に微増の気配が見えてきた。▶︎需給を改善するラインに届くまでは様子見が必要となる。
◆不動産バブルが 今後も続く理由
先述の通り、不動産市場は日経平均と連動しているが、不動産の場合は成約単価と売り出し単価には差が生まれる。▶︎その差は現在10%程度となっている。▶︎今は在庫数が圧倒的に少ないため、売り主が強い状況が続いているが、在庫数が増えるに従い、今後は成約単価と売り出し単価の差が縮まってくる可能性が出てくるだろう。▶︎売り出し価格と成約価格が均衡すれば、その後は価格が下がっていく傾向となるのが一般的だ。▶︎しかし、不動産価格は当面は下がらないと筆者はみている。▶︎その理由は、🇯🇵日本が「スタグフレーション」の様相に近づきつつあるためだ。スタグフレーションとは景気が後退しているのに、物価は上がっていく状況を指す。▶︎10月に入ってから、いろいろなものの値段が少しずつ上がっていることにお気づきだろうか。▶︎米以外の小麦、大豆、砂糖などの食品から、天然ガス、石炭、原油価格も高騰している。▶︎物価が上がると、不動産価格も上がっていく。▶︎賃金が上がらないにもかかわらず、物価が上昇するのだから、生活にも大きな影響を及ぼすのは間違いない。▶︎例えば、土地の価値や原材料費が上昇して1億円かかっていても、9000万円でしか売れないとしたら、当然供給が絞られるだろう。▶︎供給が絞られることによって、希少性が高まり価格が高騰しかねない。特に都心や駅近などで、不動産バブル傾向が続いていくと考えられる。[*DIAMOND online 2021.11.01付記事抜粋/文:長嶋修氏・不動産コンサルタント、さくら事務所創業者・会長]
▶️【用語解説】
『スタグフレーション』=景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のこと。同時に、金利も上昇基調となる。この名称は、景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Iinflation)」を組み合わせた合成語。[⇔「デフレ」=物価が持続的に下落していく経済現象であり、つまり、モノに対して、貨幣の価値が上がっていく状態]
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【コロナ禍のワンショット】
■『新宿駅・巨大猫の抜け毛を“ルンバ”が掃除ー11月2日から新映像』
新宿駅の新たな名所となっている、街頭ビジョンの3D巨大猫が換毛期シーズンに突入。▶︎抜け毛が大量に発生しているが、それをロボット掃除機の「ルンバ」が掃除する映像「#ネコにルンバを」が、11月2日から放映開始される。▶︎街頭ビジョンの住所は新宿区新宿 3-23-18 クロス新宿ビル屋上。▶︎「#ネコにルンバを」の映像は、11月2日~12月31日まで放映(※期間は変更になる場合がある)。放映時間は7時~25時の間の毎時2分15秒から、1回30秒の映像[*Impress Watch 2021.11.02付記事抜粋]
■『繁華街で道路陥没「ごみ収集車はまった」…吉祥寺駅近く、けが人なし』
11月2日午前6時ごろ、東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目で、「道路が陥没してごみ収集車の後輪がはまった」と、運転手の男性から110番通報があった。▶︎警視庁武蔵野署によると、陥没があったのは東急百貨店吉祥寺店の北側の道路。▶︎アスファルトが幅約4メートル、長さ約10メートル、深さ2~5メートルの穴があいた。▶︎けが人はいないという。▶︎陥没のあった道路とその隣の工事現場の地中境界線部分にあったコンクリートには2~3メートルの損傷が確認されており、損傷部分から道路側の土が工事現場側に流れ出していたという。▶︎現場はJR吉祥寺駅の北西約270メートルの繁華街で、飲食店や衣料品店が立ち並ぶ。▶︎道路が幅広く陥没している様子に、通勤中の人たちは「うわ、落ちてる」「やばいやばい」などと声を上げスマートフォンのカメラを向けていた。▶︎この影響で、付近は一時通行止めとなり、多くの車が迂回(うかい)していった。▶︎陥没した道路のすぐ前で焼き鳥店を営む且田(かつた)幸久さん(56)は、11月2日午前6時前、近所の人からの「道路が大変なことになっている」という電話を受け、目を覚ました。▶︎外に出てみると、大きな穴。▶︎前日にこの道路を車で通ったが、特に異常は感じられなかったという。▶︎「昨日、ぼくが通った時に落ちていたかもしれない。怖いです」と話した[*朝日新聞社 2021.11.02付記事抜粋]
▶️都市インフラの老朽化。どこで起こってもおかしくない。先般の京王線無差別殺傷放火事件もそうだが、一歩外に出ればあらゆる場所で危険に遭遇するリスクは明らかに高まっている。未だ安全神話を信じる日本人の意識改革が求められる〆
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[*掲載日時:2021年11月2日(火)11:50]
それ、知らんかっとってんちんとんしゃん。









