メンタル脳 という本を読みました。


 

 


 

 


毎日生まれては消えるあらゆる感情。

現代人の精神状態はあまり良いとは言えない中、様々な種類の感情をどうしたらうまく飼いならして、幸せな精神状態に持っていけるようにするか…

色々な考察が書かれていて、読んでためになりました。


私自身、昔から不安感や心配事が多いし、今になって過去を振り返ると、「過去は過去ですごく幸せじゃん」と思える状況でも、その頃はその幸せが見えてなくて不満点ばかり数えていたり。(悪い癖です)


でも、それも悪いことばかりではなくて。

脳は、わたしたちがいつもいつも幸せでいられるように感情を生み出してるわけでなく、優先順位としてはどうしたらより長く生き延びられるかを重視して感情を生み出している。

⇛当然、生き延びるためには危険を避けないといけない。

なので、不安が多い人のほうが生き延びる可能性が高くなるし、それで命のバトンをつないできた…と書いてあり、なるほどな~って思いました。


なんせ、これまでの人類の長い長い歴史の中で、現代のような環境はまだ始まったばかりで、私達の祖先の99%は狩猟採集社会を生きていたので、脳は今のハイテク社会でも、私達はサバンナの食うか食われるかの世界に生きてると認識してるそうで。

そりゃ、生み出される感情も、いつもいつもふんわり幸せ〜なんてものじゃ、すぐにライオンに食べられちゃうもんね笑 

そこそこ毎日に心配や不安がある方が普通なのかな、と思えて気が楽になります。


中にはチャレンジャーな人もいるけど、それはそれで、グループの中でいろんな種類の人がいないと、生き延びられないということもあるから、らしい。不安感の少ないチャレンジャーな人がいないと、みんながお腹をすかせてるとき、リスクを犯してりんごの実を取ってくれる人がいない!ということになり、みんな餓死しちゃう…ということらしいです。


感想が長くなりましたが。

最近は〇〇様 というのが話題にあがり、同類同士を分断して、戦わせて責任の所在をうやむやにする…という、上層部が狙ってる通りの風潮になってきています…

(良くない時代だ!)


私の読んだ、メンタル脳という本にも、妊婦様についての考察が書かれていました。


私たちの普段抱く(植え付けられている)妊婦へのイメージは、キラキラ幸せそうで、自慢げにお腹を突き出しているイメージ。

←多かれ少なかれこのイメージがあるから、産休クッキーとかでも炎上するんじゃないかな?その後の子持ち様への批判も。



だけど、実際はそうでもないと…


現代よりずっと危険の多かった時代は特に、

妊娠してる状態というのは、

なにかに感染したら自分もお腹の赤ちゃんも命が危うくなる状態。

他の人と距離を取ったほうが良いので、脳はわざと気分を落ち込ませる感情を生みだすそうです。誰にも会いたくない、外に出たくない。マタニティブルーとか、うつとか。


でも、妊婦はキラキラしていて幸せな状態なのに、こんなに落ち込んでる私はおかしい!ほんとは子供なんかほしくないのでは…悪い母親なのでは…と思いこんで

しまう人もいるそうです。


脳が良かれと思って出している感情が、かえってますます落ち込ませてしまうということもある…


これを読んで、妊婦様、と呼ばれている妊婦たちも、キラキラして見える裏では色んな感情に苦しんでる人も中にはいるのかなぁと思い、何でも目に見える情報だけで判断するのは避けたいなぁと思いました。


わたし自身は、自分の体力と年齢、今の時代どこの先を考えたとき、こどもを持つのは厳しいと思って、子無し状態ですが、昔はほぼみんなが結婚して子供を持って子育てをしていた時代。

今はいろんな人がいて、共働き必須でないと結婚、出産が厳しい人も増えてる。

だから、自分とは対局にいる人たちを攻撃しがちなのかなぁとも思います。

根本的な問題と、責めなきゃいけない相手は、みんなが余裕ない状態で生きないといけない今の時代を作り出した上層部なんだけどね!


 

 






猫ちゃんはいいなぁ、と思ったり。

いつでも寝ていられるし、

勉強しなくても、学校にいかなくても仕事しなくても、かわいいかわいいで暮らしていける。

とはいえ、飼い主のいる世界でしか生きられないし、広い世界を見ることもない。

今日は無理やり行きたくもない病院に連れて行かれる…


みんなないものねだり!