電話を切った後、私はものすごく動揺して。

どうしたものだか、必死に考えました。






…どう考えても、父がすっかり回復して退院するなど、あり得ない。



つまり、母がおかしいのだ。どう考えたって。


認知症?
妄想関係の精神疾患?
その場合、何をどうしたらいいの?
誰に相談?
地域包括センター?

いやいや、その前に、父の病院に電話するべき?
何て言って?
母がおかしなことを言ってるのは伏せた方がいいよね?
電話した体裁をとる?


………と、一気にいろいろ駆け巡り、なんか叫びたい衝動にかられましたが、なんとかこらえ…。

結局


① 父の病院に電話する。
書類手続きを母に替わって行うようになるため、月毎のスケジュールをまとめておいてほしい、とお願いし、同時に父の様子を聞いてみることにしました。

②地域包括センターに電話する。
母の様子を伝えて、今後の方向についての相談をさせてもらいました。








①の結果

父はちゃんと(?)病院にいました。
入院時から大きな変化はなく、落ち着いて過ごしているとのことでした。



それを母に伝えたら、「そうね、何の手続きもなく、退院なんてできないわよね」って言いました。

…そして。
「私、もうおかしな世界にいるから」って。




「おかしな世界」って………(涙目)









②の結果

担当の方は非常に冷静で、
「一過性のものかどうか、またもしかすると服用している薬の影響かもしれないということも念頭において慎重に見る必要があると思います。お電話をして、お家に訪問し、ご様子を伺うことはできますから、明日にでも連絡してみましょう。具体的にはそこから相談させてください。」
と言ってくださり、そのお言葉に乗っからせてもらいました。







地域包括センターに、母には内密に電話したことがよいのか悪いのかわかりませんが…。
何もしないではいられませんでした。