偶然の出会いを楽しむのも一興だが、探したい情報に素早くアクセスしたいことはやはり多いものだ。こうなると俄然店頭陳列よりも、キーワード検索の方に軍配が上がる。地元の古びた書店では古書が30円で手に入ったりもするから偶然の出会いも大事にしたいけれども、やはりオンライン書店は検索性の点で長じている。それに量に触れるにはキーワードで検索したものを廉価な順に並べてアプローチするのに如くはない。この点ブックオフオンラインは好適である。家に届けばなお便利だが、ドケチ的には1,500円の壁を突破させるのも一苦労である。テーマによっては新しい本を読まざるを得ないから自然と超えることもあるけれども、個人的な関心で調べることはそれほど最新のトピックでなくても良いことが多く、特にドケチの消費がしたい場合のエッセイだとか、実生活に役立つ節約術だのというのは別段新しさを求めないから数年、数十年前ので一向かまわないのである。なんなら昭和のつましさを笑い飛ばすようなエッセイは実に楽しいのだから、昨今の財テク的なドケチさとはちがって微塵も鼻につかない素直なドケチの消費ができていいのである。そういうわけで100円のを5冊ほど放り込んで店舗配送をする。送料がかからないから、その金額で終わるという素晴らしさを噛み締めるのである。