2月も今日で終わりあと1ヶ月で新年度がはじまります。そして今年行われる選挙でもっとも大きいのが参議院議員選挙です。

私が住む広島県選挙区では定数2に対して民主党、国民新党、自民党、共産党などから立候補者がでてこれを争う展開となりそうです。その中で国民新党の推薦をうけて選挙戦に挑むことになりそうなのが河井案里さんで、この人は元自民党県議会議員でしたが任期途中で辞職、昨年の県知事選挙に出馬し次点で落選しました。
そして私が気になるのは今後の日本の保守政党の構成です。

現在政権与党を構成しているのが国民新党。野党にいるのは自民党とみんなの党。しかしこの3党をみていると、自身の政策を積極的に発信できているのは国民新党とせいぜいみんなの党くらいなもので、自民党にいたっては政権与党の批判しかきこえてこないのが現状です。
仮に河井案里さんが当選した場合は国民新党所属の参議院議員となるのでしょうが、この人が県知事選挙あたりで自民党から国民新党寄りに展開してきたことからもわかるように、政治家としては政策立案能力を全く失った自民党より、国民新党やみんなの党などのほうが政治理念をアピールしていくうえでもはるかに魅力があるということではないでしょうか?

55年体制のはじまりとなった旧自由党と旧民主党の合流以降は途中で小規模の離脱、合流がみられたものの小泉政権までは党の方向性がはっきりみえていたと思われたのが自民党です。
それが安倍政権、福田政権、麻生政権へと移り変わる過程で徐々に党総裁の求心力がなくなり、しまいに昨年の衆議院議員選挙では直前まで執行部批判を繰り返した候補を比例復活させ他の多くの現職議員を落選させるという、素人目には到底理解ができないような結果が現れてきたわけです。
そして野党となった谷垣総裁の自民党、はたしてこの政党は未来を託すほどの価値があるのでしょうか?

表題にあげた2党ではっきりしているのは国民新党が郵政改革の見直しを、みんなの党が小泉構造改革を推進していく立場を示していることでしょう。つまりは共に自民党を離脱して発足したものではあっても、公営事業の改革に関してはほぼ対極に位置しているということです。
もっといえば自民党は党としての方向性がうやむやになっていて、自民党支持者というのも長く政権を担ってきたという過去の実績を評価する以外に、本当なら国民新党やみんなの党のような方向性のわかりやすい政党のほうが応援しやすいのではないかと。

第三者的なみかたですが、このまま自民党が退行していくのはもったいないような気がします。
単純に自民党内で分解、結党が進むくらいならまだ国民新党やみんなの党へと分かれていくほうが保守系志向の支持者の民意も救われるような気がしますね。

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