200000HIT&7000コメ突破をして少し立ちました。
お友達からお祝いのメッセージも頂き、
本当に凄い数字に『皆様へのお礼を…』と考えておりました。
そこで、恒例の本編ドラマの塗り替えに久々に挑戦したします。
ドラマ・宮には、塗り替えたい場面が実にたくさんあります。
この17話後半~18話はユル君の誕生日のシーンです。
この誕生会では、二人は珍しく友だちの前でも
プチloveloveぶりを見せるなど
本当に良い感じでしたよね。
ところが、この誕生会にはヒョリンがなぜか参加し、
そして、こともあろうに最後の悪あがき。
しかもユル君もブラックで…。
そのことでせっかく二人の距離が縮まっていたのに
大きな誤解で最悪になってしましました。
「ヒョリンを好きになれない」「ヒョリンもユル君も許せない」
そんな人がここでたくさんいたはずです。
実は、本当は私もこの回の二人も絶対に許せませんでしたから…。
ということですっきっと塗り替えてみたいと思います。
【第1話】
シンは、徐々にチェギョンに惹かれていく自分を感じていた。
ユルに対する嫉妬は日に日に増していき、
チェギョンを独り占めにしたくて焦っている自分を感じる。
そんなときにヒョリンの自殺未遂。
どうして、あんなことをしたのかシンには理解できなかった。
結婚をことわったのはヒョリンだったのだから。
タイでの行動はシンには最後の思い出をプレゼントしたつもりだった。
ところがあんなスキャンダルになり、チェギョンをどれだけ傷つけただろうか?
シンの存在の大切さを失って初めて気が付いた…ヒョリンはそういった。
そして、シンの心変わりを責められた。
しかし、ヒョリンに今どんなに非難されようともう戻ることはできないと…ヒョリンにも伝えた。
シンは自分の気持ちにはっきりとチェギョンへの愛を感じて
チェギョンだけを見ていこうと心に誓った。
だから、思い切って口にした。
シン:「皇太子でなくても俺の傍にいろ」
シンのこころからの叫びだった。
急速に二人の関係が近づき、シンの世間へのダメージは大きかったが
二人の絆は強くなった。
そんな時、ユルの誕生会が開かれることが解った。
シンは、最初から乗り気でなかった。
チェギョンをユルと関わらせたくなかった。
しかし、チェギョンから
チェ:「友だちじゃない」
そう何度も説得され、渋々参加を承諾した。
しかもチェギョンが自分の車で行くといいだした。
シンは、危ないので一緒にというが友だちと一緒に行くというので
友だちと一緒の方がいいのか…と自分の車でさきに出発。
チェギョンは友だちを乗せてこわごわ出発。
そんなチェギョンにユルが後ろから心配で着いてきてくれた。
案の定、車は3時間もかかって現地に到着したチェギョンたち。
内心はシンも先に来たことを後悔していた。
無事に着いたことにホッとしたがユルが一緒だったことに気持ちがざわついた。
しかも、そこにヒョリンの姿。
シンも驚いたが、チェギョンもまさかヒョリンが参加しているとは思わなかったのだ。
ロビーの前に集まったが気まずいとしか言いようがない。
シン:「…(どうしてここにいるんだ?今度は一体何を考えている?)」
ヒョリンをちらりと見てからチェギョンに視線を移す。
やはり、驚いているのが解る。
シン:「…(帰ろうか?)」
しかし、それでは余りにもみんなの気分を害するであろう…。
しかも、部屋割りが始まった。
チェギョンが友だちと一緒が良いなんて言いだした。
ガン:「何を言ってるの。あんた達は夫婦なんだから」
シンはガンヒョンに感謝した。
まさか、ここでチェギョンと同じ部屋がいいとはさすがに口にはしにくい。
一方、チェギョンもヒョリンを気にしていた。
あんなことがあってようやくシンとヒョリンは決別できたと思っていた。
ヒョリンは留学する。
宮殿で皇后様に挨拶に来たヒョリンと偶然で出くわしたチェギョン。
なんとか関係を修復できない方とお茶に誘った。
しかし、ヒョリンからでたことばは、シンへの未練であった。
ヒョ:「いつでもシンが戻るというなら受け入れる」
いまもその一言が耳に残っているのだ。
しかし、シンは違った。
シンの言った「おれが皇太子でなくても傍にいろ」あの言葉は、
シンが辛い立場のなかで初めてチェギョンにだした救いを求める一言だった。
そして、シンの気持ちが自分にしっかり向き合っていることを感じている。
シンが急に優しくなった。
車の運転に付き合ってくれたり、(一度きりだったけど…)
東宮でも何気なくチェギョンの傍にいてくれる。
「何をしていても関係ない」と言っていたシン君が
私が何をしているのか気に掛けていることが感じられる。
だから、この状況は非常に気まずい。
せめて部屋は別にしないと…ヒョリンをまたきずつけちゃう…かな?
チェ:「(帰ろうか?)」
しかし、この状況では言い出しにくい。
???シン君もかなり気まずそう…誘わなきゃよかった。
あんなに嫌がっていたんだから…。
ユル君もどうしてヒョリンを?
互いに胸の中で思っていながら口にだせないもどかしさ。
イン:「ヒョリン、行こう」
インがヒョリンの荷物をもってシンたちの前を通った。
後につづきヒョリンが無言で通り過ぎる。
チラッとシンをみたような…しかし、シンも無言で目をあわすこともない。
そして、何もなかったかのように
シン:「いくぞ」
ぐずぐずしているチェギョンの手をひいて部屋に行こうとする。
ユルの視線とぶつかる。
シンは、少し溜息をついたように口元をゆるめてから視線を外す。
チェギョンもユルを気にしながらもシンに手を引かれてついていく。
唇を噛みしめ見送るユル。
表情がだんだん硬くなる。
別荘・シンとチェギョンの部屋
部屋に入るとさっきの気まずさを忘れたかのように…
いや、忘れたいかのようにはしゃぐちぇぎょん。
チェ:「ここ、広いね。
わあ、これって何?
クローゼット?
ねえ、なんだか同じへやって変な感じだね」
チェギョンの様子を見ていたシンを振り返る。
目が合い、ドキッとするシン。
シン:「夫婦なんだ。ガンジョンがいうように当然だろ?
いやなのか?」
チェ:「そうじゃないけど…。
みんなと来ているから…みんなと一緒に…そう思っていたの」
シン:「じゃ、今から行くか?
そうしたいならそうすればいい」
チェ:「そう言う意味じゃないよ。(寂しく…)
シン君の方がいやじゃないの?」
シン:「どうして?」
チェ:「…」
シン:「フッ、ヒョリンのこと気にしてるのか?
まさか…いるとは思わなかった」
チェ:「ユル君が招待したのかな?
ごめんね、来るの嫌だといっていたのに」
シンは、自分が傷ついているのにシンを気遣うチェギョンに胸が痛む。
シン:「チェギョン?
俺はいい。もうすんだことだ。
お前が辛いんじゃないのか?」
チェ:「大丈夫だよ」
シンはそんなチェギョンが堪らなく愛しく思う。
しかし、なかなか口にだせない。
今も抱きしめて「お前が好きだ」そういってやりたいのに…。
ヒョリンのことがあったすぐだけにとってつけたみたいで…。
シンは、もどかしくて、自分がふがいなく感じてしまう。
シン:「チェギョン、着替えよう」
チェ:「ここで?」
シン:「そうだよ」
チェ:「それは…」
シン:「俺は平気だ」
チェ:「私だって平気だよ。
ほら、シン君脱ぐからね。ホントに脱ぐよ」
サスペンダーをもって口を尖らしているチェギョン。
シンもドキドキしている。
結局、心も目を閉じ顔を背けてしまった。
チェギョンは隣の部屋に逃げ出して着替えをした。
シンは、恥ずかしくてあたふたするチェギョンに苦笑した。
シンもラフな服にしかえるとチェギョンを待った。
チェ:「シン君、着替え済んだ?」
チェギョンが隣室から顔をだした。
シンは、窓際で立っていたがチェギョンの声に振り返る。
近づいてきたチェギョン。
チェ:「なにか考えていたの?」
シン:「いや」
チェ:「そう?」
シン:「行こう」
本当はこのときシンはチェギョンに自分の気持ちを
はっきり言っておこうかどうしようか迷っていた。
もしかしたら、ユルとヒョリンはなにか繋がっているかも知れない…。
そんな疑惑がなんとなく頭を掠めていたから。
しかし、上手く言えなかった。
シンはこれを後々後悔することになる。
二人はみんなが待つベランダに向かった。
すでに全員そろっていて、バ-ベキューが始まっていた。
シンは前を歩くチェギョンの服の襟がひっくり返っているのを見て
直そうと手をだした。
シンの手に驚き首をすくめるチェギョン。
しかし、他の者からはイチャイチャしているように見えたようでさっそく冷やかされた。
二人は、ごまかしながらもヒョリンを気にする。
シンは、そんなチェギョンをみて申し訳なく思う。
食事が始まった。
もりもり食べ始めるみんな。
ガンヒョンはシンが余り食べてないことに気付く。
ガン:「チェギョン、旦那が食べてないよ」
チェ:「うん?」
チェギョンがみるとお皿の上になにも乗っていない。
チェギョンはふとこういう食べ物食べたことが無いんだと気付いた。
チェ:「もう、手がかかるんだから」
そう言いながらサンチュに肉を挟んで巻くとシンの口に持っていく。
シンは恥ずかしさもあり、いい徳地を噤む。
チェ:「いいから、食べて」
強引にシンの口元に持っていく。
仕方なく大きな口を開けるシン。
その口にチェギョンが肉を入れる。
チェ:「どう?美味しい?」
シン:「(口をモゴモゴしながら)ウンウン」と頷く。
そんなシンを見ながらインが
イン:「お前かわったな」
シン:「えっ?どんな風に?」
イン:「丸くなった」
シン:「(チェギョンを横目でみて)…」
苦笑する。
チェ:「(嬉しそうに)男は女で変わるの。
ほら、可愛いでしょ」
シンの膨らんだ頬をツンツンして笑った。
シン:「まったく」
そう言いながらも嬉しそうにチェギョをみている。
ヒョリンの顔から笑顔が消えた。
シンは、気が付いたがチェギョンは死角になっていて
ヒョリンの様子は見えなかったようだ。
ホッとする。
シンは、なんとしてもチェギョンを守らなければ…そう心に誓った。