多くの企業には部長、課長といった職位(役職)が存在すると思います。
私事ですが、前職の時課長を命じられた時はうれしかったものでした。
それはつまり、「偉くなった」という感覚からきていたんだと思います。
もちろん「認められた」という承認欲求が満たされたことや、いくばくかの手当てが増えたという事もあったでしょうが、それ以上に「偉くなった」という感覚がありました。
また、近親者をはじめ周りも「おめでとう」と言ってくれたことを覚えています。
しかし、考えてみれば課長というのは、課の長であり役割的に見れば、ある課をマネジメントせよという役割を与えられたという事のはずです。
その時の私を振り返ってみると、特にこの課をマネジメントせよという指示も認識もなく、組織図を見て初めて「営業一課」の長になったんだと知ったわけです。
ただし、何をすべきなのかという視点はほとんどありませんでした。
つまり、なんとなく「営業一課で一番偉い」と当時は錯覚しており、果たすべき役割や責任はわかっていませんでした。
もちろん、当時から営業部門に属していたので営業活動における目標対実績という感覚は十分に持っていたので、営業会議の際「営業一課」全体の数値目標に対する実績は発表しましたが、未達成の時「叱られるのが役目」くらいに思っていたわけです。
また、上司である「営業部長」はなぜか二人おり、どちらが上司なのかよくわからなかったのですが、「気の合うもの同士」がなんとなく2グループに分かれている感じでした。
そして、日常業務面においてはほとんど部長と接点を持つことなく、「放任」の中で「結果」だけを求められていたわけです。
本来「職位(役職)」とは何でしょうか。偉さを表す代名詞でしょうか。
今回はこの職位(役職)というものに焦点を当てて考えてみます。
(福島光伸)
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