【コロナノコトバ】PART.1484


『感染者急増の芸能界「コロナ対策が古すぎる」と厳しい指摘』




感染爆発に歯止めがかからない。東京都は89日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2884人報告されたと発表した。▶︎月曜日としては過去最多となる。▶︎そうしたなか芸能界では、731日に新型コロナウイルスに感染したと発表したタレントの野々村誠氏(57)が自宅療養中に症状が悪化し、85日に入院したことが判明。▶︎重度の肺炎であることが分かり、衝撃が走った。▶︎芸能界でも感染者が続出するなか、テレビ局の感染対策の甘さに厳しい目が向けられている。▶︎芸能界では、先月下旬から女優・永野芽郁氏、「くりぃむしちゅー」上田晋也氏、「南海キャンディーズ」しずちゃん、お笑い芸人・陣内智則氏、歌舞伎俳優・市川猿之助氏らが次々に感染。▶︎しずちゃんは20211月にも感染し、2度目の感染となった。89日も新たに、6人組ガールズバンド「BiSH」のハシヤスメ・アツコが感染を発表。▶︎メンバーでは3人目となる。▶︎また「HKT48」は、メンバー5人の感染を発表した。▶︎そうしたなか重症化したのが野々村氏だ。731日に感染を発表し、自宅療養中に症状が悪化し、85日に入院したという。▶︎妻でタレントの野々村俊恵が89日、情報番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)にビデオ出演。▶︎野々村氏について「(入院時に)検査をしたら肺が真っ白で、重度の肺炎ですということになった。▶︎私たちもそこまでひどくなってると思ってなかったので、まだ大丈夫と思っていた」と症状の急変に驚いたという。▶︎入院翌日には血中の酸素濃度が低下し、マスク型の酸素吸入器と心電計を付けなければいけない状況になってしまった。▶︎「熱は朝に聞いた時には36度台まで落ち着いてるということだった。▶︎なので私も少し安心をしていたんですけど、肺の方が心電図を付けなければいけなくなって、ちょっと状況があまり良くない感じがしているところです。▶︎いまベットから動けない。▶︎トイレとかお風呂とかも一切できない状況になって、寝ているだけ。▶︎回復することだけを願って待つだけです」。▶︎東京都では、731日に新規感染者が4058人を記録して以降、4000人を超えるのは珍しくなくなった。▶︎85日には5042人と、5000人を突破した日もある。▶︎売れっ子になればなるほど東京都内にあるテレビ局に連日、出入りする。▶︎都内の感染者がこれだけ増えれば、芸能人の感染が増えるのも当然だろう。▶︎「上田さんや陣内さんのような売れっ子が感染するリスクは必然的に高くなる。▶︎野々村さんも『バイキングMORE』のほか、TBSのクイズ番組『日立世界ふしぎ発見!』など、そこそこレギュラー番組が多いからね」(芸能プロ関係者)。▶︎そうした状況だけに、テレビ局の感染対策を一から見直す必要があるという声も。▶︎「これだけ感染者が増えてるのに、テレビ局の感染対策は数か月前とほとんど変わっていない。▶︎スタジオ収録では、アクリル版のついたてがあるだけで出演者はマスクを着用していないし、スタジオ内にスタッフやマネジャーがいることも。▶︎定期的に換気ができているとは言えない現場もあるし」(制作スタッフ)。▶︎バラエティー番組だけではなく、ドラマ制作現場も感染対策の見直しが求められそうだ。▶︎大阪のABC朝日放送では収録中のドラマ出演者9人が新型コロナに感染し、濃厚接触者を大量に発生させてしまった。▶︎またネット上には「タレントがマスクを付けないでテレビに出ているので、危機意識が薄れる」といった厳しい声も聞かれるなど、感染拡大を含め芸能界に厳しい目が向けられている[2021/08/10

▶️感染したのが芸能人と言うだけで大騒ぎしているだけ。こんな状況は今やどこでも起こり得ること。外部関係者の出入り多いテレビ局にしては、感染者発生をかなり抑えているような気がするのだが

『「便がすごい」「何日もおむつ替えていない」コロナ禍で浮かび上がった精神科病院の悲惨な実態』


731日にNHKEテレ)が放送したETV特集「ドキュメント  精神科病院×新型コロナ」は驚きの連続だった。▶︎コロナ禍で追い詰められる精神科病院の内部でカメラが医師や看護師、患者らを密着撮影した。▶︎ところが、その過程で「現代の🇯🇵日本で本当に起きていることなのか?」と思わず耳を疑いたくなるようなショッキングな現実が浮かび上がってくる。▶︎取材班による撮影の現場は、病床数898床で全国最大の精神科病院の東京都立松沢病院。▶︎20204月に新型コロナの専用病棟を設置して、精神疾患と新型コロナの両方の治療に取り組むなど先進的な精神科病院だ。▶︎精神科病院は、マスク着用を指示されても守ることができない患者もいるなどの理由で、一般の病院に比べ、新型コロナウイルスの感染防止策の徹底がより難しい。

◆「便がすごい」。転院してきた患者たちの悲惨な状態……

松沢病院は、他の精神科病院でクラスターが起きたときに新型コロナウイルスに感染している患者を受け入れることを決め、精神疾患のある患者たちが次々に転院してくる。▶︎衝撃的だったのは、他の精神科病院から救急搬送されてくる患者たちの状況だ。▶︎大切に扱われていなかった感じが明白なのだ。▶︎おしりの骨の部分が壊死。▶︎床ずれが骨にまで達している。▶︎真っ赤な皮膚の下で筋肉が死んでいるなど悲惨な映像が映し出される。▶︎患者本人や彼らがもともといた精神科病院の医療スタッフに聞いてみると、そこでは築60年以上の古い建物の畳敷の部屋に布団を並べ、大部屋に陽性の患者と陰性の患者を混在させたままでクラスターが発生していたことが判明した。▶︎「物品も不足気味というかあまり揃っていない精神科特有の環境」なのだと医療スタッフは証言する。▶︎2月にA病院(仮名)で起きた大規模クラスターで松沢病院に転院した患者の下半身を見たスタッフたちが思わず声を上げた。▶︎「うわ、便がすごい」「何日もおむつ替えていないんじゃない?」▶︎排泄物の処理がなされていない。▶︎患者にインタビューすると、陽性患者を大部屋に集めて外から南京錠で鍵をかけていた実態が分かった。

◆「水!水!水!」などの阿鼻叫喚が響く地獄絵図……

畳の部屋に布団を敷き、真ん中にポータブルトイレを置いて、全員がそこで排泄したという。▶︎カーテンや仕切りはなく「プライバシーは一切ない」と証言する。▶︎「仕切りもないし、している音も聞こえるし、当然、トイレしたら臭いし、している間も気まずいし」▶︎看護師を呼ぶナースコールもなく、声を張り上げて絶叫する状態。▶︎「水!水!水!」などの阿鼻叫喚が響く地獄絵図だ。▶︎南京錠で閉鎖された大部屋で衆人環視の中の排泄。▶︎まるで江戸時代の座敷牢だ。▶︎「このまま死んじゃうんだな」と絶望的な感情に陥ったと打ち明ける女性患者もいた。▶︎A病院にはクラスター発生以降、保健所が複数回、感染症対策の指導に入った。▶︎しかし、保健所側は問題の大部屋を見なかったという。▶︎実はA病院はクラスターの発生を公表していない。▶︎NHKA病院に取材を申し込んでも回答はないまま。▶︎保健所も取材には「お答えできない」という反応だ。▶︎医療行政を束ねる厚生労働省は、「患者の人権が損なわれることはあってはならない」と建前を語りながら「指導は都道府県が行う」と責任を転嫁する。

◆「『治ったら帰しましょう』だけで済む問題なの?」……

A病院には松沢病院も支援に入ったが、その報告会では医師たちが精神医療の現状をめぐって熱い議論を闘わせた。▶︎「座敷に6人陽性患者を入れて鍵をかけている病院で、そこから普通に患者を受け取って『治ったら(元の病院に)帰しましょう』だけで済む問題なの?」(精神科部長)。▶︎「だけど精神科の病院が倒産していって患者さんが放り出されて、世の中はそれを受け入れる素地がないわけだから、その辺の塩梅を見ながらやっていかないと……」(病院長)。▶︎患者の人権を尊重するなら、A病院にそのまま戻すのではなく、患者の処遇を変えさせる必要がある。▶︎だが、ひどい病院はここだけでないことも事実だ。▶︎病院を告発したら倒産に追い込みかねない。▶︎そうなれば患者たちはもっとひどい病院に行かされる可能性が出てくる。▶︎病院を監督する東京都を取材すると、「指導した」と言いながらも詳細について回答を拒否する。▶︎患者の証言では、A病院での南京錠による隔離はその後も続いたという。▶︎ここでのクラスターで115人が感染し6人が死亡したが、病院も保健所も取材に答えようとしない。▶︎詳細を明らかにしない都を含め、感染防止を担う関係者の無責任な姿勢に不信感が募ってくる。

◆「ひずみは必ず脆弱な人のところに行く」……

この番組は、都立松沢病院の院長だった齋藤正彦医師が取材を許可したことで実現したと思われる。▶︎齋藤氏は20213月いっぱいで院長を退き、現在は一医師として同病院の最前線で働くが、彼の考えが番組全体を貫く。▶︎「この病院にコロナウイルスの感染のために送られてきた人は、社会的にすごくパワーのない人ばかりだった。▶︎守ってくれる家族もいないし、家もない。▶︎長いこと精神科の病院にいて、社会から全く根を切られちゃったというか」▶︎「世の中に何か起きたときに、ひずみは必ず脆弱な人のところに行く」▶︎「社会には弱い人がいて、僕らの社会はそれに対するセーフティーネットをどんどんどんどん細らせているのだということをもう一度思い出すべきなんだと僕は思う」▶︎精神疾患の患者と向き合ってきた現場の医師の実感だ。▶︎「世の中に何か起きたときに、ひずみは必ず脆弱な人のところに行く」という言葉は、報道機関で現場のジャーナリストが肝に銘ずべきとされてきた言葉とぴたりと重なり合う。▶︎現場の医師たちと現場のジャーナリストたちが重ねてきた実感を結実させたようなこの番組は、日本の精神医療の矛盾を浮かび上がらせ、テレビ報道の歴史を刻むものになった。

◆「転院」をターゲットにした見事な取材……

制作した青山浩平氏は、「長すぎた入院 精神医療・知られざる実態」という番組で知られる。▶︎精神科病棟には曖昧な診断のまま長期入院する患者が少なくない実態をスクープ報道した(201823日放送)。▶︎そのきっかけは、20113月の福島第一原発の事故だった。▶︎原発近隣の精神科病棟から他の病院に「転院」を余儀なくされた患者たちに聞き取り取材をするうち、隔離収容する必要がないのに30年とか40年とか長期間入院し続けていた実態を明るみに出した。▶︎今回、青山氏とペアを組んだ後輩ディレクターの持丸彰子氏が精力的に取材。▶︎一部の精神科病院で人権侵害と呼べる実態が今もあることを明らかにした。▶︎新型コロナウイルスの感染拡大の状況で、原発事故と同様の「転院」が起きると予測して取材を進めたのだとしたら、取材者としての「読み」の深さに脱帽するしかない。▶︎世界の精神医療は退院を促進する世界の動きを見せているのに、逆行する日本では精神科病院の入院患者はおよそ27万人もいる。▶︎多くの人が新型コロナに脆弱な環境にいると考えられている。▶︎家族も引き取らず社会の中で他に居場所がない精神疾患の患者たち。▶︎番組を見ていない人のためにネタバレにならないように記すが、筆者と同世代で数十年も入院し続けてきた女性患者が、元の精神科病院に戻るときに口ずさむ小坂明子の往年のヒット曲「あなた」が胸に迫る場面がある。▶︎理屈だけでなく情感にも働きかけて共感しやすいヒューマンドキュメンタリーだ。▶︎🇯🇵日本社会の「かたち」についてこれでいいのかと問いかけてくる力作だ。▶︎番組は、NHKプラスで87日(土)いっぱいまで視聴可能なほか、NHKオンデマンドでも視聴できる[2021/08/10

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【ケーススタディで見るコロナ自宅療養の基礎知識】

『怠さや息切れ、コロナかな?と思ったら、気軽に訪問看護ステーションに連絡を』

新型コロナウイルスの🇮🇳デルタ株が大流行している。▶︎🇮🇳デルタ株は感染力が極めて強く、家庭内感染を起こしやすい。▶︎政府は、コロナ重症者の病床を確保するため、「重症者以外は原則自宅療養とする方針」を打ち出した。▶︎高齢化が進む🇯🇵日本では、高齢者のみの世帯が増加している。▶︎政府の方針変更が、このような世帯に与える影響は明らかではない。▶︎私たちは、この問題を考える上で、示唆に富むケースを経験した。ご紹介したい。▶︎8月初週の日中、訪問看護のリハビリスタッフより「利用者が発熱して痰絡みもある様で、これは救急搬送ですよね」と連絡が来た。▶︎リハビリスタッフと利用者の接触は避けてもらい、直ぐに看護師の対応に変更した。▶︎看護師が訪問すると、利用者である夫はベッドに横たわっており、喘鳴がある。▶︎意識レベルは低下していたが、発語は可能であり「すごく苦しいです」と訴えた。▶︎体温は38.9℃、酸素は87%、コロナ感染が疑われた。▶︎同居の妻も倦怠感を訴えており、妻は「数日前にコロナワクチンの2回目を打って、旦那も私もそれから具合が悪くなったので、ワクチンの副作用だと思います」と話した。▶︎夫婦とも認知症はないが、コロナ感染の可能性は考えていなかった。▶︎夫には普段、訪問のリハビリが入っていたため、夫の状態をケアマネージャーとかかりつけ医に報告し、まずは、夫を搬送する救急車を要請した。▶︎その後、床に横たわっていた妻の様子も看た。▶︎彼女は、倦怠感と労作時の息切れがあった。▶︎体温36.9℃と発熱はないが、酸素は9495%と低く、肺炎の状態だ。▶︎夫婦とも、コロナ感染が疑われる状況だった。▶︎救急要請をした15分後、消防のポンプ隊が来た。▶︎ポンプ隊は、救急隊と連携して救護活動を行う職務があり、隊員は「この辺りはもう救急車が無く、遠くから向かっているので、到着時間は未だはっきりしないです。▶︎心肺停止になったら、心臓マッサージは手伝います」と話した。▶︎その直後、救急隊員から改めて連絡があり、隣の隣の区から向かっていた。▶︎ポンプ隊が来た25分後、救急隊が到着した。▶︎到着した頃には、夫は会話も難しい状態になっていた。▶︎救急隊が直ぐに状態確認を行い、酸素マスクを装着した。▶︎救急車に乗せ、搬送先を探し始めた。▶︎同居の妻も、労作時の息切れが強く、歩くことがやっと出来る程度で、とても自力で病院に行ける状態ではない。▶︎夫の対応をした救急隊と相談の上で、もう一台救急車を呼んだ。▶︎救急隊員は「搬送先を見つけるのは時間がかかりますね。ご存知かと思いますが、ニュースでやっているより酷いです。▶︎30分、1時間とか。▶︎長ければ34時間かかります」と話した。▶︎このケースでは、救急要請から病院到着までに、夫は1時間40分を要し、妻は1時間半を要した。▶︎搬送先の病院でのPCR検査の結果、夫婦とも、コロナ陽性だった。▶︎夫は入院出来たが、妻は自宅に帰された。▶︎妻は、酸素9495%まで低下した「中等症」の状態だった。▶︎「中等症」は、酸素96%未満で肺炎があり、呼吸困難感がある状態だ。▶︎政府は、コロナ対応に関して「重症者以外は原則自宅療養とする方針」を打ち出し、「中等症の中で、比較的、重症化リスクの低い人は自宅対応」と謳っている。▶︎入院基準については、「中等症患者で、酸素投与が必要な者、必要でなくても重症化リスクがある者」とし、「入院の可否は、最終的には医師の判断で決まること」も付け加えた。▶︎これで、今までは入院とされていた中等症の扱いが曖昧となり、「中等症」の「酸素93%以下になり、酸素投与が必要な状態」で入院できるか否か、という状況になった。▶︎妻は「中等症」の状態であり、ケアマネージャーへ訪問看護による状態観察を提案したが、「大丈夫だから帰されたのですよね。▶︎息子さんが食事を届けに来られるので、様子を見てくれると思います」と返答された。▶︎このケースでは、息子が近隣に住んでおり、状態観察と食事の手配が可能だが、「中等症」から「中等症」に移行する可能性があるため、医療者が経過観察する必要がある。▶︎しかし、現段階では、「状態が問題ないため、自宅に帰される」のではなく、「病床不足であるため、自宅に帰される事実」について、社会的なコンセンサスを取れていない。▶︎このケースが示唆する重要なポイントは2つある。▶︎1つ目は、「高齢者のみの世帯において、救急車を呼ぶ判断が出来ずに搬送が遅れ、死亡するリスクがあること」だ。▶︎このケースのように、重症になってもコロナ感染を疑えず、放置されてしまう場合がある。▶︎もし訪問がなければ、亡くなっていた可能性もあるだろう。▶︎2つ目は、「高齢者のみの世帯でコロナ感染が起こり、自宅療養となった場合、そのサポート体制が脆弱であること」だ。▶︎受診の結果、自宅に帰される理由は、「状態が問題ないため」ではなく、「病床不足のため」であるが、その事実が医療福祉職に認識されておらず、自宅での医療体制を確保しにくい現状がある。▶︎82日時点で、重症者の病床使用率は72%であり、ここ数日の陽性者数の増加、救急車の到着や病院までの搬送に時間を要していることを考えると、入院治療は難しくなって来ている。▶︎コロナ陽性者の在宅医療のニーズは、増える一方だ。▶︎在宅ケアに関わる医療職と介護職とで、コロナに関する社会的な状況と患者の状態を共有し、在宅での医療的なフォローをする必要がある。▶︎今回のケースにおいて、妻は訪問看護の契約をしていなかったが、自宅に帰された後に連絡をしたところ、「息子にコロナを移してはいけないので、来るなと伝えました。▶︎私は大丈夫です」と話されており、独居の状態となってしまうため、一度訪問して様子を見た。▶︎区から酸素を測定する機械を配布されていたが、使い方が分からない様であったため、一緒に確認した。▶︎酸素は94%と状態の悪化はなかったが、急変する可能性もあることを伝えると、妻は「それは知らなかったです」と答えた。▶︎妻には、有症時を含めて適宜、酸素を測定する様に伝え、酸素80台の数字が出た時や、体調に更なる異変を感じた時は、直ぐに電話をして欲しいことを説明した。▶︎妻は「夫が救急車で運ばれる前の日から、何が何だか分からなかったので、助かりました。▶︎本当にありがとうございます」と話していた。▶︎その後も毎日、電話で体調の確認をしている。▶︎また、別居の息子にも連絡を取ったところ、「家に帰って来て、疲れた様ですが、大丈夫そうですよね」と話されていた。▶︎少し前までは入院適応となった病状だが、現状は病床が足りないため帰されたこと、急変のリスクがあることを伝え、酸素と症状をフォローし、必要時は入院や訪問診療の導入を検討した方が良いことも説明したところ、「そうなのですね、分かりました」と返答された。▶︎妻は、あまり飲食出来ていない状況であったため、経口補水液も渡したことを息子に伝えると、息子は「来なくて大丈夫と言われていますが、時々見に行きますね。▶︎今朝パンを置きに行って、少しは食べた様です。▶︎あと、前に買ったアイスも食べた様です。」と話された。▶︎私たちの訪問看護ステーションでは、今回のケースを教訓に、体調に少しでも不安のある人には電話をしてもらうように案内を出し、連絡があった利用者には、酸素を測る機械を配布して電話で体調確認をする体制を整えた。▶︎ある都内在住の人が、家族が酸素80台となり保健所に電話をしたところ、「入院のウェイティングリストに載せておきます」と返答されたそうだ。▶︎保健所での入院手配が難しければ、民間で対応するしかない。▶︎救急隊員も「保健所を通しての入院が難しくなっているので、自力で探すことが多いです」と話していた。▶︎コロナ陽性者の自宅療養に関して、首都圏ではここ数日で報道される様になって来た。▶︎しかし、医療福祉職ですら、病床不足のために自宅療養を強いられる場合があることについて、社会的コンセンサスを取れていない。▶︎平素より、コロナの現状と訪問看護が出来ることを、地道に伝えて行きたい[2021/08/10

▶️【用語解説】

訪問看護ステーション』=訪問看護をおこなう看護師や保健師、助産師、理学療法士などが所属している事業所のこと。職員は訪問看護ステーションを起点として利用者の自宅や施設へ出向き、状態観察や医療的ケアなどのサービスを提供する。訪問看護サービスの利用には年齢制限はなく、乳幼児〜高齢者まで幅広い方が利用可能です。ただし、サービスを受けるには主治医が作成する「訪問看護指示書」が必要。なお、訪問看護をおこなっている機関は、訪問看護ステーションのほか、病院・クリニック(診療所)もある。

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[*掲載日時:2021810日(火)11:45]


それ、しらんかっとってんちんとんしゃん。