5月21日、木曜日の夕方以降、家に帰ったらダルくてそのまんまベッドへ。ほどなくして熱感がありアイスノンと冷えピタ使用。鼻は詰まってくるわ、たまに咳も出るわ、こりゃ風邪でもひいたかと思いました。
いや待て、このご時世、新型コロナウイルスとかぢゃ洒落にならないぞ?

朝になるとクーリング効果ですっかり回復し、熱は下がり鼻詰まりも咳もおさまっていました。
でもさすが前の晩にそんな症状があったのにバスの運転なんてしてたら怒られるわけで、会社に電話し金曜日は休んで病院受診する方向になりました。


美幌町国民健康保険病院。現在新型コロナ対策で発熱外来は救急入口から入る決まりになっています。
思い起こされるのは昨年の1月17日、風邪かと思って津別病院受診から「血糖値が高いので日赤に行ってもらいます」と救急搬送され、上腸間膜静脈血栓症による小腸閉塞がみつかって1ヵ月半の長期入院があったのでさすがにドキドキしていました。


救急入口の玄関に入ると消毒液があり、まずは職員と電話してくださいとのこと。
職「来院前に電話しました?」
私「いいえしていません」
職「こっちから入るの知っていました?」
私「はい毎日のように玄関前にバス付けてますから」
職「どのような症状が?」
私「昨夜から発熱・鼻閉・咳嗽がありました」
職「鍵を開けるので待っていてください」
このような会話で数分待ち院内に入りました。


通常は会議室として使用されている部屋が発熱外来になっていました。扉の前で待機し最初に保険証を渡し名前と連絡先を記入、もう一度症状を説明しトイレで採尿し、それから部屋に入って診察①と表示されたスペースへ通されたような感じだったはず。
パーテーション、寝具に使うような白い布、ビニールシートで防護効果がしっかりしていそうですね。
体温・血圧・脈拍・血液の酸素濃度などを測定し、さらに採血。技師が移動式装置を運んできてレントゲン撮影して、医師が来るまではしばし待ちます。
(すでに症状がおさまっているからで、おそらく本当の急患状態だったらバタバタするのでしょうけど。)

採血のとき「看護師さん上手いね」とか、私も准看護師ですけど現場離れているのでいまはそんなできるかわかりませんなんて話してたら、男の看護師少ないし夜勤もできるなら准看護師だってウチに来てよって。
まだ研修運転手みたいなモンなので、病院のほうが即戦力として求めてくれるのならそれもアリなのかな…
昨年の入院時に初めて医療サイドではなく患者サイドから病院を見ましたが、確かに自力でトイレに行けない時に女の職員に介助してもらうのはだんだん恥ずかしくなってきたり、シャワー浴の許可が出たらそのうち自分でガシガシこすれないのは物足りなくなってくるんですよね。だから回復したいって思うんでしょうけど。

さて到着した医師から「新型コロナの症状では無いと思います」と伝えられたとき本当に安心しました。
考えたら新型コロナウイルス感染の可能性がある場合は家庭や通勤の環境だけでなく、会社で誰と接触があった、バスの中で誰と接触があった、終業後帰宅する前スーパーに寄ったときはどこどこのコーナーに立ち寄ったとか質問され、その人たちみんな濃厚接触者になるわけでしょ?

「血液検査の結果から細菌によると思われる炎症反応が出ています」と、他は特に問題なし。「1日1回の抗菌剤と発熱時の解熱剤を処方します」「インフルエンザのような感染の可能性も低いですので月曜日に正面玄関から入って内科を再診してください」と。
とりあえず何かはわからないけど細菌性の炎症。1年前の手術直後にはお腹から膿混じりの廃液がダクダク出ていたことを話したら、医師もその可能性はありますねということでした。
(余談ですが1年前、血栓を詰まらせるほど急に血糖値が上がり、それなのに退院時にはほぼ正常値に、数ヶ月後には症状が無いからと勝手に糖尿病薬を飲むこともやめたのに、現在ではいつも血液が正常値である疑問を今回の医師が解き明かしました。「一気に糖分の多い飲料を飲みまくったりしていませんでしたか?」って、そうか、糖尿病じゃなくてその時の生活習慣がダメダメだったのね…)

薬局で処方された薬を受け取ったら、うつす心配もほぼ無いとのことだったので栄養を付けるため喫茶店でカレーライス!
そう言えば問診の際「ダルくなりかけた昨晩からお腹も空かなかったので何も食べてません」と話したら、医師から「食欲が無いとき無理にとは言わないけれどしっかり食べて水分もしっかり摂ってください」と、薬局からまっすぐ帰ってもきっとレトルト物しか食べないし少し良くなるまではプロが作った料理で贅沢することにしました。
いちおう「細菌性の感染をした」と言うことで、うつらないかも知れないけどもしもがあっても困るので再診がある月曜日まではお休みに。ただでさえ自粛自粛で家にこもっていたのに仕事にも出られなくなってしまいました。

しっかり食べろと言われながら土曜日はカツ丼とうどん、日曜日は炒飯と味噌ラーメンを外食1回でまとめて食べるような感じ。あとはパンを買って帰ってもう1食くらいで過ごしました。
症状は徐々に回復傾向。そう言えば1年前の手術の後もあまりに早い回復力で驚かれていました。心電計に点滴や廃液のバックやらたくさんぶらさげながら自力でトイレに行きたいとか、シャワー浴始まったら自力でできるからいいよとか、こりゃもう性格ですね。リハビリ始まったら筋トレできないのかとか馬鹿じゃないかと思われたかも。結局退院翌日から仕事に復帰した常識の通じない馬鹿ですケドw


それで本日、はれて正面玄関から入っての再診。普通に受付をして、採血採尿をして、腹部のCT撮影がありました。さて医師の診断は何なのでしょう?
「炎症反応はかなりおさまっています」「ここを切ったと思われる小腸も、肝臓も胆嚢も膵臓もどこも悪くないようですね」、へ?
「尿中に結石のような成分がありましたが腎臓にも膀胱にも何も写っていません」、そうなんですか?
「とりあえず何の炎症なのかわかりませんが抗菌剤が効いているようなのであと5日飲んで症状悪化しなかったら再診の必要はありませんよ」、はい。

結局は何もわからずじまい。ただ処方された薬はガッツリ効いている様子。発熱外来使ったからなのか、CT撮影したからなのか、結果はわからずじまいだけど2日分の受診料計1万円超えっていうのがビックリポン!
まぁ何にせよ、1年前に死にそうになっていたのがまだ生きているだけで奇跡みたいなモンですし、そのときからの炎症が再発したのだとしても治れば結果良し!

火曜日からは久しぶりに出勤できるし、買物してからまた喫茶店でカレーライス食べて、夕方家に帰ってきたのが5月25日のお話でした。
(長文失礼w)