【コロナノコトバ】PART.1560
■『新規感染者9割以上がデルタ株と推定…「死亡者増を懸念」』
[専門家組織の会合後に記者会見する脇田隆字座長]
国内の新型コロナウイルスの新規感染者数は8月18日、午後8時時点で2万3千人を超え、過去最多を更新した。▶︎感染のピークがみえないまま重症患者が急増し、各地で医療体制が逼迫している。▶︎コロナ対策を厚生労働省に助言する専門家組織は8月18日の会合で、「感染拡大の歯止めがかからない」との懸念を示した。▶︎直近1週間の新規感染者数は40都道府県で最も深刻な「ステージ4(感染爆発)」に相当し、前週の7月31日からさらに増えた。▶︎8月17日までの1週間の新規感染者は前週に比べて全国で1.31倍に増えた。▶︎都道府県別で1倍を下回ったのは福井県(0.84倍)と鳥取県(0.76倍)だけ。▶︎東京都は1.14倍で専門家組織座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は記者会見で「東京は少し踊り場的な状況になっている」と述べた。▶︎全国の重症患者は8月17日時点で1716人。▶︎第3波で最多だった1月26日の1043人、今春の第4波で最多の5月25日の1413人を大きく超えた。▶︎特に東京都が多く、過去の拡大期で最多だった1月20日の160人に対して、8月17日は276人。▶︎病床使用率も高まっている。▶︎少なくとも25都府県で5割を超えた。▶︎特に高いのは神奈川県の82.7%、滋賀県83.3%、沖縄県86.2%など。▶︎東京都は60.6%だったが、重症病床使用率は84.9%に達した。▶︎感染研は8月中旬時点で、全国の新規感染者のうち9割以上が感染力の強い🇮🇳デルタ株に置き換わったと推定した。▶︎一方、8月17日の1日あたりの死亡者数は厚労省の資料によると36人。▶︎第3波のピークは100人超、第4波のピークは200人超だった。▶︎重症化を防ぐワクチンの効果が出ているようだが、感染研は8月23日までの1日あたりの死亡者は最大で43人に増えると推定した。▶︎脇田座長は会見で「今後さらに、死亡者数が増加することを懸念している」と述べた[2021.08.18]
■厚生労働省:『ラムダ株感染者と接触可能な人のリスト共有漏れ』
厚生労働省は8月18日、新型コロナウイルスの変異株「🇵🇪ラムダ株」の感染が国内で初確認された東京五輪関係者と飛行機内で濃厚接触した可能性のある人のリストを、関係自治体や大会組織委員会と共有しないミスがあったと発表した。▶︎「🇿🇦ベータ株」の感染者に関しても同様のミスが1件あった。▶︎五輪関係者の30代女性は7月20日、🇵🇪ラムダ株が流行している南米🇵🇪ペルーから羽田空港に到着。▶︎検査で陽性が判明した。▶︎国際線では陽性者の前後2列以内に乗っていた人は濃厚接触者の可能性があり、滞在先の自治体と組織委にリストをメールで送り濃厚接触者かどうか確認してもらう必要があった。▶︎厚労省は「たくさんの業務を処理するなかで漏れてしまった。▶︎ダブルチェックする体制ができていないのが大きな原因」と説明している。▶︎厚労省は、🇵🇭フィリピンから入国したもう1件とあわせ、濃厚接触者の可能性のある人が感染していないことを確認したとしている。▶︎水際対策として求めている入国後14日の自宅待機中の健康状態確認で分かったという[2021.08.19]
■『デルタ株もいつの間にか蔓延…医師警鐘「ラムダ株もすでに市中感染している可能性」』
市中で猛威をふるう🇮🇳デルタ株。▶︎それに加えて、「🇵🇪ラムダ株」という名前を最近耳にした人も多いのではないか。▶︎じつはこの変異株、きたるべき第6波の主役になることが懸念されているーー。▶︎「7月20日、羽田空港の検疫で、🇵🇪ペルーの滞在歴がある30代女性から、南米で大流行している新型コロナウイルスの変異株の🇵🇪ラムダ株が、国内で初めて検出された。▶︎ところが厚生労働省が明らかにしたのは、それから17日もたった8月6日。▶︎7月23日に開幕した東京五輪に、これ以上の批判を集めないためにも、意図的に発表を遅らせたのではないか。▶︎🇺🇸米国ニュースサイト『デイリー・ビースト』は日本政府が“隠蔽した”と報じています」(医療ジャーナリスト)。8月12日、『報道1930』(BS-TBS)に出演した自由民主党の佐藤正久参院議員(60)は、7月23日の時点で女性が感染しているのは🇵🇪ラムダ株だと解析していたことを認めた。▶︎7月26日に国際機関に報告したが、8月6日に報道機関から問い合わせがあるまで、🇵🇪ラムダ株の上陸は発表しなかったという。▶︎さらに8月13日、感染していた女性が五輪関係者だったことも明らかになった。▶︎政府の姿勢を「論外だ」と切り捨てるのは、医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広氏だ。▶︎「いま、大流行している🇮🇳デルタ株のあとに流行するのではないかと懸念されているのが、今回、空港検疫で発見された🇵🇪ラムダ株です。▶︎恐ろしい変異株で、人口あたりの死者数が世界最悪となった🇵🇪ペルーを中心に、南米で猛威をふるっています」。▶︎2020年8月に🇵🇪ペルーで発見された🇵🇪ラムダ株。▶︎まだ🇯🇵日本ではほとんど知られていないこの変異株は、どのような危険性を秘めているのか。▶︎上氏が解説する。▶︎「🇵🇪ペルーでは2021年1月ごろから増加し始め、現在は新規感染者のほぼ全員が🇵🇪ラムダ株です。▶︎🇨🇱チリや🇦🇷アルゼンチンなど、周辺国にも広がりを見せています。▶︎2021年6月、🇵🇪ラムダ株のゲノムの全配列が公開されたのですが、10カ所以上が従来の株から変異していることがわかりました。▶︎特徴的なのがF409Sという部分の変異で、これによってワクチンの効果が従来型に比べ5分の1ほどに落ちると見られています」。▶︎🇵🇪ラムダ株の研究論文を発表した東京大学医科学研究所の佐藤佳氏は、ほかの変異株と同様、🇵🇪ラムダ株も「人類にとって潜在的な脅威となる」と結論づけている。▶︎「われわれの行った細胞実験では、従来型にくらべ感染力が1.5~2倍で、🇮🇳デルタ株と同程度でした。▶︎ワクチンを打つと得られる中和抗体の効き目も、従来型よりも2倍ほど弱いという結果。▶︎非常に危険な変異株である可能性が高いと見ています」。▶︎このような危険な変異株の上陸を🇯🇵日本政府は秘匿していたのだ。▶︎厚生労働省側は「🇯🇵日本では懸念される変異株(VOC)、注目すべき変異株(VOI)のどちらにも指定されていないため、発表しなかった」と弁明しているようだが、これは日本の独自基準での話。▶︎世界保健機関(WHO)の基準では、🇵🇪ラムダ株はVOIに該当する。▶︎🇬🇧アルファ株、🇿🇦ベータ株、🇧🇷ガンマ株、🇮🇳デルタ株が指定されているVOCより一段低い扱いだが、WHOが🇵🇪ラムダ株をVOCに格上げする可能性も取りざたされていて、🇯🇵日本の独自基準で指定がないので発表しなかったというのは、言い訳にはならないのだ。▶︎果たして、この恐怖の変異株にどう立ち向かえばいいのだろうか。▶︎🇺🇸米国ボストンに住む、内科医の大西睦子さんはこう解説する。▶︎「ニューヨーク大学がワクチン接種したボランティアの血液を検査したところ、モデルナ社やファイザー社製ワクチンは、🇵🇪ラムダ株に効果があるとわかりましたが、将来の追加接種(3回目以降の接種)も議論されています。▶︎しかし、🇯🇵日本は🇺🇸米国に比べワクチン接種率が低く、追加接種どころか、2回目の接種の予約を取ることも困難な状況。▶︎🇺🇸米国と同列には語れません」。▶︎こうした状況のなか、🇵🇪ラムダ株を上陸させない水際対策が大切になってくるが、ここに大きな穴があると、上さんは言う。▶︎「🇨🇳中国や🇹🇼台湾などは、水際対策で🇯🇵日本よりも厳しくPCR検査を徹底しているのに、網をすり抜けるように国内でコロナの感染者が出続けています」。▶︎一方、両国よりも、🇯🇵日本の検査体制はずっと甘い。▶︎「🇯🇵日本では1~2月には🇬🇧イギリスで発見された🇬🇧アルファ株が大流行しましたが、いまはそれが🇮🇳デルタ株に置き換わって、第5波として、猛威をふるっています。▶︎いずれの変異株も、いつの間にか検疫をすり抜け、市中で広がりました。▶︎🇵🇪ラムダ株がすでに国内に入り込んで感染者を少しずつ増やしていても、不思議ではない。▶︎2020年の流行時期と照らし合わせると、おそらく9月ごろから、第5波はピークアウトしていき、一定期間、小康状態がくることが予想されます。▶︎そして今年の冬に、新たな変異株が流行することになります。▶︎その第一候補が🇵🇪ラムダ株なのです」(上氏)。▶︎🇵🇪ラムダ株は冬に予想される第6波の“有望株”ということだ。
◆懸念される“悪いとこどり”の変異株……
次々と🇯🇵日本で流行する変異株。▶︎東北大学災害科学国際研究所で災害感染症を専門としている医師の児玉栄一氏は、複数の変異株がまん延すること自体に、強い危機感を抱いている。▶︎「たとえば、X型というウイルスとY型というウイルスに同時に感染してしまった場合、まれにXY型という、全く新しいタイプの“混合型ウイルス”が誕生することがあります。▶︎X型とY型のそれぞれの特性を引き継ぎ、病原性が強くなる可能性も。▶︎インフルエンザでは、実際に起きている現象です。▶︎流行する変異株の種類、そして感染者が増えれば、ハイブリッド型の変異株が誕生する確率が高くなってしまいます」。▶︎こうした事態を防ぐためにも、変異型の発見に注力するべきと、前出の佐藤さんが訴える。▶︎「しかし、現在、病院で一般的に行われている検査では、一部のゲノムの情報しか見ません。▶︎たとえば、🇬🇧アルファ株は501Yという箇所に変異があるのですが、検査ではそこに異常がなければ、ほかの場所に変異が生まれていてもわからないんです。▶︎精度が高いゲノム検査という方法をもっと普及させるべきです」。▶︎現状の検査体制では、新しい変異株の誕生はもちろん、🇵🇪ラムダ株が上陸していた場合の市中感染の把握も困難だという。▶︎無策な政府と、減る気配のない人流。▶︎日に日に、感染のリスクは増しているが、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスの徹底と基本に立ち返ってほしい。▶︎そして🇵🇪ラムダ株であっても、重症化のリスクを下げるのでワクチンは接種したほうがいいという。▶︎現在の第5波、そして懸念される第6波を全力で生き延びよう[*女性自身 2021年8月31日号記事抜粋]
■『F1日本GP中止「日本政府の要請」報道にファン反発…〝五輪開催はいいのか〟』
ホンダのラストイヤーとなるF1日本グランプリ(GP)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、大きな波紋を呼んでいる。▶︎鈴鹿サーキット(三重県)を運営するモビリティランドが8月18日、F1世界選手権の第17戦となる日本GP(10月8~10日)の開催中止を発表した。▶︎2021年の日本GPは長年F1活動を行ってきたホンダのラストイヤーで、タイトルスポンサーを務めることも決まっていた。▶︎さらに今季はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が総合優勝争いをけん引し、製造者部門でタイトル獲得への期待も高まっている。▶︎さらにアルファタウリ・ホンダのルーキー日本人ドライバーの角田裕毅が奮闘しており、F1ファンの注目が高まっていた。▶︎この決定を巡って、東京五輪の開催強行を引き合いに出して日本GPの中止を疑問視する声が上がっている。▶︎鈴鹿サーキットは「開催中止の決断をした」と発表しているが、F1公式サイトは開催中止について「キャンセルされた」としている。▶︎また、🇮🇪アイルランド紙「アイリッシュサン」は「パンデミックのため、🇯🇵日本政府の要請によりキャンセルされた」と政府の決定で中止が決まったと報道。▶︎そのうえで「🇯🇵日本は最近、東京五輪を開催し、8月24日からはパラリンピックも開催される。▶︎国内で新型コロナ感染が増えたため🇯🇵日本政府はレースを中止するよう動いたが、この決定はF1の代表者が感染対策の厳しいルールに従うことを約束しているにもかかわらず行われた」と指摘した。▶︎F1ファンからも東京五輪の開催を引き合いに出して不満の声が続出。▶︎ネット上では「🇯🇵日本の感染拡大は自民党政権による人災です。▶︎ F1は中止なのに、五輪開催はおかしいでしょう」▶︎「五輪より厳格な管理が行われるF1にNGを出す政府って何なんだろう」▶︎「無観客なら五輪よりもはるかに人員規模は小さいのにビザが発給されないとは」と批判が高まっている。▶︎新型コロナ禍の深刻化もあり、日本GPの中止はやむを得ないだろうが、その一方で東京五輪や一部のスポーツでは今後も国際試合が予定されている。▶︎〝特権〟に対する反感が出るものも当然だろう[20
■ 小池百合子都知事:『コロナ禍の五輪開催「東京と我が国の底力示し
た」…パラ“必ず成功”強調』
東京都の小池百合子知事は8月18日、都議会の第2回臨時会の所信表明において、新型コロナウイルス禍で行われ、8月8日に閉幕した東京五輪について「この未曾有の難局の中、歴史に残る祭典を成し遂げたことは、東京、そして我が国が持つ底力を示したものと言える」と述べた。▶︎小池氏は、8月24日に開幕を迎える東京パラリンピックに関しては「『パラリンピックの成功なくして、大会の成功はない』とかねてから申し上げている、私の一貫した思いだ」と強調。▶︎「安全安心な大会運営を最優先に、組織委員会や国、関係自治体などと連携し、パラリンピックも必ずや成功へと導く」と開催への決意を語った。▶︎東京を中心に全国的に感染拡大が続く中で実施されるパラリンピックの観客取り扱いについては、8月16日に国際パラリンピック委員会(IPC)や都、政府、組織委による4者協議で全会場での無観客が決定。▶︎小中高生などが学校単位で参加する「学校連携観戦プログラム」については、希望者を対象に実施する方針となった[2021.08.18]
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[*掲載日時:2021年8月19日(木)10:30]
それ、しらんかっとってんちんとんしゃん。



