ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ IMAX 3D 字幕版
日曜日横浜開港祭で賑わうみなとみらいで鑑賞
総評としては、怪獣映画好きとしてはもう、いろんな接待をしてもらってお腹いっぱいで楽しめたのだが、結局何かが足りないような気がする
そんな映画だった
この映画は2014年に公開された「GODZILLA:ゴジラ」の続編であり、そのあと2017年に公開された「キングコング:髑髏島の巨神」を含めたレジェンダリー・ピクチャーズが打ち出している「モンスター・バース」の3作目という位置付けだ
「モンスター・バース」とは、巨大な怪獣が普通に存在する世界を描いた映画を作って行くという構想なのだが、ディズニー傘下で作られっているマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)やスター・ウォーズシリーズ、DCのDCエクステンディッド・ユニバース(DCEU)に比べると小粒感は否めない
実際、MCUが年間1-3作品を作ってきたのに比べると、こちらは2-3年に1本
さらに、レジェンダリーが中国の会社に買収されてしまったので、そこも心配ではある
前提として、言っておく必要があるが
筆者は物心ついた頃から東宝チャンピオン祭りで怪獣映画に親しんできて、エメリッヒ版やシン・ゴジラ含めてゴジラ映画は全て観ている(怪獣総進撃以降のほとんとは公開時に劇場で観ている)
そんな観客だから、今回の映画のように今までのゴジラ映画のエッセンスがいたるところに散りばめられている映画が好きでないはずはない
登場怪獣然り
モンスター・ゼロ然り
バーニング・ゴジラ然り
神話の怪獣然り
GOJIRA然り
坂野義光監督と中島春雄両氏に対する敬意然り
これらたくさんの監督からのメッセージは、作った人が同じ経験を(おそらく後追いで)してきたのだと感じつつ、それら怪獣映画へのリスペクトもちゃんと持っている人であると確信させてはくれる
しかし、この物足りなさは何か?
おそらく、筆者が平成のゴジラシリーズを観たときの感覚に近いのではないかと今は感じている
それは、やっぱり
「怪獣に対する安易な意味付け」
と
「人間ドラマと特撮の乖離」
ではないかと思う
この辺りは、長くなるので、もう一度観た上で色々考えてから詳しく語りたいと思う
モンスター・バースの次の映画は
来年公開予定のGodzilla vs. Kong
いよいよゴジラとキングコングの対決が観られる
小栗旬も出るらしい
期待していいのか?