にはそれぞれ、その人だけの「自分らしさ」がある。

​社会という小さな世界で重なり合うとき、時にその「らしさ」は、ふとした弾みで擦れ合ってしまう。

​心地よく支え合う「連携」になることもあれば、すれ違って「戦い」の渦に巻き込まれることもある。

​誰かを攻撃してしまうと、その痛みは形を変えて、いつか自分のもとへ返ってくる。

相手を恐れ、守るための作戦を練れば練るほど、自分の心は誰かに奪われ、大切な「自分らしさ」から遠ざかっていく。

​ただ、自分らしく、穏やかに生き続けたいだけ。​

もし今の場所がその心を傷つけるのなら、そっと距離を置いて、自分を守る道を選んでもいいんだよ、茂。

​自分の心を取り戻すための選択は、いつだって優しい逃避行だから。