【コロナノコトバ】PART.1725


【全文2】『菅首相が「宣言」延長&「退陣」会見退陣後も拉致問題解決に取り組みたい』


◆この1年の地方政策をどう評価するか……

秋田魁新報:秋田魁新報の加藤です。▶︎総理は昨年の就任から秋田出身、地方出身ということを繰り返し述べていたと思います。▶︎重要政策の1つには地方創生も掲げていました。▶︎先ほど、この1年間、コロナとの闘いに明け暮れたというご発言ございましたけれども、地方政策についてまだまだ道半ばだったと感じます。▶︎この1年の地方政策について総理はどう評価いたしますか。▶︎次の政権に望むこともあれば併せてお聞かせください。

菅首相:私自身は秋田県で生まれ育ったことを誇りに思って政治の世界に入っております。▶︎そういう中で、地方が元気にならなければ日本全体は元気にならない。▶︎そうした中で地方創生、地方の活性化、そうしたものに力を入れてきております。▶︎私のある意味の原点はふるさと納税の創設だったと思います。▶︎地方から東京に出てきて、高校を卒業するまでは地方の市町村で1500万円ぐらい将来の子供たちにお金が掛かりますから、予算でつぎ込んで、東京へ出てきて働くと納税すると、これは東京になるわけですから、それはちょっとおかしいという中で、ふるさと納税というものを総務大臣のときに提案をして、今、定着をしてます。▶︎おかげさまで、昨年は65006600億円になったと思います。▶︎かつてない最高のふるさと納税が出てます。

◆地方活性化の切り札はインバウンドと農林水産品輸出……

それと同時に私自身は地方活性化する切り札というのはインバウンドと農林水産品の輸出だと思ってました。▶︎この2つに力を入れてインバウンドによって地方の地価が27年ぶりに、一昨年ですが、プラスに転じた。▶︎ですから、そこは間違いなかったと思うんですけども、インバウンドもあのような状況でありますので、ただ、農林水産品の輸出というのは、昨年はこのコロナ禍でありましたけども、史上最高ですか、9000億円を超えてます。▶︎今年になっても30%増えてます。▶︎そうしたことをしっかり行っていきたいというふうに思ってます。▶︎また秋田については洋上風力、さらにカーボンニュートラルを私が宣言しました。▶︎そうした中で、かねてより秋田というのは洋上風力について、再生可能エネルギーの大きな期待があるところでありますので、洋上風力の促進地域への指定をされてますんで、そういう中で将来、大いに期待をできるのかなというふうに思ってます。▶︎いずれにしろ、やはり地方を元気にすることが日本の元気につながっていく、そういう思いの中で取り組んでいきたい、こう思います。

司会:続きまして、それではTBSの後藤さん、どうぞ。

◆どういう状況になればGo To トラベル再開が可能か……

TBSテレビTBSの後藤と申します。▶︎総理にお尋ねします。▶︎先ほど、冒頭の会見でもこの1年間を振り返られたんですけれども、特に総理、最初の時期、力を入れられた政策にGoToトラベルがあると思います。▶︎これはおそらく、この次の政権に委ねることになると思うんですけれども、今日も行動制限の緩和について言及がありました。▶︎そういった中で、総理はどういった状況に、環境になればGoToトラベル再開ということが可能だというふうにお考えでしょうか。▶︎現時点でのご認識をお願いします。

菅首相:まず、本日決定した方針によれば、ワクチン接種の進捗状況だとか、あるいはワクチンや検査を受けた方については旅行を自粛する要請の対象には含めずに、感染状況を十分に踏まえて観光振興を行うことができる、検討するということが今日の報告には書かれてます。▶︎ですから、そういう中でGoToトラベルも当然課題に上ってくるというふうに思ってます。▶︎日本、旅行関係者というのは900万人いて、ホテルや旅館だとか、食材だとか、お土産屋さんだとか、多くの旅行関係者の方は地方経済の下支えをしてらっしゃる方が多いわけですから、そうしたことも含めてこのコロナ接種が、今月いっぱいには11回接種が7割、2回接種が6割、そうしたことが起こると思います。▶︎海外では5割を超えるとそうした開放している所が数多くあります。▶︎そうした中で、まず進捗状況を見ながら進めていく中でGoToトラベルも考えられる、そういうことになってくるだろうというふうに思いますし、まずは県内だけのやつもあります。▶︎そうしたことからも含めて、さまざまな対応が可能だというふうに思ってます。

司会:それでは、The Straits Timesのシムさん、どうぞ。

◆これまでと違ったやり方を選べるなら何を選ぶか……

The Straits Times🇸🇬シンガポールのThe Straits Timesという新聞のウォルターと申します。▶︎総理に伺います。▶︎より早い段階でコロナ政策が強化されていれば、緊急事態宣言の効果がもっと早く見え、今までのように宣言の発令を繰り返したり、延長したりする必要がなくなり、内閣支持率の低迷、総理の退任も避けられたのではないかとの意見があります。▶︎振り返って総理がこれまでと違ったやり方をできれば何をしますか。▶︎そして新しい首相が今日説明されたコロナ出口戦略に従うことをどのように確保できますか。よろしくお願いします。

菅首相:まず、緊急事態宣言のことでありますけれども、できる限り国民の皆さんの生活に影響しないような形で、ピンポイントでこの対策を講じるということが極めて大事だというふうに思っています。▶︎そういう中で、専門家の委員の先生方の意見を聞きながら、やはり感染拡大をする中で飲食、そうしたことに対応して、世界と違ってピンポイントで行ってきたということは、これは事実であります。▶︎日本には海外のようなロックダウン、外出を禁止する、そうしたことは極めて難しい状況でありますので、そうしたことの緊急事態宣言・まん延防止・解除、そうしたことをうまく対応しながら進めていくというのが、この日本でありました。▶︎そういう中でワクチンが出てきて、ワクチンがやはり切り札になる、そういう中でワクチン接種に全力で取り組んできているということであります。▶︎最後の質問はちょっと私、聞き取れなかったんですけども。

司会:最後のご質問をもう一度お願いいたします。

菅首相:すいません。

The Straits Times:新しい首相が今日説明されたコロナ出口戦略に従うことを、どのように確保できますか。

菅首相:これは自民党の総裁候補が決まれば、その人が内閣総理大臣になります。▶︎そういう中で、今の私たちが考えてきた仕組みというものをしっかり伝えて協力していきたい、こういうふうに思っています。

司会:それではNHK、長内さん、どうぞ。

◆河野氏が総裁選出馬の意向。どう受け止める……

NHKNHKの長内と申します。▶︎自民党総裁選挙について総理にお伺いします。▶︎総理が立候補しないという表明をされたことで、菅内閣の一員ということで自重してきた河野さんが立候補表明をするということになったわけですけれども、このことについてはどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

菅首相:実は私自身も官房長官のときに出馬表明しました。▶︎立候補してからも記者会見なども行っておりました。▶︎閣僚として任された仕事は責任を持ってそれぞれ行うということが当然のことだというふうに思います。▶︎また、総裁選挙に出馬する・しないというのは、やはりそれは政治家として、閣僚であっても判断をして、論争をしっかりやって活性化していくということが極めて大事だというふうに思います。▶︎ですからいろんな方が立候補して論戦を張っていくことは、考え方を述べるということはいいことじゃないかなというふうに思います。

司会:それでは日本経済新聞、重田さん、どうぞ。

◆感染症対策を担う行政組織の課題は……

日本経済新聞:日本経済新聞の重田です。▶︎よろしくお願いします。▶︎コロナ対策の行政組織についてお伺いします。▶︎総理は先ほど厚労省のことを縦割りと言及されまして、改革の必要性に言及されたのかと思います。▶︎与野党からも日本版のCDCのような司令塔を立ち上げるべきだという意見が上がっていますが、これまでの総理のご経験を踏まえると、感染症対策の行政組織のどこに課題がありまして、どういう組織の在り方が望ましいというふうなお考えでしょうか。▶︎総理のご認識をお聞かせください。

菅首相:まず、感染症対策というのは、厚労省の中でもさまざまな局があります。▶︎ワクチン・治療薬の開発・承認するところとか、薬価・診療報酬だとか、あるいは医療機関への要請、医療物資の確保、これぐらいの局がありますから、そうした局、そしてまた縦割りを乗り越えるために、各省庁間の横断する対策本部、これも国としてはつくってきました。▶︎例えば分かりやすいのが、このワクチン接種ですけれども、これもやはり厚労省ではなくて総務省にも、厚労省だけではなくて総務省にも入ってもらって、さらに必要なものについては経産省とか国交省とか、全部入って対応してきました。▶︎ですから厚労省だけではなくて、これだけ大きなことというのは国を挙げて行わなきゃならないと。▶︎そういう意味で、まずしっかり体制を整える。▶︎それと同時に国と地方の関係もそうです。▶︎国と自治体との壁もありますから。▶︎さらに保健所の在り方というのもやはりさまざまな問題があったというふうに思っています。▶︎保健所に対して厚労省から直接は、なかなか指揮することはできないわけですから。▶︎東京都からもなかなかできない。▶︎東京23区でいえば23区で保健所というのは管轄になっていますので、そうした行政組織全体も、こうした新型コロナのような状況については1本でさまざまなことを対応することができるような、そうした組織というのがやはり必要かなというふうに思っています。▶︎先生、何かありますか。

尾身会長:私は日本の行政というものは、もう行政官、本当にこれは休みもなく深夜まで働いて、そういう意味では本当に心より敬意を表したいと思います。▶︎そういう中で、これからより良くするために私自身が専門家として感じたことは、例えばワクチン接種というものについては総理がリーダーシップでかなり進みましたよね。

◆短期間で多様な専門家が集まる仕組みが不十分……

ところがこれまでにいろんな問題が、例えば疫学情報の自治体間あるいは自治体と国との共有というのが、これはもう感染対策のそれこそ一丁目一番地だし、あるいは保健所の機能の強化、あるいは検査のキャパシティーの強化など、さまざまな問題があったわけですけれども、その問題については私は、政府は十分認識していたと思いますけれども、1つのこれからの改善すべき点としては、問題は認識していたんだけど、それを解決するための責任の所在というものが少し、私は曖昧であったんだというふうに思います。▶︎今申し上げた、例えば疫学情報の共有というもの。▶︎実はこれを解決するためには、単に医学的なことだけではなくて、地方分権の問題、国と地方の在り方、あるいは個人情報の問題など、これは単に1つの問題だけを解決するというようなことでは、私は難しいと思います。▶︎広い観点での深い分析が必要だと思いますけど、日本ではある特定の研究テーマについて研究費を出して、それに関して時間を掛けて分析するというシステムは、これは非常に優れたものがありますけれども、こういう危機の状況で新たに直面する課題が出てくるわけですよね。▶︎それについて短期間で多様な専門家、これは医療だけじゃなくて。▶︎そういう集まるような仕組みが少し不十分だったと思います。▶︎従って、これから求められるのは、政府内にコアの専門家というのは当然必要ですけれども、非常時には、これはあらかじめ決めておくことが必要で、ロスターといいますけど、非常時にはあらかじめ、日本にいろんな人的資源がありますから、そういう人たちにあらかじめ、こういう場合には来てくれという任命をしておいて、それが、ボタンが押されればすぐにそうした専門家集団が集まって、政府あるいは総理に助言するという仕組みを、私はこれからつくるべき。▶︎これが1つ、行政の、この経験をして学んだことではないかと私は思います。

司会:それでは、ドワンゴの七尾さん、どうぞ。

◆今後、北朝鮮による拉致問題とどう向き合うのか……

ニコニコ動画:ニコニコ動画の七尾です。▶︎よろしくお願いします。▶︎連日お疲れさまです。▶︎就任からわずかの期間で総理、さまざまな改革を実現されたことは、今後の日本にとって非常に大きいことだったと思います。▶︎ただ、その一方で、安倍政権に続き、菅政権でも北朝鮮による拉致問題の解決を最重要課題と位置付けていらっしゃいましたけれども、未解決のままです。▶︎今後、いったん総理は退任されますけれども、今後、この拉致問題とどう向き合うのか。▶︎これを1点お聞きしたい。▶︎また、次期総理がこの拉致問題を最重要課題として掲げるのかという問題がございます。▶︎次期政権にこの問題について望むことがあればおききしたいです。よろしくお願いします。

菅首相:私自身は北朝鮮のこの拉致問題に当選1回のときからずっと携わってきております。▶︎日本に1年間15回も出入港した万景峰号、あれの入港禁止の法案を作った1人であります。▶︎さらに、総務大臣のときはNHKに対して短波の国際放送で、拉致問題について重点的に放送を行うように命令放送というのを出しました。▶︎これは法律に基づいて出したんですけれども、さまざまなことを言われましたけども、それぐらいこの拉致問題をなんとか解決したい。▶︎そしてご家族の皆さんの切実な思い、特に多くの皆さんがご高齢化しております。▶︎そういう中で、もう時間がない。▶︎その中で解決をしなければならない。▶︎そういう問題だというふうに思っています。▶︎全ての拉致被害者の皆さんが1日も早く帰ってくる、そこに全力を注ぐのが、これは政治家として私自身、当然のことであると思っていますので、この総理大臣の退陣後も、拉致問題は私のまさに仕事として、積極的に解決に向けて取り組んでいきたいというふうに思っております。

司会:続きまして共同通信、吉浦さん、どうぞ。

◆衆院選では神奈川2区から出馬する考えか……

共同通信:共同通信の吉浦です。▶︎よろしくお願いいたします。▶︎次の衆院選への総理の対応についてお聞かせください。▶︎このたび総理は、総理大臣としては退陣を決意されましたけれども、近く実施される衆議院選挙にはこれまでと同様、神奈川2区から出馬されるということでお考えでしょうか。▶︎よろしくお願いします。

菅首相:私自身はその予定であります。

司会:続きまして、それではニッポン放送、畑中さん、どうぞ。

【全文3に続く】

[*THE PAGE 2021.09.10付記事抜粋]

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[掲載日時:2021910日(金)16:50


それ、知らんかっとってんちんとんしゃん。