【コロナノコトバ】PART.246


◼️CDC:『コロナ変異株に対するマスク着用法ガイドライン発表』

CDC(米疾病対策センター)が新たなマスクのガイドラインを発表し話題になっている。▶︎2021年に入って130万人近い感染者、4000人以上の死者を出していたアメリカのコロナ感染カーブはようやく下がり始め、2月中旬になって1日の感染者が10万人、死者も12000人台で推移している。▶︎年末年始の人の移動の影響がようやく減ってきたと考えられているが、主に英国発の変異株が猛スピードで広がっているため、再び感染が広がる前の嵐の前の静けさと言う関係者もいる。▶︎一方、現在のワクチン接種規模は全米で1日に150万人まで拡充、接種率は一度でも打った人が10%を超え、このままいけば集団免疫の基準となる70%に達するのは夏の終わり頃とみられている。▶︎そんな中、CDCはマスク着用に関して新たなガイドラインを発表した。特に感染力が高い変異株に対応するためと考えられている。▶︎コロナウイルスを含む飛沫に対し最も効果の高いのが医療現場で使用するN95、それに準ずるKN95であることは間違いない事実だが、一般人には推奨していない。▶︎代わりにマスクは顔にぴったりつけて着用することを呼びかけている。▶︎たとえばサージカルマスク(紙の使い捨てマスク)は上や横から、布の場合は繊維の間からウイルスを含む飛沫が漏れてしまう問題があり、サージカルマスクの場合では飛沫を防ぐ確率42%という数字が出ている。▶︎そこで紙の場合は、耳のゴムを一回ひねって両側をタイトにする。またはその上から布マスクを着けてダブルにし隙間をなくす。▶︎これをお互いに行えば、飛沫を吸い込まないですむ確率は96%に達すると伝えられている。▶︎一方で「自由の侵害」とマスクを拒絶する人も多い一部の共和党州では、マスクの義務化を廃止するところも出るなど、深刻な分断は今も続いている[2021/02/18

◼️政府:『収束へワクチンは「史上最大の作戦」成否は五輪に影響も』

菅政権が新型コロナウイルス対策の「切り札」と位置付けるワクチンの国内接種が217日、始まった。▶︎コロナ対応の「後手」批判で体力を削られた政権にとって、国民の期待感が跳ね上がっているワクチンプロジェクトは成功が義務付けられた「史上最大の作戦」(政府高官)。▶︎その成否は、夏の東京五輪・パラリンピックの開催可否にも影響しそうだ。▶︎「(ワクチンは)感染拡大防止の決め手になる。▶︎しっかり接種を行い、何としても収束に向かわせたい」。▶︎この日、医療従事者への先行接種が始まったワクチンについて菅首相は、衆院予算委員会の集中審議で率直な希望を答弁に乗せた。▶︎コロナ禍が支持率落下につながった首相はかねて、周囲に「ワクチンで雰囲気が良くなるはずだ」と伝え、早期の接種開始にこだわってきた。▶︎年初の記者会見の際に「2月下旬」としていた時期を、22日の会見では前倒しして「2月中旬」と表明。確かな前進の一歩の裏側には紆余曲折があった。▶︎複数の関係者によると、官邸は1月中旬までは国内接種体制の構築に集中する傍ら、ワクチンの海外調達は厚生労働省に任せきりにしていた。▶︎その結果、米ファイザー製ワクチンを製造するベルギーからの輸入時期が不透明になるなど「トラブル続きだった」(首相周辺)。▶︎厚労省が当初、ファイザー日本法人だけを窓口としていたことも一因だった。▶︎そこで、てこ入れに入った官邸スタッフはファイザー米国本社とコンタクト。▶︎さらに118日にワクチン特命担当に任命された河野太郎行政改革担当相が自ら本社との直接交渉に乗り出し、調達を迅速化する道を開いたという。▶︎首相周辺は「役所任せでは駄目だ。国民の期待が高い分、失敗は絶対に許されないんだ」と官邸主導の成果を強調する。▶︎今後、41日以降に65歳以上の高齢者向け接種を始めたいとする政府。▶︎だが、ワクチン争奪戦は世界規模で展開されており、その安定供給や、副反応など未経験のリスクも含めて課題は多い。▶︎河野氏も216日の会見で、「われわれも自治体もやったことがない大きなプロジェクト。必ず何かが起きる」「1から100まで計画がビシッとあるより、柔軟に対応できるほうが強い」と繰り返し、トラブル発生に予防線を張った。▶︎日本がスムーズに集団免疫獲得に進めるかは、政権の命運が懸かる東京五輪に向けた国民のムードに直結する。▶︎325日には聖火リレーがスタートし、その後、会場の観客をどうするかの判断を下す重大局面が来る。▶︎政府関係者は「万が一、ワクチンでつまずけば、五輪実現の機運はさらにしぼむ。『菅降ろし』の政局となりかねない」と話す[2021/02/18

◼️【コロナ禍の基礎用語】

▶︎『集団免疫』=全員がまずは何の免疫状態もない人たちで構成されているという前提があって、なおかつ均一な「かかりやすさ」の人間集団であるという仮定を置く。その集団は、理論上は「-(1 / R0)」という値。R0というのは「基本再生産数(*1)」。この値まで免疫を持っている人の割合が達すると、集団の中でそれ以上感染症が広がらなくなる状態を指す[ex. 新型コロナのR02ぐらいですから、1引く2分の1ということになると0.5。すなわち50%の人が免疫を持つと集団の中ではそれ以上感染が流行せず自然に止まる]

【*1】「基本再生産数」=集団のすべての人に免疫が付いていない状態において、1人の感染者から何人に感染させるかという平均値

◼️【コロナワクチンの予備知識】

国内・海外において、不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン、ペプチドワクチン、メッセンジャーRNAワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチンなど様々な種類のワクチン開発が行われている。不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン、ペプチドワクチンは、不活化した新型コロナウイルスの一部やウイルスの一部のタンパクを人体に投与し、それに対して免疫が出来る仕組み。メッセンジャーRNAワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチンは新型コロナウイルスの遺伝情報をそれぞれメッセンジャーRNADNAプラスミドとして、あるいは別の無害化したウイルス等に入れて、人に投与するもの。それが、人の細胞に入り、ウイルスのタンパク質を作ることによってウイルスのタンパク質に対して免疫が出来る仕組み。

▶︎『生ワクチン』=生きているウイルスや細菌の毒性や発病力を極度に弱めた(弱毒化した)ウイルスや細菌等をワクチンとしたもの。接種後に得られる免疫は強固で、自然感染による強毒な病原体の感染を防ぐことができるが、ウイルスや細菌が体内で増殖するので、接種後しばらくしてから発熱や発疹など、その病気の症状が軽く出てくることがある。この免疫の強さは自然感染の場合とほぼ同様に長続きする(なお、自然感染による刺激(ブースター)が少ないとワクチンによって獲得された免疫はやがて減衰する)。また、生ワクチンは免疫不全者(水痘ワクチンを除く)および妊婦には禁忌となっている。 次に違う種類のワクチンを接種する場合は27日以上間隔をあける必要がある。BCG、風疹ワクチン、麻疹ワクチン、ムンプスワクチンなどがある。

▶︎『不活化ワクチン』=大量に培養されたウイルスや細菌からウイルス粒子や細菌の菌体を集めて精製した後、加熱やホルマリン等の薬剤を用いて処理をし、感染力や毒力をなくした病原体やその成分で作ったワクチン。「生ワクチン」のように体内で増殖することがないので、1回接種しただけでは必要な免疫を獲得・維持できないため、数回の接種が必要。また、免疫不全者にも接種できますが、十分な免疫を獲得できない場合がある。次に違う種類のワクチンを接種する場合は6日以上間隔をあける必要がある。ポリオワクチン、日本脳炎ワクチン、狂犬病ワクチン、A型肝炎ワクチン、ワイル病ワクチンなどがある。

▶︎『トキソイドワクチン』=細菌の産生する毒素(トキシン)を取り出し、免疫を作る能力は持っているが毒性は無いようにしたワクチン。破傷風ワクチン、ジフテリアワクチンなどがある

▶︎ 『成分ワクチン(組換えワクチン、コンポーネントワクチン)』=感染防御抗原だけを取り出して精製したワクチンである。不活化ワクチンと比較すると同効果で少ない副作用という特徴がある。コレラワクチン、インフルエンザワクチン、百日咳ワクチン、B型肝炎ワクチンなどがある。

▶︎『ウイルスベクターワクチン』=ヒトに対して病原性のない、または弱毒性のウイルスベクター(運び手)に抗原たんぱく質の遺伝子を組み込んだ、組み換えウイルスを投与するワクチン。ウイルス自体が細胞に侵入し、細胞質で抗原たんぱく質をつくり出すことで、抗体によりウイルスを排除する「液性免疫」と、免疫細胞の1つであるキラーT細胞などにより排除する「細胞性免疫」を引き起こすと考えられている。

▶︎mRNAワクチン』=「mRNA」とは、タンパク質を作るためにDNAという遺伝情報の大元の一部を転写(コピー)して作られるRNAのこと。COVID-19ウイルスの表面のスパイクタンパク質の遺伝情報のmRNAを合成して、脂質ナノ粒子という物質の中に入れて接種することで、人の体の細胞がそのタンパク質を作り、そのタンパク質に対する免疫がつくシステムを兼ね備えたワクチン

▶︎ ︎『アジュバント(効果促進剤)』=ラテン語の「助ける」という意味をもつ'adjuvare'  いう言葉を語源に持ち、(コロナ)ワクチンと一緒に投与して、その効果(免疫原性)を増強する 目的で使用される物質(因子)の総称

日本国内採用予定コロナワクチン](*2021218日時点)

 BioNTech/Pfizer社:mRNAワクチン(開発番号:BNT162b2

 Moderna社:mRNAワクチン(開発番号:mRNA-1273

 Oxford大学/AstraZeneca社:ウイルスベクターワクチン(開発番号:AZD1222

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【コロナ関連お役立ちリンク集】


LINE『コロワくんの相談室』(コロナワクチン接種関連情報)リンクURLhttps://corowakun-supporters.studio.site/


 『ワクチン相談専用コールセンター』

ワクチンに関する質問や相談受付窓口(言語は日本語のみ)

フリーダイヤル「0120761770」午前9時から午後9時まで土日・祝日も実施[*個別の接種スケジュールや接種会場については市町村のコールセンターに要問い合わせ]


 【コロナワクチン詐欺無料相談】

無料相談電話(0120797188

2021215日より開設/午前10時~午後4時。土日祝日も相談可]


 『東京都新型コロナウイルス感染症 支援情報ナビ』

https://covid19.supportnavi.metro.tokyo.lg.jp/


◎『新型コロナワクチンについて』

[首相官邸公式ホームページ]

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html


[掲載日時:2021218日(木た)12:30


それ、しらんかっとってんちんとんしゃん。