オーディオ好きの自分ですが
カメラも好きで諸々やってます。
元々は大学時代からフィルム一眼レフで星の写真を撮るところから入ったのですが
カメラを持ってるので風景写真とか、地上を撮るのも好きになった次第です。
フィルムカメラの頃からPENTAX、つまりKマウントのカメラ&レンズを愛用していた
関係でデジタルになってもPENTAX信者です。
ただ、最近は縁あってCanonのフルサイズ一眼も使ってますし
SONYのミラーレス用Eマウントの15mm F1.4というレンズがどうしても天体撮影用に
欲しくて入手しちゃったもので、使うために仕方なくSONYのαも入手してしまいました(笑)
紹介はこの辺にして
実は最近Kマウントのタムロンズームレンズ
”TAMRON AF 70-300mm F4-5.6 TELE-MACRO LD Di”
これの中古を自販機の缶ジュースより安い爆安ワンコインで入手したわけですけど
もちろんこれは訳ありのジャンク品です。
ジャンクの理由は
「ズームリングを回しても焦点距離が変わらない」という理由です。
AFは問題なく動作します。
外観は非常にキレイでレンズも傷やコーティング剥がれ等も全くなく内部にホコリやカビも全くありません。
問題点以外は新品同様です!
レンズの修理はかなり久々で緊張しますが
まあワンコインだったので・・・ダメもとでとりあえず分解しました。
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注意!!
ちなみにこれ見てマネしないでくださいね!
戻せなくなっても何も責任持ちませんので!!
精密機械なので細かいパーツが沢山あります。
バネやらベアリングボールなどは何か外したらポロポロ勝手に外れてきたりして
どっかに飛んでって無くなったり
どう戻せばいいのかわからなくなったり
上手く仕掛けをはめ込まないと元に戻せなくなったりいろいろありますから
はっきり言って未経験の方はかなりの確率で戻せなくなると思います。
経験を積むために解体してみるくらいの気持ちじゃないと
ぜったいに後悔すると思いますからね!
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まずレンズには絶対にモノを落とさない&触れないように細心の注意を払いながら
まずはマウントを外してみました。
更に、絞りリングを外しますが
絞りリングにはA(uto)のストッパーのボタンがありスプリングとボールが組み込まれています。
外す時にそれらも勝手に外れるので要注意!
基板を外す前にフラットケーブルを基盤のコネクターのストッパーを解除して抜きます。
このような手順がわからない方は触るのやめときましょう!
金色のCのようなリングも外し、右側の乗ってるだけのギヤも
とりあえず外した方がいいです。
ここまでやるとズームリングが外れます。
もう問題が一目瞭然!黄色マルの部分
本来はズームリングの割れた部分から下に伸びる棒?がついていて
下の写真の穴の部分に刺さる、もしくは接続されていて
ズームリングを回すと本体のレンズに直結しているヘリコイドが回転して
レンズが前後する仕組みのようですが・・・見事に折れてます。
ちなみに下の写真の穴の部分にドライバーを突っ込み動かしてみたらちゃんとレンズが前後します。
だけど、結構な力が必要です!
このようなかなり力のかかる部品をプラ素材にしてるってのはどうなんでしょうかねぇタムロンさん!?
たぶん同様の問題の個体は多いでしょうね(-_-;)
結論
まそのようなわけで
この代替パーツが無い限り修理は不可能!ということで
そっと元に戻しておきました。
300mmのTAMRONが欲しかったことと、とてもきれいな状態だったので訳ありでも入手しました。
ちなみにレンズ先端のフィルター取り付け部分の外側を押し引きすればズームリングと同様に
焦点距離を変えることはできるので
まあそのように割り切って使えばそれはそれで特に問題はありません。