トリコ グルメ260

次郎がトリコに酒でもどうだと薦める
Enjoy Life


トリコ
「今は何も喉を通らない・・・」

トリコは何日も飲まず食わずで
過ごしていた

次郎
「ふむ・・・それにしては
 体力は衰えておらんな

 そればかりか以前よりも
 エネルギーに満ち溢れている」
Enjoy Life


次郎が酒をトリコの前に出す
その酒は一龍が唯一好きだった酒

次郎がトリコに一龍の死を告げる
Enjoy Life


次郎
「一龍は・・・世界一だった
 優しさも実力も・・・

 次郎と喧嘩しても最期には
 勝ちを譲る兄だった・・・

 三虎に対してもその優しさが
 顔を出したんだろう」

トリコ
「自分は一度も・・・
 勝たせてもらった事は
 無かったなぁ・・・」

次郎
「それは一龍自身がいつか本当に
 負けると思っていたからだと思うぞ

 トリコよ お前の中に潜在する力を
 感じとっていたんだろう」

トリコは自分の弱さが憎く
自分自身が許せないでいた
Enjoy Life


次郎
「野生の勝負に善悪などない
 敬意を表するだろ?

 自分を恨まず自分にも
 敬意を表せばいい

 人生はブランコと同じ・・・
 より高く前へ進むためには
 同じ分だけ後退するリスクも伴う・・・
Enjoy Life



 イチちゃんはもう二度と戻って来んが
 小松君は生きとるじゃろう・・・

 めいっぱい後退した人生のブランコは
 後は大きく前進するだけじゃ 

 未来へはばたけ」

トリコはその言葉を聞いて感謝する
しかし立ち直れていない顔をするトリコ
Enjoy Life


最期に次郎は言う

次郎
「これだけは忘れるな
 わしらは美食屋じゃ」

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【美食會本部】

スタージュンの目の前に広がるのは
壊滅した美食檜本部

スタージュン
「ジョージョーは何処だ!!」

スタージュンはジョージョーの裏切りに
気付いていなかった模様
Enjoy Life


目が覚める小松
目の前には大竹が居た

大竹
「ようこそ小松 
 廃業寸前の美食檜へ」
Enjoy Life


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