ひとごみが嫌いな私ですが、今日明日と広島市中心部の広島城周辺で行われている『ひろしまフードフェスティバル2010』に行ってきました。
ひろしまフードフェスティバルは「広島県内23市町が大集合、豪華イベントと広島の旬を丸ごと食べ尽くそう!」というもので、ここのところ毎年開催されています。

フードフェスティバルという名前からも基本的には食の祭典的なイベントですが、広島城の敷地内では写真のようにバンドのライブがあったり菊の展覧会があったりもします。

メインの食のほうはというと、これからシーズン本番に突入する広島産の焼き牡蠣の店などがありました。魚介類でいうと他にも北海道の焼き帆立、島根のシジミ汁があったので食べてきました。

広島ローカルなイベントなので主体は広島県内の農協組織です。中でも目立ったのは広島牛の丸焼きで、私が買って食べたのは写真の店からではありませんが本当に美味しい牛肉でした。
広島県内の農協関係でいうと定番の地元産野菜の販売テントもかなり大きかったです。あとは米農家が開発している米粉を使ったお好み焼き、パン、ケーキなどのコーナーも目立ち、実際チーズケーキを買って食べましたがこちらもなかなか美味しかったです。
そういえば元・極楽とんぼの山本圭一さん(広島出身)が宮崎の会社で販売するなど最近ちょっとした肉巻きおむすびブームが起きていますが、広島の業者も結構それに便乗販売しているようです。食べた感想からいうとモ●バーガーさんの焼肉バーガーのほうがいいかなって感じでした。
他にも県外から来たものを続けると名古屋名物の天むす屋さんが目立ちましたが、これは何度も食べたことがあるので今回はパス。種子島の焼き芋も目を引きましたがとんでもない行列だったのでやはりパスしました。まぁ農協、漁協絡みや地元の飲食店など多数の出店で会場は大賑わいでした。

ちょっと会場周辺の史跡名勝を紹介しておきましょう。こちらは広島城の裏手、今回は古着市やら焼酎コーナーが陣取っていた北側からみた広島城天守閣です。もちろん原爆で全壊してしまったものを復元されたもので現在は展望台を兼ねた歴史博物館になっています。

そしてこちらが広島城の敷地内ほぼ中央に位置する広島護国神社です。正月のごったがえしを考えると広島城を訪れる観光客よりも護国神社に初詣する地元民の数のほうが多そうですね。ちなみに最初に紹介したライブ会場も護国神社前に設営されています。
ちなみに広島城の歴史は豊臣氏が天下統一していた時代に毛利氏が築城したことにはじまりますが、近代では日清戦争のおり第五師団司令部が置かれていた位置に明治天皇が移り1年半にわたり大本営が置かれたことがあります。当時は帝国議会も広島で行われており、明治維新以降首都機能が東京を離れた唯一の事例となりました。

