【コロナノコトバ】PART.786


◼️『文書が議員会館で撒かれた!「菅義偉首相は暫定総裁」』


海道、長野、広島での衆参トリプル補選で全敗した自民党。▶︎その2日後、議員会館の自民党議員たちの事務所ポストに差出人不明の「怪文書」が投函されました。▶︎〈菅義偉自民党暫定総裁について〉 と題された文書には 〈菅総裁は、安倍前総裁が任期中に途中退任したことに伴う残任期間限定総裁として選出〉 〈よって、菅総裁は暫定総裁です〉 と書かれていた。 ▶︎自民党関係者はこの文書を党内の菅おろしの機運を高めるためのものと受け止めている[*NEWSポストセブン2021513日付記事]

◼️ 全国医師ユニオン:『「『東京五輪変異株』と言われても良いのか?」医師の労組が五輪中止求める』

無観客での開催であっても、選手や報道関係者らの往来により、変異株ウイルスを拡散し、新たな変異株を生み出す恐れがあるとして、勤務医らでつくる「全国医師ユニオン(組合員約130人)」が東京オリンピック・パラリンピックの開催中止を求めている。▶︎ユニオンは513日、内閣府や厚労省に要請書を送付。▶︎記者会見を開いた団体の代表で、医師の植山直人氏は、「世界から『東京五輪型(変異株)』と言われかねない」「ワクチンすら接種していないのに、『おもてなし』なんてできるはずがない」と訴えた。▶︎また、医療従事者の長時間労働についても言及。▶︎医師不足が長年叫ばれているのに、増員の見通しはないとしたうえで、東京五輪のために医療従事者のボランティアが求められていることは矛盾だと指摘した。▶︎今回、ユニオンが要請を行ったのは、「『がんの告知』も我々の仕事。▶︎どんなにつらくても、誰かが事実を正確に伝えなくてはならない。▶︎医療従事者から声を上げることが大事なのではないか」という思いからだったという。▶︎植山氏は、「開催の決定権は、基本的にIOC(国際オリンピック委員会)にあるが、コロナの感染拡大防止に何の責任も持たないIOCに決定権があって良いのか」とコメント。▶︎日本政府に対し、選手が批判の矢面に立たないようにするとともに、国民の生命と財産を守るという役割を果たして中止を決断するよう求めた。[*弁護士ドットコムニュース2021513日付記事]

▶️【用語解説】

『全国医師ユニオン』=(英語:dr-union)は、2009516日に設立された個人加盟制の医師の職能組合、労働組合である。 病院勤務医らでつくる「全国医師連盟」の医師らが中心となって結成された

◼️『池江璃花子に五輪辞退要求、多くは「リベラル系」が投稿拡散東大教授が分析「一選手の誹謗中傷ではなく、社会に受け入れられる主張を」』

白血病を克服して東京五輪代表入りを決めた競泳女子の池江璃花子選手(20)に対し、SNS上で代表辞退や五輪への反対を迫るメッセージが多く寄せられた問題で、投稿を拡散したのは「リベラル系」とされるアカウントが多かったことが分かった。▶︎ツイッターへの投稿を分析した専門家に話を聞いた。▶︎東京大大学院の鳥海不二夫教授(計算社会科学)は41日から59日午前10時までの間、池江選手に向けたリプライ(返信)が含まれ、誰にでも確認可能な約1700件のツイートを収集、分析を行った。▶︎その結果、池江選手へのリプライは、420日から56日までに少なくとも50件確認され、うち32件は五輪開催に反対する内容だった。▶︎57日に池江選手が、インスタグラムやツイッターに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられていることに言及すると、同日から9日午前10時までのリプライは7000件以上に増えた。▶︎このうち2回以上リプライを送った471アカウントを分析すると、過半数が応援的な内容だった一方、23.7%が五輪辞退を要請するもので、そのうち誹謗中傷に近い内容は全体の6.5%だった。▶︎鳥海氏は「五輪開催についてはさまざまな意見があっていいと思うが、一選手への誹謗中傷ではなく、社会に受け入れられやすい形で主張すべきだ」と話す。▶︎池江選手に辞退を求めたアカウントには明らかな特徴があった。▶︎鳥海氏が引用リツイートも含めた池江選手関連ツイートのクラスタ分析を行ったところ、池江選手を応援したり誹謗中傷に抗議したりする内容のツイート群が最も大きく、2万を超えるアカウントが確認された。▶︎これに対し、辞退を求めるツイート群は1500弱のアカウントによって拡散されており、うち80%近くが過去のツイートから「リベラル系」に分類されるアカウントだったという。▶︎リベラル系アカウント全体の0.35%とごく一部だったことも強調している。▶︎前出の鳥海氏は「SNSでは仲間の意見は頻繁に目にする一方で、異なる意見は見えづらい『エコーチェンバー』と呼ばれる現象が起きやすい。▶︎池江選手を責めるような発信をした人物も、周辺で同様の主張を多く見かけたことで、世間的に支持される姿勢ではないことに気づけなかったのかもしれない」と指摘した[2021/05/13

▶️【用語解説】

『リベラル(系)』=憲法改正に消極的(護憲派が多い)、安全保障関連法は憲法違反として反対、「共謀罪」法に反対、原発ゼロを主張、夫婦別姓に賛成、首相の靖国神社公式参拝に反対。個人の自由、個性を重んずるさま。自由主義的。

◼️『「五輪辞退して」アスリートをアゴで使うネット民の"無神経"と政治家の"汚れた思惑"

「とても苦しい」。▶︎東京五輪・競泳の代表内定選手・池江璃花子さんがSNSで見知らぬ人から寄せられた「五輪辞退要請」のメッセージへの苦悩を吐露した。▶︎スポーツライターの酒井政人氏は「五輪アスリートはみな命を削って代表切符を手に入れた。▶︎いくらコロナ感染の恐怖があったとしても、選手に圧力をかけるような言動は許されてはならない」と警鐘を鳴らす――。

20歳の女子アスリートに「苦しい」と言わせる人の無神経さ……

東京五輪の開幕まで約70日。▶︎競泳の池江璃花子の告白が世間をザワつかせている。▶︎「日本代表辞退」や「東京五輪への反対」を要請するメッセージが自分に寄せられたことをツイッターで明かしたからだ。▶︎池江はツイッターで次のように綴っている。▶︎〈いつも応援ありがとうございます。Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている事を知りました。▶︎もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。▶︎ですが、期待に応えたい一心で日々の練習をしています。▶︎オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。▶︎この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。▶︎ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです。▶︎長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても温かく見守っていてほしいなと思います〉(原文ママ)▶︎池江は白血病による長期療養を経て東京五輪代表内定を決めた。▶︎控えめに言って「奇跡の復活」を果たした人に対して、直接刃のようなメッセージを送りつけ、「とても苦しい」と言わせてしまう……本当に残念としか表現のしようがない。▶︎コロナ禍で、誰もが感染の恐怖を感じ、自粛生活を強いられ、病床も依然不足していて、ワクチン接種はいつになるかわからない。▶︎勤務する会社の業績も低迷の一途で、給料は減るばかり。▶︎そんな強い不安と不満がひとりのアスリートに向かったということだろうか。▶︎アスリートに取材すると、SNSに送られるダイレクトメッセージやリプライは応援メッセージが大半だという。▶︎だが時折、今回のように目にしたくないコメントを寄せられることもある。▶︎誹謗中傷のメッセージを送りつけるアカウントは個人を特定できないようなものが多い。▶︎プロフィールがほとんど書かれておらず、フォロワー数も非常に少ない。▶︎いつでも逃亡できるようにサブアカウントを使っている場合もある。▶︎要はメッセージに覚悟も信念もないのだ。▶︎そんな無責任な言葉を池江は真に受けなくてもよかったが、根がマジメで純粋な選手ほど「期待に応えたい」と正面から受け取ってしまう

◇「選手から東京五輪中止を言わないんですか?」という圧力……

池江がツイッターで告白する以前から、東京五輪を目指すアスリートへの批判が高まっていた。▶︎スポーツ関連の記事が公開されると、ネットには、「東京五輪よりも人の命が大切です」「選手の方から東京五輪中止を言わないんですか?」「それほどスポーツが大事?」といったコメントが並ぶようになった。▶︎55日に行われた、東京五輪のマラソンコースを使用したテスト大会「札幌チャレンジハーフマラソン」でも、沿道に「五輪ムリ、現実見よ」というプラカードを掲げた人がいた。▶︎レース後の会見では、「この状況下で本当に走って良いのかと思うこともありますし、不安な状況で練習しているときもある」と東京五輪男子マラソン代表内定の服部勇馬氏は苦しい胸の内を明かしている。

◇「私たちスポーツ選手は国民の理解と応援があって成り立つ職業です」……

59日の東京五輪テスト大会では新国立競技場の周辺で抗議デモが行われた。▶︎同大会に出場した女子10000m日本代表に内定している新谷仁美氏は、この件について質問が及ぶと、こう答えた。▶︎「スポーツに対してネガティブな意見を持っている方は当然いる。▶︎その人たちの気持ちにどう寄り添っていけるかが重要だと思います。▶︎私たちスポーツ選手は国民の理解と応援があって成り立つ職業です。▶︎国民の意見を無視してまで競技をするのはアスリートではありません。▶︎応援してくれる人たちだけに目を向けるようでは、私は胸を張って日本代表ですとは言えないです」。▶︎新谷は自身のSNSでも自分の意見をキッパリと表現するタイプだが、アスリートにこうしたことを語らせてしまう日本特有の同調圧力のような空気というのはいかがなものか。▶︎筆者は取材を通して、代表内定選手たちは口には出さないものの、心の中で「東京五輪を開催してほしい」と強く願っているのをひしひしと感じている。▶︎2020124日と202153日の日本選手権10000mで男子は相澤晃と伊藤達彦。▶︎女子は新谷仁美、廣中璃梨佳、安藤友香が代表内定をゲットした。▶︎しかし、新谷と廣中を除く3人は東京五輪が1年延期されなければ、代表内定を得られる見込みはかなり薄かった。▶︎逆に、彼らが内定を得たことで、本来なら代表に入れた選手が漏れた可能性もある。▶︎すでにアスリートたちの人生は変わりつつある。

◇エゴ丸出しでアスリートを都合よく利用することは許されない……

コロナ禍で「命より大切なものはない」と主張する人の気持ちはよく理解できる。▶︎だが同時に、筆者は東京五輪がなくなることで、事実上を迎えるアスリートがいることにも深く思いをいたさざるをえない。▶︎多くのアスリートはこれまで築いてきたキャリアのすべてを五輪にぶつけるだろう。▶︎だが、「中止」は文字通り命がけで選手としての名誉や生活の糧のために闘う気持ちを根こそぎ奪うことになる。▶︎仮に、中止になれば、インターハイや夏の甲子園などの全国大会も軒並み取りやめに追い込まれる可能性も高い。▶︎コンサートや舞台なども同じだ。「五輪中止」判断にはそうしたリスクもある。▶︎東京五輪の開催有無は日本にとって、今後の大規模イベントが開催できるかどうかの分岐点になるかもしれない。▶︎世界保健機関(WHO)で緊急事態対応部門を統括するマイケル・ライアン氏は57日、記者会見で「五輪開催がわれわれの希望だ」と話しており、今夏の東京五輪の開催を望んでいることを表明した。

◇五輪選手を政治利用?金儲けの道具にしている?……

実際のところ、五輪が本当に開催されるか、されないかはいまだ不透明だ。▶︎最後は、アメリカのメディアにぼったくり男爵と揶揄されたIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長、大会組織委員会の橋本聖子会長、小池百合子東京都知事、そして日本政府の菅義偉首相や丸川珠代五輪相らによって政治的な判断が下されることになるのだろう。▶︎菅首相の狙いは、感染がたとえ収束しなくても五輪を実施してしまえば、国民は白熱した競技に熱中し、その余韻で今年実施される衆議院議員総選挙で自民党に有利に働かせようとしているのではないかとの見方もあるようだ。▶︎また、オリンピックの開催によってライセンスの収益や放映権料を手にできるためIOCのバッハ会長も金儲けのために感染状況に関係なく開催を強行するだろうと指摘する声も耳にする。▶︎今、アスリートがすべきことは、そうした汚れた思惑に左右されることなく、本番を見据えてトレーニングに集中することだ。▶︎試合でパフォーマンスをフルに発揮し、その上で「東京五輪が見れてよかった、感動した」と多くの方に感じてもらえるように準備する。▶︎そのことに専念することだ。▶︎では、日本国民はどうすればいいか。▶︎まず、日常を取り戻すためにも感染率をさらに下げる行動を続け、さらにいつ開催が決定されても困らないよう、ホスト国として世界から集まるスリートを温かく迎え入れる(徹底したコロナ感染対策を講じた上で)準備をすることが必要だと筆者は思う。▶︎ 少なくとも、五輪を巡る「関係者」や「政治家」がエゴ丸出しでアスリートを都合よく利用するようことがあってはならないのと同じように、アスリートをSNSで指図したり誹謗中傷したりして精神的に殺すような言動は厳に慎まなければならないことは言うまでもない[*PRESIDENT Online 2021513日付記事/文:酒井政人氏・スポーツライター]

◼️東京五輪:『海外選手ら健康管理に五輪アプリ、来月中の実用化目指す』


政府が今夏の東京五輪・パラリンピックに向けて開発する海外選手ら向けのスマートフォン用アプリの概要が分かった。▶︎新型コロナウイルス対策の健康管理を柱とし、入国時の利便性向上などにつながる機能を搭載する。▶︎6月中の実用化を目指している。

◇海外客向け機能見送り……

五輪の際に来日が見込まれる選手や大会関係者は、約10万人に上る。▶︎中心的な機能の健康管理では、アプリで日々の体温などを入力してもらい、政府が一元管理することで感染拡大防止につなげる。▶︎所在を確認するため、位置情報を定期的に報告してもらうための機能も盛り込む。▶︎入国時に手書きしていた入国カードなど提出書類は、機内などでアプリを使って入力できるようにする。▶︎帰国時には、日本国内でのPCR検査の陰性証明書をアプリ上で発行し、帰国した際に活用してもらう。▶︎こうした機能は、新型コロナが収束して海外からの観光需要が回復したときに備え、五輪終了後も利用できるようにする。▶︎政府は当初、計約120万人の来日を想定し、アプリを開発していた。▶︎だが、3月に海外からの観客の受け入れ断念が決まり、競技会場で観客を誘導するための機能の搭載を見送った。▶︎出国前にアプリを通じて査証(ビザ)を申請できる機能も盛り込まない方向だ。▶︎政府は開発業者との契約を変更し、当初想定した約73億円の経費も減額したい考えだ[2021/05/13

▶️そもそも(強制・罰則のない)アプリを真面目にDL、入力する選手・関係者がどれほどいるのか、甚だ疑わしい。また、COCOAの二の舞いとなっては、水際対策どころか、日本は、たちまちコロナ汚染列島になりかねない。アプリ障害時のバックアップ体制は万全なのだろうか?〆

◼️🇺🇸米国:『ワクチン接種で1億円⁉︎米で様々な特典〜接種速度の鈍化で』


新型コロナウイルスワクチンの普及が進むアメリカでは、接種に消極的な人にも受けてもらうため、様々な特典が登場しています[2021/05/13

◼️mRNAワクチンは「本物の病原体ではなく、設計図」今知っておくべき知識』


国内の医療従事者と高齢者に対して、新型コロナウイルスワクチン(以下、新型コロナワクチン)の優先接種が進んでいます。▶︎しかし、ワクチン接種に漠然とした不安を抱えている方も少なくないでしょう。▶︎そこで、米国国立研究機関の研究員で、ウイルス学・免疫学が専門の峰宗太郎医師にお話を伺いました。◇「本物の病原体ではなく、設計図」「妊婦が打つメリットは大きい」……

米国に在住し、すでにワクチン接種を終えた峰医師に、今知っておくべきワクチン知識を解説していただきます。

◇ワクチンの有効性・安全性の高さに、いち研究者として驚き……


正直に申し上げますと、昨年の夏頃、まだワクチンの研究開発が進んでいた段階におきましては、「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」がここまで成功するとは思っていませんでした。▶︎いったいどれほどの効果があるのかと、ワクチンの有効性に対して懐疑的に思っていたほどです。▶︎しかし、去年の秋から冬にかけて様々なデータが出揃うにつれ、非常に有効性が高いと判明し、研究者としてかなり驚きました。▶︎安全性に関しても、ほとんど問題がないとわかっています。▶︎有効性・安全性ともに高く、非常に良いワクチンであるということを確信している状況です。

◇ワクチンに含まれているのは「本物の病原体」ではなく「設計図」……


元々ワクチンというのは、病原体そのものを弱めたものや、病原体そのものを殺したもの、または病原体の表面にある一部分などを、体に投与するという仕組みでした。▶︎しかし、今回の新型コロナワクチンでは、新しいテクノロジーが使われています。▶︎最近のニュースでよく聞く「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」や「ベクターワクチン」がそれにあたります。▶︎これらのワクチンは、「病原体のごく一部だけを作る設計図」を体に投与するものです。▶︎設計図(ののった物質であるRNAなど)を体に投与すると、私たちの細胞の中で、病原体の成分の一部が作られるようになります。▶︎今までは製薬会社の工場で作っていたような成分を、自分の体の中で作ることができるのです。▶︎体の中で、設計図をもとに病原体の一部ができると、体はそれを「異物」であると誤認し、これに対して免疫が働くという仕組みになっています。

◇妊婦でも安心して接種できる……

ファイザー社のワクチンについては、妊婦への臨床試験結果がすでに公開されています。▶︎ワクチンを打った妊婦、ワクチンを打っていない妊婦を比較したところ、妊娠に伴う様々な合併症が起こる割合に差はなかったと判明しているのです。▶︎つまり、ワクチンによって妊娠合併症が著しく増加したり、流産したりするということは、少なくとも無いと言えます。▶︎ワクチンのメカニズムから考えても、ワクチンの成分が胎児に与える影響や妊娠に与える影響というものは、ほとんど無いと考えられていますので、安心していただきたいです。▶︎一方、妊婦が新型コロナウイルスに感染してCOVID-19を発症してしまった場合は、妊娠していない方よりも、重症化するリスク、亡くなるリスク、流産などしてしまうリスクが高くなることがわかっています。▶︎そのため、妊婦がワクチンを打つメリットは大きいと言えます。

◇変異ウイルスに対しても、効果がなくなるわけではない……

現在世界中で、様々な変異ウイルスが検出されています。▶︎🇬🇧英国を中心に広がった、「B.1.1.7」、🇿🇦南アフリカを中心に広がった「B.1.351」、そして🇮🇳インドを中心に広がっている「B.1.617」など。▶︎しかし、ワクチンの効果が完全に失われるような変異ウイルスは、まだ見つかっていませんので、まずは安心して現在のワクチンを接種していただけたらと思います。▶︎一方で、ある程度はワクチンの効果が下がってしまうことも事実です。▶︎これを受け、変異ウイルスにも対応できるワクチンの追加開発が行われています。▶︎今後、変異ウイルスが大きく流行するようなことがあれば、追加の接種をするというという戦略も考えられるでしょう。

◇モデルナワクチン接種体験談……

私は米国在住のため、すでにワクチン接種を終えています。▶︎20211月~2月に、モデルナ社の「mRNAワクチン」を2回接種しました。▶︎健康に関する注意事項を確認してアレルギー歴など入力の上、オンラインで予約をし、当日会場に行きました。▶︎会場では、看護師さんに健康状態とアレルギーの有無を確認していただきました。▶︎そして、左側の腕の三角筋という部分に筋肉注射を打ちました。▶︎打った時は、特に痛みなどは感じませんでした。▶︎その後15分間、しっかりと経過観察をしていただき、アレルギー等の反応が起こっていないということを確認した上で、ワクチンの接種が終了しました。▶︎私の場合は、筋肉痛のような痛み、全身の倦怠感という二つの副反応が出ました。▶︎しかし、周りの人たちの話を聞くと、それに加えて頭痛や発熱があった方も多くいたようです。▶︎2回目は副反応が強めに出るということは、論文になったデータなどからもすでに分かっています。▶︎1回目で反応が強く出た方は、2回目は休日前日に接種するなど、工夫は必要かもしれないと感じています。

◇ワクチン接種と基本予防策で、完全終息を目指していく……

ワクチンの接種が進むに従い、流行は起こりにくくなってきます。▶︎そして何より、高齢者等ハイリスクな方からワクチンを接種することにより、重症化する方や亡くなる方の割合が大きく減っていく見込みです。▶︎それによって、医療機関や医療資源に対する負担は、だんだんと軽くなっていきます。▶︎さらにワクチンの接種が進みますと、集団免疫というものが完全に達成される前から、少しずつ「実効再生産数【※】」が上がらなくなってきます。▶︎そして、国民の七割程度がワクチンを打つことができれば、集団免疫という状態が達成できると考えています。

【※】実行再生産数:感染状況を示す指標の一つで、1人の感染者から何人に感染が広がるかを示している

しかし、ワクチンの力だけで流行を収めることはできません。▶︎基本予防策の徹底も併せ、流行を抑制し、パンデミックに立ち向かっていかなくてはなりません。▶︎個々人が基本予防策を徹底し、状態をこれ以上悪化させないよう努めましょう。▶︎その間にワクチンの接種率が上がり、国民が集団免疫を獲得できれば、最終的には、新型コロナウイルス感染症を完全終息させることができるはずです[2021/05/13

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[*掲載日時:2021513日(木)19:50]


それ、しらんかっとってんちんとんしゃん。