
群馬県の渡良瀬川流域にある桐生市(青色)とみどり市(緑色)
平成の大合併により桐生市(桐生市+新里村+黒保根村)が当初誕生し、次いでそれとは別にみどり市(笠懸町+大間々町+東村)が誕生しました。見てのとおりみどり市は桐生市の合併に参加しなかった町村が割って入るような形の合併となりました。
なぜこのような形態になったのでしょう。ちなみにこの地域の生活の動線となるわたらせ渓谷鉄道は、JR両毛線下新田駅(旧桐生市)から分岐し大間々駅(旧大間々町)、水沼駅(旧黒保根村)、花輪駅(旧東村)と新桐生市地域、新みどり市地域を交互に通り抜けて栃木県日光市(旧足尾町)にある終点の間藤駅へと向かいます。
同じ北関東の栃木県では日光地域が大型合併して日光市(元は5市町村)誕生、全国の市町村でも岐阜県高山市、静岡県浜松市に次ぐ第3位の広域自治体となりました。それが隣り合う桐生地域では桐生市(3市村)、みどり市(3町村)と飛び飛びに合併したというのは単純に地域性からなのでしょうか。
気になったので後から合併して誕生したみどり市のHPを見てきましたが、桐生市と別に合併して誕生することになった経緯は一切触れられていませんでした。
最後に両市の2008年10月1日の推計人口は桐生市が 123,727 人、みどり市が 51,800 人。2市の合計では 175,527 人となります。

