宇和島海戦 前編 | たしゃうの宴

宇和島海戦 前編

ぐるりうわ海


宇和島湾はリアス式海岸が美しく、数多くの島が点在しています。島の人々の足となる定期旅客船が就航していて、下船しないという条件はつきますが格安で観光客も乗ることができます。宇和島海戦を疑似体験できる絶好の機会です。3航路あり、そのうち本編に出てくる場所を効率よくまわれるのは高速艇あけぼの。新内港から出て帰ってくるので、高耶さんたちのルートとは逆周りになりますが、彼らの視界を体感するまたとないチャンスです。


たしゃうの宴-あけぼの


新内港
28巻P39 戎が鼻の砲台を破り、湾最奥の新内港にまで侵入してきた安宅船が城を直接砲撃する。

28巻P77 新内港には赤鯨衆の生き残りの船が入港した。

たしゃうの宴-新内港


11:35出航。先に11:30のあかつきが出航したのを右側で見送ってからの出発です。高速艇なのでデッキにはでられません。同乗していたのは明らかに島の人で、アナウンスで「ぐるりうわ海ご利用のかたがいるので観光案内を流します」みたいなことをいわれました・・・ちょっと恥ずかしかったけど、見た目で観光客なのはばればれなので、開き直って船子になって写真を撮りまくります。


九島

28巻P21 「~九島の北海門、南海門を封鎖せよ。~」

28巻P38 「殿!南側の九島海門も破られました!~

28巻P52 地を割る轟音と共に、九島の鳥屋ヶ森の山頂が吹っ飛んだ。火球が目指す宇和島湾口には、対戦中の村上・室戸水軍がいる。


たしゃうの宴-九島中央の山

九島は新内港から見えていましたが、けっこう大きくて島には見えません。南北が海になっているのを遠目でみて、ようやく九島であることを確認。


南の砲台は高耶さんたちがぶっこわしけど、

たしゃうの宴-九島南側海路


北側は・・・・・・どの部隊が制圧したか不明。地の文で、宇和島を二手から包囲すると書いてあるので、赤鯨衆側が制圧したのは確かなようですが。

たしゃうの宴-九島北側海路

山のてっぺんも裂命星砲にまきこまれてふっとばされたんだっけ・・・森の名前をネットで調べてもどこにもなかったんですが、細かい住宅地図には載ってるのかな。


野島・高島

28巻P20 「後続の二船に対空を引き受けさせろ! 高島の北に針路を取れ!」

28巻P32 「野島砲台群が陥落!」

たしゃうの宴-左高島・右野島

九島をすぎたらその先は高島と野島。左側の大きい島が高島です。ちょうど島の間が高耶さんたちが通ったルート。このへんは海上自衛隊がいたところで、高耶さんが乗った室戸丸が潜水航行から浮上して自衛艦隊を武装解除させました。時間にして数分でしょうけれど、人間が息を止めていられる時間はせいぜい2分程度。運動していれば20秒も持たない中、潜水するなんて狂気の沙汰です^^;


27巻P222 九島の内側を第一防衛圏とするなら、九島の外側から宇和島湾口(北の大良鼻と南の水が浦鼻を結ぶライン)までが第二防衛圏となる。


高島をすぎた次の寄航先は水が浦。写真の上半分に見えている山が段々畑です。水ヶ浦港と津の浦港で見られます。段々畑のことは原作に出てこないけど、この段々畑も観光名所です。山であるだけでけっこう上るのがしんどいのに、さらに畑仕事となると・・・腰傷めそう><。。

たしゃうの宴-遊子の段々畑


蔣淵

27巻P232 猛烈な爆発音は戸島と対岸の蔣淵から起こった。突然、両岸の霊砲台が火を噴いて立て続けに吹っ飛んだのである。


段々畑を過ぎると細木運河。日本で一番短い運河とのことだけど・・・幅10mくらい?!高さ制限の書いてある橋があるけれど・・・・ほんとに小さいです。

細木運河を通ったあとは蔣淵(こもぶち)。赤鯨衆進入ルートから見ると蔣淵港は半島の裏側にあたります。


たしゃうの宴-細木運河


ワタシのデジカメは広角レンズではないので戸島と蔣淵を両岸いっぺんに写すことはできません;; 写真は蔣淵地区の砲台があったと思われる山。


たしゃうの宴-こもぶち通った後

寧波が、「兵頭は海にでると顔が変わる、いい男で惚れ惚れする」と何度か言ってます。兵頭でなくても、海にでると憑き物が落ちるというか・・・身ひとつで地球に立っている実感がわいてきます。