昨日、旧ツイッターにクリスティアン・ツィメルマン引退についてのツイートがなされた。
今後は指揮活動に専念されるという。
下記リンクでインタビューの音源が聞けます―。
ツィメルマンの指揮といえば、 自らメンバーを集めたポーランド祝祭管弦楽団とのショパンのコンチェルトの弾き振りを思い出すが、最初の機会はベートーヴェンの協奏曲だったようだ。当時存命だったバーンスタイン指揮のもと、ライヴ・レコーディングが進んでいたが、レニーが死去し、残るナンバーをウィーン・フィルと弾き振りしたのだった。
僕は彼らのブラームス・アルバムが好きで、特にピアノ協奏曲第1番の演奏は長年のお気に入り。この作品の魅力に惹き込まれるきっかけとなった。
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さて、この度振り返るのは、バーンスタインによるショスタコーヴィチ録音である。
とりわけ交響曲第6番&第9番は深刻さとユーモアのバランスが絶妙で、どちらかといえば聴く作品を選んでしまうショスタコのなかでも好きなタイプの音楽であるが、「お国モノの演奏」が苦手な僕にとって、このバーンスタイン / VPO盤はマーラーの延長線上で聞けるのがありがたい。
ブラームス/ピアノ協奏曲第1番から第1楽章。若きツィメルマンの演奏。
バーンスタインの熱気、晩年スタイルの濃密感を堪能―。
同一音源による映像盤から、ショスタコーヴィチ/交響曲第6番~第3楽章。
ノリノリの指揮ぶりを楽しめる。VPOは初録音(演奏)かな?