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弱層を見つけ、雪崩を回避するには?



結論から言えば、

100%雪崩を回避するのは不可能です。


ただし、

その確率を上げていくことができます。


まず最初にするのが、


観察


とても重要です。


山を見渡してみましょう。

どこかに雪崩の跡がありませんか?


これから滑ろうとしている斜面と似たような向きや斜度の斜面をよく観察します。



次に登ってる時に足に伝わる感触をチェックします。


ズルズル滑るような感じだと危険な匂いがしますよね?



そして最終的には、

ピットを掘ってコンプレッションテストをします。


結局、弱層というのは雪中に隠れているので、

表面をみただけでは絶対にわかりません。


なのでピットを掘ります。

通常滑走中の人が影響を与えるのは雪層1mくらいまでと言われています。


ですので、

最低1mはピットを掘ります。


そのうえでコンプレッションテストを行い、

その斜面の強度を調べます。


このあたりの具体的な方法は、

文章では説明しにくいので、

これまでに紹介しました本や講習でご確認下さい。



コンプレッションテストを行っても、

それはその斜面全体の強度を保障するものではありません。


最低限これらを行ったうえで、斜面へ突入していくことになります。


滑走中でも雪崩を起こさないようにするテクニックがたくさんありますが、

それはまた別のお話しとさせていただきます。



大事なのは、

自分が危険な場所にいるんだという意識を常に持つことです。



雪や雪崩の知識を持てば持つほど、

雪山の怖さがわかると思いますが、

同時に、より雪山が楽しくもなります。


楽しむためにも最低限の知識は身につけたいものです。




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弱層というのは具体的にはどんなものなのでしょうか?



ここでやっと雪の結晶のお話しがでてきます。


学術的にはいろいろな分け方や呼び方がありますが、

ここでは弱層とは以下の3つである..としてお話しします。




新雪、 あられ、 霜






あし新雪


新雪というのはそれ自体が弱層となり得ます。

まだ降ったばかりで、結晶と結晶がくっついていないため、

新雪は結合力が弱く、雪崩やすいのです。


特に風が弱い時に降った雪の結晶は薄い六角形をしていますよね。

これがひらひらと落ち葉のように積もるため滑りやすいのです。

逆に風が強いと空中で結晶が壊れてしまうので、こちらのほうが滑りにくくなります。


ただし、新雪も時間が経つほど結晶と結晶が結合(焼結)してくるので、より滑りにくくなります。




あしあられ

ご存じのようにあられとは丸いコロコロとした雪ですね。

空気中の湿度が高いと地上にたどりつくまでに、大きく育ってしまうのです。


このあられはまさにベアリングのような役目をするので、典型的な弱層を形成します。


あられ同士はなかなか結合しないようで、1ヶ月くらいは平気で弱層となりうるようです。




あし


一番やっかいなのが霜です。

空気中の水分が雪の結晶にくっついて少しずつ成長するのですが、

形に特徴があり、平面で成長するので、光とかを鏡のように反射します。


平面の結晶ができるということは、滑りやすくなるということですよね、弱層です。


これは雪の表面でも育ちますし、雪中でも育つのです。


霜系の弱層はとても見つけにくく、やっかいです。

条件によっては数ヶ月弱層として残ることもあるようです。





では、

弱層を見つけ、雪崩を回避するには?


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表層雪崩とはどういう仕組みで発生するの?


積もった雪というのは年輪や地層のように、層になっています。


この層の中に、滑りやすい層がある場合、

ちょっとした衝撃(トリガー)とかで、その層の上の部分の雪が全て滑り落ちることになります。


雪でできた滑り台があると思っていただければイメージしやすいと思います。


これが基本的な仕組みです。

滑りやすい層のことを 弱層 といいます。


この狭い日本の山岳地形でも、

幅100mくらいの表層雪崩は頻繁におきます。


人がいないところで起こった雪崩は問題ありませんが、

人がトリガーとなった場合、

その人、またはそのグループが被害に遭うことになります。


足下全体が一気に滑り落ちるので、

滑って逃げることができるとは思わないほうがいいです


また、

雪崩に遭遇したら、死ぬ可能性が高いということも肝に銘じてほしいです。




では、

弱層というのは具体的にはどんなものなのでしょうか?


次回に続きます...



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パウダーを滑る人、バックカントリーをやる人は雪崩の知識が必須です。

まず「雪崩」とはどういうものなのか簡単に説明しますね。


雪が崩れると書いて、雪崩ですので、そのイメージはわかると思います。



雪崩には大きくわけて2つありまして、


全層雪崩

地面から上の雪全てが雪崩れること


表層雪崩

雪にも年輪のような層があり、ある層から上の部分が雪崩れること


となります。



学術的には発生の仕方や湿雪や乾雪などの分類がありますが、

ボーダーやスキーヤーにとって危険なのは


表層雪崩


だと覚えておいて下さい。



では、

表層雪崩とはどういう仕組みで発生するの?


次回に続きます...


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富士山の初冠雪からしばらくたちましたが、

今度は北海道から初雪の便りが届きましたニコニコ



いよいよ冬シーズンも目前です。


身体というのは便利にできていて、

夏と冬では体質が変わるのです。


冬用の身体を作っていかなければいけません。


どうやって?


別に特別なことをする必要はありません。

普通に生活していればよいのです。


ただし、

寒くなったからといって、

部屋の暖房をガンガンにしたり、

外出で超厚着したりしては意味がありません。


その時の気温をしっかり感じながら生活するのです。


結局それが、

風邪予防になったり、健康につながるのです。



冬用の身体を作るという意識を持ってみて下さい。