窓はデザイン的にも、実用的にも重要なパーツ。
ただ、立地やライフスタイルによって
その必要性 は結構変わると思います。
ウチは住宅密集地という事もあり、
窓は一般的な住宅より少なくしました。
既に建築された方はご存じかと思いますが、
窓って、結構高いです。 普通に1か所
数十万に達してしまう窓も。
逆に言うと、窓を減らす事で
他に予算をまわすという考えもできます。
気密性・断熱性もUPするので、
一石二鳥ですね。
法律的に居室床面積の7分の1、窓は必要みたい
ですが、居室ではない トイレやお風呂、
脱衣所、物置などはその限りでは無いようです。
不要だと思った窓
さて、約1年半住んでみて
ウチで窓無しでも良かったかなー と
思った場所と理由です。
<お風呂の窓>
採光と換気目的で30㎝四方の横滑り窓を
付けましたが、そもそもお風呂に入るのは
大抵 夜 なので、採光の効果はあまりなく。
換気についても、下手に開けるとむしろ
換気扇の邪魔になるので、まず開けません。
そして冬場は結露も半端ないので、
不要窓の筆頭ですね。
洗剤置き用のニッチになっています。
(ずいぶん高くついたニッチに・・)
<トイレの窓>
こちらも採光&換気目的で設置。
採光の方はそれなりに役立ってくれて
いますが、換気面では換気扇が
24時間回っているので、敢えて
窓を開ける理由も無く。
不在時に雨が降ったら吹き込んだり
しますし、ここは FIX窓で十分
だったかなと。
<ペントハウスの窓>
屋上に出るために3階もどきが
あるのですが、そこに採光&換気
用に割と細長い 横すべり窓 を
付けました。
が、
階段を上がってくる部分にあるため、
開け閉めが困難…
厳密にいうと、開けるのは容易なんですが、
網戸に手が届かなくて使えない
屋上への出入り口を採風扉にしていたので、
ここはFIX窓で良かったなと。
ウチは元々窓を絞り込んでいたので、
無くても良かったなと思えるのは
これくらいですね。
あってよかった窓
あって良かったと思った窓について。
<リビングの掃き出し窓>
採光&大型家具の搬入路として採用しました。
ウチは玄関が比較的コンパクトにできている
のでソファーや冷蔵庫などの大型家具・家電
が通らないのですね。
そのため、道路に面しているのですが
敢えて掃き出し窓を作りました。
普段はカーテンしまってますけど、
荷物の出し入れには必須の窓ですね。
<寝室の縦すべり窓>
寝室はあまり明るくなり過ぎないように
細長い縦すべり窓にして、採光量を
絞りました。
大きい窓より熱が逃げにくいのも
ポイントですね。
基本的に窓は開けませんが、
気候の良いシーズンは、縦すべり窓の
特徴である、風を取り込む機能が
良い感じに効いて、心地よい風が入り込みます。
<道路沿いは全部型ガラス>
基本的に型ガラス(くもりガラス)をメイン
にしました。周りは住宅か道路なので、
眺望的なものは何もありません。
どちらかというと、通行人からの目線の方が
気になるので、一切見えないようにしてみました。
住宅密集地に関しては、これが正解だと思っています。
参考 窓の種類
色々種類がありますが、ウチで使っている
タイプの紹介&感想です。
<掃き出し窓>
床まで伸びた大きな引き違いの窓。
景色をダイナミックに眺められますが、
外からもダイナミックに見られてしまう。
大型家具の搬入経路としても活用できる。
<縦すべり窓>
私のような素人だと横すべり窓とも混同する。
換気時に風を取り込みやすい構造。
雨天時に開けてしまうと、豪快に濡れる。
<横すべり窓>
上に向かって開くので、雨が降っても
ある程度防ぐことが出来る。
ただ、そもそも換気システムが義務付け
られている家屋において、雨天時まで
窓を開ける必要性はほぼ無いと思われる。
<FIX窓>
開かない窓。採光専用。
デザイン窓もある。
ウチは丸窓を採用しましたが、結構高いです。
ですが、開くタイプよりは概ね安くなって
います。
<型ガラス(くもりガラス)>
半透明で外からも中からも見えづらくなる
ガラス。
道路に面した窓にはお勧め。
明るさをキープしつつ、外からの視線も気になりません。