筆者が 数々のドラマ、映画、CM等にエキストラとして参加して、知ることができたことをいくつか紹介する
まずは、ドラマを作っている人たちに関して
今回は監督編
(以下の記事は撮影当時に書かれたものであり、現時点では誤り等が明確になっていることもあるが、記録としてそのまま掲載する)
監督
演出、ディレクターとも呼ばれる
云うまでもなくドラマを作ってゆく上での中心となる人物
リハーサルでは現場で役者、照明、音声等担当者に全体の指示を出し、本番中はほとんどの場合はモニター(撮影している映像をリアルタイムで映し出しているディスプレーでスタジオ撮影の場合はセットの横にあるモニタールーム内、ロケーションの場合も撮影場所からは離れたところに設置されている)で撮影内容を見ており、「カット」の指示を出す。監督の人柄ややり方によって撮影現場の雰囲気は大きく変わってくる
今まで数々の監督とご一緒したが、以下が印象に残っている人たち
鈴木雅之監督
フジテレビの数々のヒットドラマを作ってきた人
監督さんの中では最も多くご一緒させていただいた
作品は「HERO」、「PRICELESS」、「ショムニ」
見た目はちょっとだけ怖そうだが、とてもやさしくて我々エキストラにも直接演技指導してくれたり丁寧に接してくれるとてもよいおじさん
撮影現場の雰囲気もとても良く、エキストラの中でも一番評判が良いので同じ作品でのリピーターが多い
いろいろな角度から撮ったり、カメラを高いところに置いて広い範囲の画面づくりをすることが多い
入江悠監督
映画やPV等で有名な監督
代表作は「SRさいたまのラッパー」シリーズ、「22年目の告白、私が殺人者です」など
「天魔さんがゆく」でお世話になった。見た目は監督というよりミュージシャンのようでイケメン
良い意味でゆるーい感じの演出で現場の人たちはかなりリラックスして進めることができていた
福澤克雄監督
大ヒットした半沢直樹を始めとして、多くのTBSドラマを手がけてきた方
「南極大陸」でお世話になった
見た目はかなりデカくて熊さんのよう
ときどき鋭い目をするが基本的にはやさしい
ただ、同じカットでカメラの位置を変えて何回も撮り直すし、NGを出すことも多いので、やっているほうはかなり大変
三谷幸喜監督
説明するまでもなくおなじみの監督「ステキな金縛り」でお世話になった
我々としては監督もキャストの一人のような感じで、演出している場面そのものを見ているだけでコメディーをみている気分になった
佐藤信介監督
「GANTZ」で有名な監督
「万能鑑定士Q」でお世話になった。非常に物腰の柔らかな方で、イライラしたところが全くない
キャストとも演技プランに関して本番まで議論を戦わせていたのが印象的