~三つ子の魂(味覚)百まで~(4) | 【痛くない】小顔美矯正専門店 シンメトリー八王子

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人気シェフ、ジェイミー・オリヴァー氏のレストランが破産 ~三つ子の魂(味覚)百まで~(3)

 

幼少時に、

食べて不味いと感じたものでも、体が欲すれば食べるようになる、

 

という事が、この50代後半の老人の年齢になってから理解できる。

 

幼少の頃、大嫌いだったものは、

梅干し、豆腐、味噌汁、煮魚、野菜全般、肉、魚、卵の黄身、米、っとほとんどの食材。

トンカツ、すき焼は、絶対に食べない。

すき焼きの牛肉は食べないから、

今考えると、気持ち悪いが、

子供用に、ソーセージをすき焼きに入れてご飯を食べさせてもらっていた。

 

米は、塩おむすびだけ食べる、海苔がついていたら嫌い、具入も嫌い、

お茶漬けは噛まないで流し込むことができるから好き。

お茶漬けばかり食べていて、

噛まないと消化に悪いからと、お茶漬けも禁止された。

 

卵は、目玉焼きの白身だけ食べて、黄身を残す、甘い卵焼きは食べる、

豆腐は味が無いから嫌い、

味噌汁は、母の味噌汁がしょっぱくて、食べると下痢をしていたから嫌い、

煮魚も味が濃くてドロドロしているから嫌い、

肉も魚も野菜も米も食べない、

”大”偏食人間だった。

 

大好きメニューは、カレー、シチュー、骨付鶏ももの唐揚げ、

鶏のスープ、お茶漬け、近所の豚骨ラーメンくらいだった。

食事の時は麦茶を飲むとお腹がふくれて、

ごはんを食べないからと、親戚中で「こどもはごはんが終わるまで飲み物禁止」にされた。

食が細かったけれども、偏食もひどかった。

その中でも、絶対無理と思っていたのが、梅干し、豆腐、味噌汁。

 

梅干しは、祖母に体に良いからと、湯に梅干し1つを砕いて飲まされていたが、

湯で薄めてもしょっぱくて、無理だった…

豆腐の味噌汁は、朝ごはんを全て食べないと学校に行かせてもらえなかったから、

下痢を覚悟して、飲んで小学校に行った。

その頃の嫌な思い出が根底にあり

更に味噌汁と豆腐が嫌いになった。

 

この梅干し、豆腐、味噌、に、良い思い出はないが、

40代前半に、肉が体に合わなくなって、タンパク質が取れなくなると、

突然豆腐を好んで食べるようになった。

体に負担がかからない事を、私ではなく、「体」が覚えている感じだった。

 

40代後半に、体調改善に

紀州の龍神梅を4Kg買って、一人でほとんどを食べてしまった。

 

絶対に口にしない、と思っていた、梅干しと豆腐、味噌も、

体調が変化すると、体が自然に欲して食べるようになる。

毎朝泣きながら、朝ごはんを食べて学校に行っていた事も、

今となっては意味がある事に気付く。

 

日本の食卓、食育は、素晴らしい!

わがままを言わせないしつけというのも、スパルタだったけれど、まあ、いいか~。

 

偏食だらけだった私も、

母のスパルタ食育のおかげで、

今は食べれないものは無い!

 

添加物の含まれていない、

まっとうな食べ物を食べて、美味しいと思う感性を持つか否かは、

幼少時の経験で決まると思う。

 

2008年「日本綜合医学会」の講演会で、

奇跡のリンゴを育てた「木村秋則」さん、

吉祥寺の当時80歳の小児科医、「真弓貞夫先生」、

「櫻井よしこ」氏のお話を聞いた。

 

進駐軍【言葉が古い?Go Home Quickly】が、

「日本人が、国土がボロボロになるまで戦えるほど粘り強く我慢強いのは

食生活にあるのではないか」と、考えた、と、

「真弓貞夫」先生が言われていた。

 

人間は食べるもので、出来上がっている。

(つづく)