【コロナノコトバ】PART.1427
■尾身茂氏:『「事前に相談なかった」…自宅療養原則への政府方針転換で』
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は8月4日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査で、入院対象者を重症者らに絞り込む政府方針について、事前の相談を受けていなかったことを明らかにした。▶︎尾身氏は「政府とは毎日のようにいろいろなことで相談、連絡、協議しているが、この件に関して相談、議論したことはない」と述べた。▶︎この点について、田村憲久厚労相は答弁で「病床のオペレーションの話なので政府で決めた」と理由を述べた。▶︎田村氏は「(今年春に)大阪では感染が拡大して中等症で重い方々が病床に入れなくなった。▶︎(東京は)今はその感染拡大局面に入りつつある」と指摘。▶︎その上で、「このままでいくと中等症で入らないといけない方が病床に入れずに在宅で対応できないことが起こる。▶︎中等症で呼吸管理している重い方々は入院するが、中等症でも軽い方は(病床を空けることで)重い方が来た時に入れるような状況を作る。▶︎国民の命を守るために必要な対応だ」と理解を求めた。▶︎また公明党の高木美智代氏は政府方針を批判した上で、「撤回を含め検討し直してほしい」と求めた。立憲民主党の長妻昭副代表は「人災だ」と批判した[2021/08/04]
▶️ 「病床のオペレーションの話」こそ、専門家と相談しなければならない重要事項なのでは?政府だけで決めなければならなかった意味が分からない。また、何か公表できない隠し事でもあるのだろうか?〆
■『重症化防ぐ「抗体カクテル療法」…取り入れた病院では“発症から日が浅い患者”に効果か』
感染した人の血液からコピーして作った2種類の新型コロナウイルスの働きを抑える抗体を投与してウイルスと人の細胞がくっつくのを防ぎ、重症化を防ぐ『抗体カクテル療法』。▶︎これをすでに行った病院に話を聞いた。▶︎コロナ専門病院として中等症の新型コロナ患者を受け入れている大阪市淀川区の「十三市民病院」。▶︎抗体カクテル療法の薬「ロナプリーブ」の箱の中に、2種類の治療薬「カシリビマブ」「イムデビマブ」が入っている。▶︎薬剤師がそれぞれの薬を生理食塩水に注入し、抗体カクテル療法を患者に実施するための準備をしている。十三市民病院では、承認されてから10日後の7月29日に抗体カクテル療法を取り入れた。▶︎十三市民病院・西口幸雄院長:「軽症中等症に効果があると聞いていましたので。▶︎私たちの病院は多くの軽症中等症の患者さんが入院されますので、重症化を防ぐのならたくさん使ってあげないと申し訳ないなと思って取り入れました」 。▶︎十三市民病院では基礎疾患があるなど重症化リスクが高い患者に希望も聞いて治療を行っている。▶︎これまでに3人に投与したというが、効果はどうだったのか。▶︎西口院長:「2人は使った翌日には熱が下がりました。▶︎症状もとれてきまして非常に効果があったと思います。▶︎1人はまったく変わりなくて次の治療に。効いた2人は発症してから3日目の方と4日目の方です。▶︎まだ(発症日から)比較的浅い。▶︎効かなかった1人は発症して7日目で、発症してからの日もけっこう影響しているのではないかなと思います」。▶︎今は病床に余裕があり対応できていますが、この先懸念も…。▶︎西口院長:「『発症から7日以内に使いなさい』というのが非常にネックになっているかもしれないです。▶︎病院になかなか入院できなくて、病院に入院したときには5日過ぎている、6日過ぎている方が、(薬を)取り寄せた時にはもう8日過ぎていると」。▶︎十三市民病院では今後も『抗体カクテル療法』を行っていきたいという。▶︎西口院長:「70%効果があると言われている薬ですから、やっぱり使ってあげたいですよね。▶︎対象患者さんにはすべて使ってあげたいなと思います。▶︎(Q.今後の懸念や不安は?)限られた薬ですので、多くの方、全ての人に使えないと思うんですよね。▶︎皆さん希望されますので、それが全ての方に行きわたるかというのはちょっと懸念しています」[2021/08/04]
■『コロナの新治療薬「抗体カクテル療法」効果と課題は?』
急拡大する新型コロナウイルスの感染状況のなか、新たな治療薬の投与も始まっている。▶︎人工的に作った2種類の抗体を同時に投与する「抗体カクテル療法」。▶︎その効果と課題とは?
◆治験では入院・死亡リスク約70%減……
中外製薬が新型コロナウイルスの治療薬として承認申請し、7月厚生労働省が承認した「カシリビマブ」と「イムデビマブ」。▶︎抗体医薬と呼ばれるタイプの薬で、人工的に作った2種類の抗体を同時に投与するため「抗体カクテル療法」と呼ばれている。
2種類が投与されると、ウイルスの表面にある突起部分「スパイクたんぱく質」に結合し、増殖を防ぐ。▶︎異なる抗体を投与することで、変異ウイルスにも対応できると期待されている。▶︎2020年11月には🇺🇸アメリカのFDA(食品医薬品局)から緊急使用の許可を受けている。▶︎🇺🇸アメリカのトランプ前大統領が以前、入院した際にも使用された。▶︎中外製薬によると、海外で行われた治験では入院や死亡のリスクをおよそ70%減らすことが確認されている。
◆国難で承認の治療薬……
🇯🇵日本国内で新型コロナウイルスの治療薬として承認されているのは、今回の「カシリビマブ」と「イムデビマブ」のほか、3つの薬がある。
[図表:国内で承認の治療薬]
①レムデシベル
最も早く2020年5月に特例承認され、エボラ出血熱の治療薬として開発が進められた抗ウイルス薬。▶︎当初、対象は原則、人工呼吸器や人工心肺装置をつけている重症患者などに限定されていたが、2021年1月からは肺炎になった中等症の患者にも投与が認められている。
②デキサメタゾン
重度の肺炎やリウマチなどの治療に使われてきた炎症やアレルギーを抑える作用のあるステロイド剤。▶︎🇬🇧イギリスで行われた臨床試験で重症者の死亡を減らす効果が確認。▶︎国内では、抗ウイルス薬のレムデシビルとデキサメタゾンを併用。▶︎1波の後、致死率が大きく下がった要因の1つになったと考えられている。
③バリシチニブ
関節リウマチなどの薬で、炎症を抑える効果がある薬。▶︎錠剤で、酸素投与が必要な中等症以上の入院患者に対して、レムデシビルと併用して服用することが条件。▶︎国際的な臨床試験で「バリシチニブ」と「レムデシビル」を併用すると「レムデシビル」単独と比べて患者が平均で1日早く回復したというこ。
◆東京都内の病院でも投与始まる……
東京・墨田区の「同愛記念病院」では、「抗体カクテル療法」の治療薬の投与が始まっている。▶︎この日は、基礎疾患がある20代の女性の入院患者に点滴を使って投与が行われた。▶︎この病院では5人目の投与で、これまでの患者の状態は安定しているという。▶︎現在は供給量が限られ、使用の登録をした医療機関だけで投与されているが、区では対応できる病床を確保し、基礎疾患がある軽症患者などに速やかに使用することで、重症化を防いでいきたいとしている。▶︎病院の担当者も重症化を抑制することが期待されると話しています。
○同愛記念病院 感染管理担当 鈴木謙部長……
「軽症者から投与できる唯一のお薬ですから、位置づけとしては一番最初に使われる。▶︎これまで軽症の患者は経過観察をするしかなかったが、新しい抗体カクテル療法でリスクのある軽症の患者さんにはあらかじめ治療を開始できるということで、その後の重症化を抑制する期待がある」。
◆課題は医療態勢のひっ迫……
一方で課題も。▶︎この抗体カクテル療法は、点滴で1回投与することになっていて、医療機関で受ける治療で、症状が出てから速やかに投与することが必要です。▶︎しかし、感染の急拡大で自宅療養者や入院できずに待機している患者が急増し始めている今の状況では、すぐに受けられるか、保障されないような状態も考えられる。
○同愛記念病院 感染管理担当 鈴木謙部長……
「外来に直接こられてもすぐに投与できるというものではないので、まずは診断を受けて保健所に登録をして、保健所や調整センターのほうからの入院の紹介という形で投与しています。▶︎病棟非常にひっ迫していて、酸素が必要な中等症の患者さんで、病棟埋まってしまうと、この抗体カクテル療法をやるスペースもなくなってしまいます。▶︎病床のひっ迫を防ぐためにも、まずは感染しないよう改めて対策を徹底してほしい」[2021/08/04]
▶️抗体カクテル療法の対象患者が増加すれば、物理的にトリアージ(治療優先順位)の問題が発生することが予想される。一難去ってまた一難とならぬことを願いたい〆
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【本日の炎上ニュース】
■加藤勝信氏:『五輪は開催でも“越県避けて”……矛盾だらけの自粛要請に爆発寸前』
新型コロナの感染急拡大を受け緊急事態宣言の対象地域が沖縄、東京に加え、8月2日から埼玉、千葉、神奈川、大阪にも拡大された。▶︎そんななか、加藤勝信官房長官(65)の発言が波紋を呼んでいる。▶︎同日の会見で「都道府県を越えた移動はできるだけ避けてほしい。▶︎どうしても必要な場合は検査を受け、小規模かつ分散で行ってほしい」と、国民に移動自粛を呼びかけた加藤官房長官。▶︎各紙によると8月1日、全国知事会が夏休み期間中の都道府県をまたぐ旅行や帰省を「原則中止・延期」と国民に呼びかけるよう求めた提言を受けたかたちだ。▶︎「すでに7月下旬から各学校では夏休みに入っており、あと1週間もすればお盆シーズンです。▶︎宣言が再延長・拡大してからのアナウンスでは、さすがに遅すぎるでしょう。▶︎予約済みの宿泊施設など、キャンセル料金が発生する可能性もあります。▶︎さらに首都圏では埼玉や千葉、神奈川からの通勤者も多く、『物理的に不可能』といった声も上がっています」(全国紙記者)。▶︎「移動するなら検査を受け小規模で」とも呼びかけた加藤官房長官。▶︎しかしその説明の曖昧さにも、批判が殺到している。▶︎《でそのPCR検査は誰でもすぐに受けられるの?▶︎費用は全額自己負担じゃないの?》▶︎《8月に入ってからこんなこと言っても言うこと聞かないよ。▶︎判断遅すぎる。▶︎検査を受けろというなら公費でPCR検査を行うべきだ》▶︎《「必要なら小規模で」こういう曖昧な発信が緩さを助長するの理解できないのか?》▶︎また感染者が急増しても東京五輪は開催されている状況に、「国民だけ移動自粛は納得いかない」と感じる人も少なからずいるようだ。▶︎「バッハ会長は広島や福島に、コーツ副会長も長崎を訪問するという特別待遇でした。▶︎東京五輪のために来日した海外の選手や関係者は、7月末でおよそ3万8000人。▶︎組織委員会が7月1日に公表を始めてから、五輪関係の陽性者は累計294人と増加傾向にあります。▶︎バブル方式はすでに『機能していない』との指摘もされています。▶︎いっぽうで菅義偉首相(72)は『五輪開催と感染拡大に因果関係はない』と否定し、小池百合子都知事(69)も五輪による人流の増加を否定しています」(スポーツ紙記者)。▶︎国民にさらなる自粛を押し付けながらも、五輪を優先する“矛盾だらけ”の政府に厳しい声が寄せられている。▶︎《国境を越える移動が多発する東京五輪を開催して、国民に「県境またぐ移動は自粛しろ」は流石に理不尽なような……》▶︎《「国民の生活よりオリンピックファースト」こんな状態では誰も言うことを聞かないよ》▶︎《これまで一度も国民のお願いは聞かず、自分たちはお願いばっかり。▶︎もううんざりだよ》[2021/08/04]
▶️『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。』(川端康成「雪国」)▶︎▶︎▶︎『コロナ禍の長いトンネルを抜けると、そこもパンデミックであった。国民の視線はさらに白くなった。』(水際超成「疫国」)
■二階俊博氏:『 ”菅首相続投発言”に非難続出で「失笑の嵐」がトレンド入り…… 「ボケてるのか」「真夏の怪談」』
さもありなんというべきか…。▶︎新型コロナウイルス感染の対応策など政治不信が渦巻く中、ネット上では8月4日、「失笑の嵐」がトレンド入りした。▶︎この日、ツイッター上では菅義偉首相(72)の任期満了に伴う総裁選について、自民党の二階俊博幹事長(82)が「菅首相がしっかり頑張っていて、今すぐ菅首相を代える意義は私は見つからない」と発言したという記事を添付する投稿が続出。▶︎これに関して「扱いやすい菅総理を総理にしがみつかせたいのかしら」▶︎「俺にはわからない打算が含まれているのか、ボケてるのか」▶︎「真夏の怪談」▶︎「失笑の嵐と言ったって、二階氏ひとりお引き取り願えないのが今の日本でしょ」▶︎「首相って何か仕事した?正直、企業で働いていたら解雇レベルだと思ってますが」など、次々と辛辣なコメントが次々と書き込まれた[2021/08/04]
▶️二階氏の度重なるボケ発言は、すべて計算された国民反応を伺う観測気球。簡単に騙されてはならない〆
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【図解】『「強い息切れ、すぐ医師に」…中等症患者の自宅療養』
新型コロナウイルスの感染が急拡大する地域では今後、肺炎症状がある中等症患者も基本的には自宅療養する運用に切り替わる。▶︎病床確保が狙いだが、自宅で容体が急変し亡くなる例もあり、専門家は「強い息切れを感じたら、すぐに医師らに連絡して」と訴える。▶︎厚生労働省は、自宅療養で特に注意するべき症状として、唇が紫になる▽少し動くと息苦しい▽呼吸数が増加する▽ぼんやりして、反応が弱い―などを挙げる。▶︎療養期間中は1日2回体温を測り、保健所による健康状態の確認に応える必要がある。▶︎患者は個室を確保し、トイレも専用のものを使うのが望ましいとされる。▶︎厚労省の診療の手引によると、「中等症」は「I(1)」と「II(2)」に分かれる。▶︎Iは呼吸困難(息切れ)の症状が見られ、肺炎の所見がある。▶︎IIはさらに深刻で酸素投与が必要な状態だ。▶︎新方針では重症者や重症化リスクが高い人が入院対象のため、Iが自宅療養の対象になるとみられる。▶︎けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫医師(感染症)は「自宅療養する中等症患者は強い息切れを少しでも感じたら、すぐにかかりつけ医に連絡したり、救急車を呼んだりしてほしい」と強調する。▶︎感染力が非常に強い🇮🇳インド由来のデルタ株が急拡大しており、症状が出た際にコロナ陽性と診断されてなくても、同様の対応が必要と話す。▶︎政府の新方針について、聖マリアンナ医科大の国島広之教授(感染症学)は「厳しく適用されれば、一部の中等症患者が入院できずに自宅に取り残され、不安が増大する」と懸念を示す。▶︎菅谷医師も「中等症患者はいつ重症化してもおかしくない。▶︎国は補助金を積み増すなどして、中等症患者用の病床を積極的に確保するべきだ」と指摘する[2021/08/04]
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[*掲載日時:2021年8月4日(水)14:25]
それ、しらんかっとってんちんとんしゃん。






