「シンプルに結果を出す」(第3回) | (株)サイエスのブログ

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「メーターがないだけ!」

 

中小企業では方向性をまとめ、行動に移し結果を出すまでのサイクルが確立されていないか、回すのに時間が掛かってしまう傾向があります。

 

中堅企業体質を獲得するためには、業績アップと体質強化を同時に進める必要があります。

 

それは体質強化にはある程度投資が必要になりますし、社員への還元も増やして社員に安心して、前向きな新たな取り組みを進めてもらう必要があるからです。

 

まず業績を向上させるための、効果的な対策を練るうえにおいて、業績の現状を様々な角度から数値的に把握する必要があります。

 

しかし必すと言ってよいほど、現状の分析が出来ない状況に直面します。

 

例えばそれは月次レベルで商品別や拠点・部門別の利益構造を知りたいと思っても、基幹システムの作りや運用が不完全でデータを取れない、在庫管理が曖昧で正確な原価や利益がわからないというような状況です。

 

このような状況を車の運転に例えれば、車のメーターが付いていないか壊れている中で、必死に感覚に頼って運転しているようなものです。

 

事故を起こす可能性も高まり、整備不良で捕まってしまうかもしれません。

 

またダイエットに例えれば、ダイエット中なのに体重計に乗っていないようなものです。

 

今実践中の方法が適切かどうか、効果があったのかまるでわかりません。

 

正しい行動を続けるために適切なメーターが装備されている必要があります。

 

普通の感覚の持ち主であれば、そのメーターを見ていれば、そこから何かを感じ、何かを思いつき行動し始めるものだからです。

 

メーターさえしっかり動いていて、タイムリーに見える化されていれば決して悪い方向へは行かず、結果は徐々に上向きはじめるものです。

 

「数値把握=財務会計」で、しかも財務会計をなんとか処理できているという数値把握レベルでは、社内で必要な数値情報はとても提供できていません。

 

行動が起こされないのは、シンプルに考えてメーターが無く「数値の見える化」がされていないかメーターに異常があるだけのことです。

 

(山田 亮)

 

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