【コロナノコトバ】PART.1821
■『コロナ抗体値も「カロリーみたいに」定期的にチェック…米富裕層たちの新トレンド』
多くの富裕層を会員に抱える、🇺🇸アメリカの医療コンシェルジュサービス。▶︎いま、そこで提供されている新型コロナウイルスの抗体価検査が人気だ。▶︎バカンスの前に、パーティーの前に、自分の抗体値を知ることで“安心を買いたい”人々は定期的に検査を受ける。▶︎専門家は注意を促すが、富裕層の耳には届かないようだ。◆「抗体がないなら、旅行にも行けません」……
ニューヨークのアッパー・イースト・サイドで高級ウェルネスセンターを経営するジューヒー・シン(46)はアマルフィ海岸に向けて飛び立つ前、水着を荷物に詰め、10歳の息子を母に預けた。▶︎それから、専属ドライバーの運転でマンハッタンの医療コンシェルジュサービス「ソリス・ヘルスケア」に向かった。▶︎新型コロナウイルスの抗体価検査をするためだ。▶︎彼女は2月にジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン接種を受けたが、ティレニア海を見渡す5つ星リゾートで友人たちと合流する前に、まだ免疫が充分あるかどうか確かめたかったのだ。▶︎「抗体がないなら、旅行にも行けません」。▶︎彼女はそう話す。24時間後、「14.8AU/ml」という検査結果を知らせるメールが届いた。▶︎専門家たちは、抗体の量はウイルスから守られているかどうかの基準にはならないと注意を促す。▶︎だが、人々はこの数字をこう解釈する。▶︎「少し数字は落ちましたが、まだワクチンの効き目があるとわかりました。▶︎守られているということです」。▶︎抗体量の定期的な検査は、神経質な富裕層の間では一般的なものになりつつある。▶︎「私の患者や友人の多くも抗体価をチェックしています」とシンは語る。▶︎「アッパー・イースト・サイドやハンプトンズでは、ディナーでの会話のようなものです。▶︎カロリー計算をしている感じだと言えるでしょう」。▶︎ソリスをはじめとする医療コンシェルジュサービスは、顧客に特典として抗体価検査を提供している。▶︎ロサンゼルスのソリスでディレクターを務める医師のスコット・ブラウンシュタインは「毎日、人々の抗体量の検査をしている」と話す。▶︎カリフォルニア州ビバリーヒルズにある高級医療機関「マイ・コンシェルジュMD」では、ハリウッドのエグゼクティブやセレブらが、車から降りることなく抗体価検査を受けられるようドライブスルー形式の検査場を設置した。▶︎しかし、ニューヨーク大学グロスマン医学部で生命倫理の教授を務めるアーサー・キャプランは、こうした抗体検査の過剰使用に難色を示す。▶︎「それらを推進する医師たちは、優れた科学を推し進めているとは言えないでしょう。▶︎彼らは患者たちを危険にさらしているとも言えます。▶︎なぜなら、いまだ抗体レベルの基準というものが存在しないからです」。▶︎検査を受ける人々のなかには、免疫不全の患者や、感染すると重症化しやすい人と同居しているからという人もいる。▶︎また、国際線に乗る前やパーティーに参加する前など、安心のために受ける人もいる。▶︎あとは、ヘルスケアアプリの時代には当たり前になったように、ただ自らの健康状態についてもっと情報を持っていたいと考えて受ける人々だ。▶︎「私たちの患者はとても分析的」だと話すのは、カリフォルニア州モンテシートにある民間医療センター「モンテシート・コンシェルジュ・メディスン」を経営する医師アラン・ヴィリオーネだ。▶︎「抗体値を知りたがる人は多いです。▶︎新たなトレンドになっています」。▶︎抗体量の少ない人たちは、それぞれの行動や人生の選択を変えることになるかもしれない。▶︎「結婚式の欠席を決めるかもしれませんし、追加の予防措置をとるかもしれません」。▶︎なかには、ワクチンのブースター接種という選択をする人もいる。▶︎FDAはいま、免疫不全の人にのみ追加接種を許可しているが、100万人以上のアメリカ人がすでに未承認で3回目のワクチン接種を受けたというデータもある。
◆抗体価検査が引き起こす潜在的なリスク……
「血清検査」としても知られる「抗体検査」は、比較的簡単な手順の検査だ。▶︎指先から採取した血を使い、ウイルスと戦うための免疫システムによって作られたタンパク質を調べる。▶︎抗体検査はウイルスそのものをチェックするものではないため、ウイルスに感染しているかどうかの診断はできない。▶︎「簡単な血液検査です。▶︎国内のあちこちに大規模な検査機関があるため、結果は翌日に出ます」とブラウンシュタインは話す。▶︎「費用もそこまで高額でもありません。▶︎ほとんど保険でカバーされますが、そうでなくても100~200ドル(約1万1000~2万2000円)です」。▶︎しかし、その検査の結果から得られる情報は限られている。▶︎現時点では新型コロナウイルスの原因となるSARS-CoV-2への抗体を調べるだけであり、体内の免疫反応において重要な役割を果たすT細胞は調べられない。▶︎抗体量の基準もないうえ、そもそも統一された検査方法もない。▶︎たとえば、ソリスで抗体検査を受けた人の結果が「20以上」と出たとしても、ほかの検査機関では「270以上」になるかもしれないのだ(抗体のない人は、「陰性」という結果になる)。▶︎さらに、数字が高いからといって、免疫力が高いとも限らないという。▶︎「4と15の違いを示す正確なデータはない」とブラウンシュタインは言う。▶︎「あなたが9で私が8だから、あなたのほうが守られている、とは言えないのです」。▶︎実際、🇺🇸アメリカ食品医薬品局(FDA)は免疫力を測るために抗体検査を利用することは推奨していない。▶︎むしろ、その潜在的なリスクを警告している。▶︎高い抗体値を得た人は、マスクの着用など予防措置がおろそかになり、場合によっては感染し、周囲に拡大させてしまう可能性があるということだ。▶︎ニューヨーク大学のキャプラン博士も、「人々に誤った安心感を与えることに繋がる」と指摘する。▶︎加えて、キャプランが懸念を示すのは、抗体量を理由にワクチンの追加接種を受けない人々が出てくることだ。▶︎「たとえ抗体を持っていても、新たな変異株に対抗できるものとは限りません」と忠告する。▶︎それでも、どんな検査もどんな医療行為も高すぎると思わない、健康を気にする富裕層の間では、抗体価のチェックは習慣になりつつある。▶︎一方、貧しい人々は、悪い結果が出た場合に健康保険や仕事を失うことを恐れ、検査を避けることが多いという。▶︎「もし抗体価が低いとわかれば、突然『誰にも言えない。さ上司に職場に来るなと言われるかもしれない』と考えるようになるかもしれません」とキャプランは言う。▶︎「悪い結果を知らされることの代償は、富裕層が直面することはない問題です」。
◆「検査を受けないわけがない」……
高級物件専門の不動産業を営むテリー・コーエン(62)は、「🇮🇳デルタ株が蔓延するなか、自分の状況を知っておきたい」と話す。▶︎コーエンはすでに2020年の冬、アストラゼネカのワクチンを2回接種した。▶︎だが、ワクチンの効果に関する情報は変わり続けている。▶︎「月曜に聞いたことでも、次の月曜にはアップデートが必要です」。▶︎こうして彼女は、月に1度のペースで抗体検査を受けるようになった。▶︎「検査を受けないわけがありません」。▶︎「私たちには抗体をチェックする手段があるのです。▶︎私にとっては知るべき情報です。▶︎前回の検査では充分な数値があり、少なくともいまのところ守られていると知って安心しました」。▶︎そんななか、医療コンシェルジュサービスの医師たちは、免疫力を測る別の方法も提供し始めた。▶︎ソリスではいま、T細胞を調査できる200ドルの検査を提供している。▶︎「検査できる機関が少ないので、難易度は上がります。▶︎結果が出るまでにも7日かかりますが、それでも価値はあると思います」とブラウンシュタインは言う。▶︎モンテシートの医師ヴィリオーネも、「これまでに2~3人の顧客からT細胞のテストを依頼された」と話す。▶︎「いまは特別な機関でしか検査できませんが、1ヵ月もすればもっと一般的になると思います。▶︎多くのデータを持つことがトレンドですから」[*COURRiER JAPON 2021.09.24付記事抜粋]
▶️貧富の差がこんなところにも現れているという事象。セレブたちは定期的な抗体検査、抗体量検査、T細胞テストなどの最先端の検査リストを勲章の様に誇らしく掲げ、お互いの富を競い合う時代が来るのかも知れない。あ〜セレブになりてぇーなー♪〆
■『コロナ重症化予防…モデルナ製が優れる』
🇺🇸米国で承認されている新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン3種〔モデルナ製、ファイザー製、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製〕の有効性の違いが、🇺🇸米疾病対策センター(CDC)のMMWR Morb Mortal Wkly Repに報告された。▶︎新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による入院の予防効果を検証したもので、モデルナ製が93%、ファイザー製が88%、J&J製が71%と、モデルナ製で最も高かった。
◆3,689人対象の症例対照研究……
CDCは、2021年3月11日〜8月15日に🇺🇸米国の医療機関21施設に入院した18歳以上の3,689人を対象に症例対照研究を実施。▶︎🇺🇸米国で承認済みのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン2種(モデルナ製、ファイザー製)と1回接種タイプのアデノウイルスベクターワクチン(J&J製)の計3種について、COVID-19による入院の予防効果を検証した。▶︎その上で、3施設で登録した健康人100人を対象に、3種のワクチン接種完了から2〜6週後のSARS-CoV-2に対する血清抗体価〔抗スパイク蛋白質免疫グロブリン(Ig)Gおよび抗受容体結合ドメイン(RBD)IgG〕について、モデルナ製、ファイザー製、J&J製を比較した。
◆ファイザー製は接種完了後120日以降に効果が減弱……
解析の結果、調査期間中にワクチン接種を完了したのは1,327人だった(モデルナ製476人、ファイザー製738人、J&J製113人)。▶︎COVID-19による入院の予防効果は、mRNAワクチンではファイザー製の88%(95%CI 85〜91%)に対し、モデルナ製では93%(同91〜95%)と有意に高かった(P=0.011)。▶︎J&J製は71%で両mRNAワクチンより低かった(95%CI 56〜81%)。▶︎さらに、調査期間をワクチン接種完了後14〜120日と120日以降に層別化して検討したところ、モデルナ製の予防効果は14〜120日で93%(95%CI 90〜95%)、120日以降で92%(同87〜96%)と長期にわたり維持されていた一方、ファイザー製はそれぞれ91%(同88〜93%)、77%(同67〜84%)と、継時的に有意な減弱が認められた(P<0.001)。▶︎J&J製は、ワクチン接種完了後28日以降で68%(95%CI 49〜80%)だった。▶︎ワクチン接種完了後の抗体価について、抗RBD IgG価中央値はモデルナ製が4,333BAU/mL〔四分位範囲(IQR)3,134〜7,197BAU/mL、幾何平均4,274BAU/mL、95%CI 3,393〜5,384BAU/mL)と、ファイザー製の3,217BAU/mL(同2,048〜4,668BAU/mL、2,950BAU/mL、2,325〜3,742BAU/mL)、J&J製の57BAU/mL(同26〜94BAU/mL、51BAU/mL、30〜90BAU/mL)に比べ有意に高かった(P<0.001)。▶︎抗スパイク蛋白質IgG価についてもモデルナ製が最も高かったが、有意差はなかった(図)。
[図. ワクチン接種完了から2〜6週後の抗体価]
以上の結果を踏まえ、CDCの研究チームは「2回接種のモデルナ製およびファイザー製mRNAワクチンが、1回接種のJ&J製アデノウイルスベクターワクチンよりも入院予防効果があることが示唆された」と指摘。▶︎ファイザー製の有効性が接種完了後120日以降に減弱していた理由については、モデルナ製との間にある①mRNAの含有量②投与間隔③各群の特徴―の相違を挙げている[*時事メディカル2021.09.24付記事抜粋]
▶️各社ワクチンの有効性は一長一短。時間の経過とともにその優位性は変動するものと考えられる。むしろ注目すべきは、“いつまでワクチンを打ち続けなければならないのか?”ということではないだろうか。ワクチン接種無限地獄に陥り、返って健康被害を及ぼす様なことになれば本末転倒である〆
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[掲載日時:2021年9月24日(金)13:15]
それ、知らんかっとってんちんとんしゃん。

