カートリッジ本体に付ける交換針は基本的に各社・各モデルそれぞれ共通性がないものです。

それ専用ですね。
 

ということで、MMカートリッジの交換針を探すのはこんな感じじゃないでしょうか?

1.まずは純正針

2.交換針メーカーの出している互換針

3.OEMカートリッジがある場合はその兄弟分に対する純正及び互換針

この3つが選択肢になると思います。


ただ、入手が困難な針もあるし、あってもとても高価な場合もあります。

またできれば手持ちのものでなんとか間に合わせたいという場合もあるし。

 

幸運なことにたまたまうまいこと使えるという有難いケースがあります。

これを私は「代替針」と呼んでます。一般的には知りません(^^;

 

 

代替針として使えるかどうかのポイントとしては大別して3つあります。

1.スリーブのサイズ(径及び長さ)がカートリッジに合うか?

  径が大きいともちろん穴に入らないので却下

  小さければ使えなくはないがノブを軽く接着など何らかの方法で固定しないと簡単に抜けてしまう。
  スリーブが穴の深さに対して長すぎるのはダメでしょう

2.ノブ(プラスチック部)の形状がカートリッジに合うか?

  カートリッジ本体に当たって入らない場合、削って入れるなどという強引な方法もある。

3.取り付けた際のカンチレバーの角度が使える角度か?

  角度によってはカートリッジの腹がレコード盤に当たったりするのでダメですね。

お借りした写真

 

当方手持で現在交換針が無いカートリッジがいくつかあります。

使える代替針を探してみたのでご紹介

 

その1
fidelity research FR-101

 

FR-101にSONY XL-150用 ND-150G(analogis社製)

カートリッジには物理的に完全にフィットしています。

丸針ですがさすがfidelity researchってとこでしょうか、低音から高音まで豊かだと思います。

 

この他 SHARP SP-STY-114、SP-STY-100 等もフィットしますが

個人的にはこの ND-150G の方が気に入ってます。

 

余談ですが FR-101 に使えるということは FR-6SE にも使えるのかな?

 

 

その2

TRIO V-39mkII

 

V-39mkIIにDENON DL-8用 DSN-37(ナガオカ社製 44-37)

 

V-39mkIIにColumbia GM-20用 DSN-24

V-39mkIIにDIATONE MAG-44用 3D-44(ナガオカ社製 99-44)

 

V-39mkIIにPioneer PC-150用 PN-150(tonar社製)

 

V-39mkIIにSONY XL-150用 ND-150G(analogis社製)

 

V-39mkIIにPioneer PC-330用 PN-330(ナガオカ社製 71-330)

 

このカートリッジは汎用的な形状のおかげで選択肢は多いです。

探せばまだまだ出てきそうです。

個人的にはPN-330が高音域は置いといて、MMらしい元気な中低音サウンドということで気に入ってます。

 

 

その3
Micro VF-3200
 
VF-3200にLo-D MT-24用 DT-ST24
 
VF-3200にOTTO GM-50用 ST-50D
 
VF-3200にVICTOR Z-1S用 DT-Z1S
 

基本的にはPioneer PC-30かPC-50のOEMのようですからもちろん PN-30,PN-50は使えます。
・・・持ってませんが(笑)
またファミリーの多いZ-1Sの針が使えるということで選択肢は多いでしょう。

DT-ST24もDT-Z1Sファミリーです。どちらもそん色なく特に中音域は元気なサウンドでナイスです!

DT-Z1Sが手持ちで余っていたのでこちらを常用針としています。

 

 

 

これらはいずれもオリジナルの針を持っていないので比較のしようがないのですが

代替針の方がいい!ということもあると思います。

色々さがしてみたいものですね!

これもまた楽しみの一つです。

 

なお、針交換の際に特にカンチレバーを曲げたりしてダメにしてしまうことは多いです。

くれぐれも注意して、抜き差ししましょう!!

 

では(^^)/