齋藤浩美です。
先週までは、色々な事を振り返る毎日でした。
私にとって一年のうち何日か忘れられない日があります。
その一つが5月18日。
私の中で、TMNETWORKがどれだけ自分に大きな存在だったのかを言わしめた日でした
(笑)。
当時の私は高校生で、やはり喪失感はありました。
最初で最後がその終了liveだっただけに、終わったら何かがぽっかりと空いて、悔しくて。
その後も、バイトのお金をCDや本を情報を集めては買ってその穴を埋めていました。
友人もそれを心配して、色々と他のアーティストを紹介してくれたりして、気持ちをほぐしてくれたことを覚えています。
今思うとありがたいものです。
時折行っている他のアーティストは、この高校時代に聴いていたものです。
ティーンエイジャーの感性は、本当にピュアでかわいいものだなと思います。
その後も"終幕"、"解散"、"休止"と好きになるアーティストの節目に立ち会う事が多くて、随分と悔しくて泣いたものです。
と、同時に色々なモノが見えて、勉強になることが多くなっていくんです。
例えば、
・ドームやアリーナ、ホールの演出の違い。
・視線と歌声の出し方、姿勢。
・バンドとしての売り出し方とソロ活動の時の見せ方の違い。
・fanとの交流の違い。
・音楽だけでなく、メンバーと同じ衣装や髪形をすることが出来、それを楽しめるようにする空間を作ること。
・故郷でライブをすることで地域貢献するということ。
・批判されても、どんな形であれ、続けていくことは力であり才能であることを、20年の歳月を込めて教えてくれたこと。
ビジネスとしてみても、人としての成長としても、すごい面白いものを見せてもらったような気がします。
そして媒体も…
カセット→CD→MD→MP3、ipod
と、カセットの誕生が1960年代ですから、20年でものすごい進化を遂げたのではないかと思います。
そして今は、音楽がどれだけ人の心や体に影響を与えているのかを勉強させていただいています。
音楽は時代の鏡と表現されますが、これはこういうことかとちょっと怖い気持ちにもなりますが、体験させていただきました。
と、ここまで書いて思う事は、最初のコピーの"金色の夢"は、このアーテイストがドアを開けて他のアーテイストを通して様々なものを見せてくれたんだなと、ようやく今年気づきました。
なので、あの時の喪失感は、見事素敵な引き寄せと私のソウル(タロットの隠者体質)を育ててくれたのです。
20年前の私よ、よく頑張ったありがとう。
「何が自分なんだろうっていうのは、よく解らないけど、音楽が好きだって言う自分には誠実にいたい」
の答えはこれだったんだよ。
そして安心しなさい。
終了、終幕、解散、休止したアーティスト達は、20年後の今ほぼ復活しているからッ!
という素晴らしいオチがついております。
今は、この曲が私のブームです♪
そして、このメッセージは5月28日のliveに続きます(笑)。