今月7月29日はロベルト・シューマンの命日。
その日には彼のアルバムの記事を投稿予定である。
エンデニヒの療養所で亡くなったシューマン。
悲劇的な死を迎えた作曲家は何人もいるが、
(中には誤って射殺された者も)
シューマンの場合はどうだろうか―。
療養所に行くことを決めたのはシューマン本人だった。心を蝕む狂気により、これ以上クララと子供たちに迷惑はかけられまいと思ったのだろう。
リヒャルツ博士の治療がはたしてどのようなものであったのか、今は何とも言えない。シューマン本人は回復するだろうと思っていたのかもしれないが、現実は残酷であった。
次回の投稿アルバムより、シューマンが最期に書き付けたという
コラールを基に作曲したアリベルト・ライマンの作品。ライマンは
リヒャルツ博士と血縁関係にあるという。
ヴェーベルン/カンタータ第2番より。彼はタバコの火を誤解され、
兵士に誤射されて亡くなった。カンタータ第3番は未完のままだ。
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シューマンが精力的に作曲していた頃の作品―彼が完成させた唯一のオペラがこの「ゲノフェーファ」だった。
最高のシューマン解釈を聞かせるニコラウス・アーノンクールによる上演盤。
僕のコレクションで初めてのオペラ全曲ディスク(DVD盤)となった。