`石ころたち - 光加減` | symbolic path

symbolic path

視覚的な感覚が心に与える影響などを徒然に

 

`石ころたち - 光加減`

 

本日の瞑想より

 

小さな女の子は、彼女の目の前にある彩り豊かな石ころたちに、ただただ見入っていた。

彼女の目は、時間という流れの中、反射されている光によって、それぞれの彩りが変わる様子を追い、長い間、何も言わずただ静かに座っていた。彼女のその目の動きによって、時間が流れているということがわかるような感覚。彼女は、`何か`をその間に、吸収し、観察し、視る角度を変化させたりしながら、分析したりしていた。一つ、石を取り上げ、何かを確認し、元に戻すことなく、他の場所に置いてみたり、我慢強く、そんな観察作業を繰り返していた。

彼女の顔の表情が時々変化していた。まるで、新しいアイデアや、解決策、インスピレーションが閃いたかのように。そんな作業に没頭しながら、彼女は、そのプロセス自体に満足しているようだった。