針先の掃除はレコード盤の掃除と同じくらい大切です!
どこかで読んだのですが、針先の寿命は200とか300時間なんて言われていますが
これは針先に付着したゴミ・ホコリなどがダイヤを徐々に削っていくためだと。
同時にレコードの溝も削っていくのレコード盤にもダメージを与えます。
レコードの溝に入り込んだゴミの大半は針先で拾い上げられて針先に付着していきます。
ということでレコード盤も針先も常にクリーンに保つことがどちらも長持ちさせる重要なところです。
もちろん音の良し悪しにも大きく絡んできます!!
レコードも針先も基本的にはスプレーや液を使う掃除はお勧めできない(と言われています)
レコードの掃除は今回は置いといて
針先の掃除についてです。
普段はレコードをかける前は毛先の柔らかい女性の目元メイク用の小さなブラシ(100均で売ってます)で
ササっとホコリを払う程度です。
ただ、ルーペで見て結構汚れたな~というときは↓↓↓これです。
※ちなみにこの方法を実行する場合、全て自己責任でお願いします。
問題が起きても当方は一切関知しません。
00均で買ってきたメラニンスポンジの登場!通称「激落ちくん」って言うのかな?
年末の台所のお掃除などにも活躍しますね!安いし重宝します。
メラニンスポンジ、こんなに小さくしなくてもいいですが(^^;
針先をスポンジに軽く軽~く当ててスポンジ又はカートリッジ自体をレコードの回転と同じ方向
つまり白矢印の方向に引きます。
通常は優しく4,5回くらい。
間違っても黄色の方向や左右などに引かないでください。また強くやらない方がいいです。
カンチレバーが折れたり曲がったり、ダンパが異常になったり、きっと問題になるでしょう!!
DENONのDL-107 MMカートリッジ
非常にお気に入りのカートリッジなのですが最近どうも音が違うような気がしてました。
同社の有名なMCカートリッジDL-103のコイルと磁石を逆に配置したようなMMカートリッジ。
交換針はDSN-20(またはDSN-53?)私の知る限りでは純正は当然ですがサードパーティの互換針も新品入手はできないと思います。
中古針も入手はかなり困難です。
貴重な針なので慎重に慎重を重ねて優しく優しく作業していきます。
まずこれがメラニンスポンジでの掃除前
ダイヤの中間部斜めに輪っかのように汚れが付着してました。
いつもの軽いブラッシングでは全く落ちません。
メラニンスポンジで5回
軽くこすってみましたが多少落ちたかな?程度
更に
メラニンスポンジで10回
おおー!かなり落ちた!!
仕上げに
メラニンスポンジで5回
完璧です(^^)v
※途中写真無くてすみません
これが合計20回メラニンスポンジ効果です。
きれいなソリッドダイヤモンドいわゆるムクの天然ダイヤ針がほんとに美しいんです✨
とまあ見れば一目瞭然ですね!
高中低音全てにおいて特に高音域のヌケが抜群に!!
[おまけ]
この本体は断線のために左右チャンネルとも導通なしです。
が、針は一見問題なさそうだったのでもう一つのEMPIRE 4000に付けて使っていました。
S-2000(EMPIRE 2000用純正針)の針先
接合ダイヤなので円錐のダイヤ部分は問題ないのですが台座の部分、何の金属かは知りませんが
頑固な汚れというかサビ?状の汚れが・・・
これもメラニンスポンジで落ちるのか??
20回擦りました・・・が、台座の汚れは変わらないですね、無理のようです。
後日アルコールのスタイラスクリーナー使ってもう一次掃除してみます。
レコードを傷つけたりはしないのですが、精神衛生上良くないので(^^;
ちなみに現在EMPIRE 4000には先日購入した新品のtonar社製楕円接合ダイヤ針を使っています。
€36価格はそこそこですがこれはお勧めです!
横からだと頂点は鋭角に
前からだと頂点は丸みを帯びて
見た目でも楕円針とわかりますね。
[余談]
AT-VM35の交換針VM35-EL
保有するMMカートリッジの中でベスト5に入るお気に入りです。
音いいなぁとよくよく調べたらやっぱりこれも楕円の無垢針だったんですね~
見た目も最高に綺麗!惚れ惚れします。
テーパーカンチレバーで完璧
どうりでいい音のはずです!!
たしか4,5年前に某フリマサイトで2千円くらいで買った気が
今だと万はしそうですね(^^;