少し前ネットで上みたいな美容院で交わされる会話が嫌と盛り上がっていました。

美容師としては「ワックス付けますか」の意なのですが、

それなら、ストレートにそう聞いて欲しいと。

 

シャンプー中の「流したりない所はございませんか?」も

「こっちは見えないんだから美容師が流し終わったと思えばそちらで判断して欲しい。」

またよくあるのが「痒いところございませんか?」

心に思ってることを言ってもらいたい為の「呼び水」だったり

実際痒かったり、もっと洗って欲しいのを

痒いせいにして言いやすく成るんじゃなかろうかと言う

京都人的なちょっと品あるみたいにならんかなぁと言う遠回しが

しんどいみたいですね。

と言う私は常連さんばかりなので殆ど決まり文句は聞かないですが

それでも、午前のお客様やまだ明るい時間に終わったお客様には

「この後はすぐに家に帰りますか?」「何かつけましょうかとか?」

「スプレーで固めますか?」くらいは聞いてしまいますね。

くせ毛のお客様でシャンプーさせてもらった後だと

「ストレートアイロンしときますか?」

時間に余裕ありそうだとコテで「巻いときましょうか?」

聞くんですよね。

返事に頭を使わされたくないという意見もあるみたいで

接客業総コンビニ接客化みたいなのが居心地良いんですかね。

 

私は極端な物の言い方をしてしまうからか

対決する物言いにとられるんでしょうか

誤解が生まれやすい言い方になってしまうかもしれませんが

 

美容院から出て家に帰って家族に「髪型」を見てもらうまでが

美容師である私の仕事、「髪切った」とか,娘さんがいれば

「その髪型いいね」その反対に「今回はちょっとイマイチだね」

本人様には鏡を見てもらって確認してもらってるんで

(まぁこれも気に入らないとは言いえない空気流れますよね)

大丈夫なはずと言う前提ですが

美容院にとっての「髪型」は商品であり、最大の「広告宣伝媒体」なんですよね。

お客様の「頭」ですが、美容師が責任を持つ美容師の「頭」でもあるんですよね

ここが間違ってるかもしれませんが、私は譲れない点であるし

真剣に取り組むモチベーションなんですよね。

なのでたまにいません?

「前髪切ったでしょう?わかりますよ。」と咎めるように言う美容師。

気持ちわかりますが、責めても…ちなみに当店では前髪カット550円です

自分で切っても自分の頭なんで…そういう点は冷たいんですよね。

 

まぁ、そうは言ってもオシャレな襟足にと、少し装飾的に切るんですが毎回却下されて

もう5mm切ってと言う攻防を3回して

最初のオーダー「伸びた分だけカットして」から1.5cm短くなって

最初のカウンセリングは何だったんだろうとがっくりするんですよね。

でも来てくれてるんだからまぁいいかと思うようにしてるんですが

たまに顔に出るんでしょうね。

 

先週組合の集まりが有ったのですが

一年に一回美容師の集まりに、ほとんど女性ばかりなのですが

居心地悪くても食事会迄参加してます

私も年をとったからかその「お節介」な雰囲気が年々

嫌ではなくなって来ました。

美容師に必要なのは、イヤッ!今の時代のテーマとして「お節介力」を

打ち出したいと考えてるんですよね。

ドラマやゲームなどやってて結局主人公は「お節介な奴」が多い

(最近はドラマもあまり見られなくなってるようですが)

まぁ私が我田引水でそういうキャラに目が行くだけかもしれませんし

「龍が如く」っていうゲームを今やってるからかもしれません。

3年後、5年後どんな世の中になってるか楽しみです。

「ねっ、言ったでしょ」と言いたい。

 

話がそれましたが、お任せと言っても

色々オーダーは有るもんだし

結局2か月ほどその頭で過ごすのはお客様なので要望聞くようになるんですけど

攻めきれない結果お客様の周りの方がその髪型を見て紹介で来店して頂けない

悪循環に陥ってるんかなと最後はぐちみたいになってしまいました。

 

扉を開ける局面のハードルが高くなってるんかな。

 

でも「お節介」や最初は丁寧にしゃべるようにしますが

慣れたらこの文章みたいに砕けてくるかもしれませんが

美容師はこういうことを考えてるんだなと。

 

デフレ局面が終わってきたんで

デフレも申し子たちがどうなるのか1~2年で答えが出ると思うんですけど。

 

synapse

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