2024年の幕開けは衝撃的なものとなってしまった―。
毎年恒例のVPOニューイヤー・コンサートが、上記の事情でTV&ラジオの放映がなされなかったのはおそらく初めてだろう。
今年はブルックナー生誕200年ということもあり、初期の作品カドリーユの管弦楽版が演奏されたとのこと。
指揮を務めたクリスティアン・ティーレマンによるVPOとのブルックナー・アルバムについては、年内に取り上げる予定である。
来年2025年の指揮はクライバーの友人だったこの方。何と7度目の出演となる―。
かつてのニューイヤー・コンサートで今でも話題に上るのが、カルロス・クライバー指揮の二度のコンサートであろう。
いつキャンセルされてもおかしくない指揮者ゆえ、実現しただけでも奇跡に等しいが、とりわけVPOとのコンビは向かうところ敵なしの、まさに無双状態。
今回取り上げたDVDは、二度目のニューイヤー登場のきっかけともなったVPO慈善コンサートでのライヴである。仄かに多幸感が香るのは気のせいではあるまい。
そのニューイヤー・コンサートでのリハーサル場面から―。
当DVD盤の全曲がUPされている―。
今年2024年もどうぞよろしくお願いいたします―。