(赤コームの歯が欠けてるのわ

某高級コームの真似してわざと折ったんですが

お客様からたまに指摘されるのですが指摘してもらえた方がまだよくて

陰で眉をひそめられてるとしたら…、某高級コームは

落としたら簡単に割れるんで…過去には一揃え準備したんですが

落として割れてから買ってません、なので自作です。)

 

先日の「所さんの笑ってこらえて!」と言う番組の中で

「梳きバサミ(セニングシザース)を使わないで髪の毛を間引く

1~9ミリ幅で普通のはさみで梳きバサミを入れた質感にカットする

それがカット代二万円」それが最先端のカットと。

 

梳きバサミを否定する発言をよく耳にするのですが

道具なんで特性を理解して使いたい場面で使い分ければ良くて

カミソリ(レザー)カットも否定派多くて

国内、レザーカットの代表みたいな東京の美容師さんも

(花より男子作者の行きつけ美容師(出典単行本)

「道具を指定してくるお客さんにはレザーも使い方で

傷まないようにカットできる」と説明してドンドン切っていくそうです。

はなから使わない宣言は、好みというか縛りというか自分のマイルールであって

どの美容師にも基本の次に考えてる事だったりで

宣言することで差別化してるんだろうと思うけど

裏に他者を否定する気持ちが無いのか勘ぐってしまう

 

例えばセニングを使わないと時間がかかりそうに思う

1ミリ幅でハサミを細かく動かして切るとこ切らないところ入れていけば…

そりゃ、2万円分の労力だなとなるわけで

私もちょっとトライしてみましたが…すごい忍耐力だと思いました。

均等に量を減らしたいのならこだわりもやむなしと思いますが

セニングを横に入れて定規で線を引いたかのようなラインが出るのが嫌なら

パネルに対してチョップして入れたらいいんでは。

私は「スーパーサイヤ人」みたいな束束長い短いを表現したいんで

ライン出さないようにする為に「左斜めパネル」「右斜めパネル」でラインを出さないで

縦軸で見た時に「インレイヤー気味」な長短作ってみるとかしてると

お客様によっては左右で髪の長さが違うとクレームはいること有りますが

2~3cmずれたら長さ違うし、もみあげ・耳上耳前耳後ろ襟足

左右同じポイントをつまんでもらえると大体同じになってるはずなんですが…

また耳の高さやその立ち具合で左右同じに切ることの方が間違いな場合もあるんですよね

まぁあくまで特に毛の多い方用であまり話さないでカットしたら1時間で

3850円です。悪く言えばスカスカなんでしょうね。

 

あともう一つカット中の「カチャカチャ」なる音

あれはあれで鳴る様に練習して鳴らしてるんですよね。

それもカットした後右手のハサミを勢いよく左に持っているコーム右手に

持ち直すために迎えに行ったときに音を鳴らしてるという…

カットには直接必要な音ではありません

リズムを付けるという目的や

お客様の中にはそのリズムを楽しみにされてる人もいるかもしれないし

もしかしたら、音が鳴る方がかっこいいと思って練習して鳴らしてるのかもしれないし

私はあえて鳴らさないです、たまに大急ぎでカットしてるとカシャッとなることもありますが

私の「ホスピタリティー」からするとわざわざ鳴らす必要ないと練習しませんでした

なので、カット中にお客様の顔に刃先を向けない為にハサミをくるっと持ち直すというのも

かっこよく見えそうで少し練習しましたが顔周りでぶん回す果たして必要か?と

意味ある無しのバランスで却下しました。

 

要するに言いたいことは、いろんな考えのマイルール・流派が有って

お客様に喜んでもらえることが大事なのですが

そこの演出で見せるのが上手い人もいて

「攻撃は正義に似ている」ということが有って

他者と比較状態を作り上げて自らを上に見せる。

そういう人になりたいと思うけど

恥ずかしさからそんなこと出来ないとも思うし

でも年のせいでしょうか分析して発表してみたくなってるんですよね

あえて、例えるなら「フーディーニ」「コナンドイル」。

詳しくは「栄光無き天才たち」という漫画に書いてあります。

 

トリックや心理、ドラマを見ててもこれはどういう力学でそこに至ったのか

そういう見方してしまう。

 

馬鹿と鋏は使いようってことで。

わざわざ敵を作る必要ないのですが

反響欲しさの若手ならぬアラフィフのとんがり発言でした。

 

synapse

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