『明日から来なくていい』3
これからの社会は、自分で自分を救済すると言う意識を強くもっていなければならない。
そのような時代に入っていると思われる。
なにかあったら、そのときはその筋の専門家に相談をするしかないであろう、という意識では、事が手遅れになることが多い。
トラブルが起きる前の準備段階がしっかりしていれば、勝ったも同然と同じくらいに考えられる。
自分の知識と、知恵で、まずは自分を守る。
それで手に負えないのであれば、専門家に相談をする。
その姿勢が大事である。
ひとまかせで、「何かあったら、人に頼めばいい」
これが一番問題を厄介にしてしまう。
損をするのは最終的には自分である。
このような人と遭遇したときは、
私は、かなりつよく注意を促します。
答えが人任せに感じる。
そんなときは
「先生ってすごいですね」
「私は弁護士さんでさえも怒られたことはないですよ」
と言われることがある。
私はお金で仕事はしていない。
この人の考え方をここで注意しなければ、また同じ失敗を繰り返していくだろう。
人生の損失である。
私はこの前提で相談を受けている。
以上は余談です
まずこの女性Bさんは、
「辞めてもらえないかしら」といわれて
「あゞ、そうですか、わかりました」と応えた。
「これは認めたことばではない。」とBさんは主張する。
しかし、使用者が「自分で辞めて行ったんじゃないの」と言い返してきたとき、このような問題では労働基準監督暑では扱わない。
表現があいまいである。
当事者というものはすべてを自分の都合のいいほうに解釈していく
雇用される従業員にとって、きわめて不利な方向にながれていくし、素人の知識では対応できないくらい複雑化してくる。
その結果、従業員は「泣き寝入りしろ」ということですか
という言葉を使う。
絶対いってはならない言葉をしっているだけで、ことは複雑化しない。
この準備だけをしておくだけで、問題は楽になるのである。
「わかりました」
「あゝ そうですか」
「じゃあ、帰ります」
「考えておきます」
「こんな会社にはいたくないよ」
どれもあいまいな言葉です。
これらの言葉が、解雇を認めた言葉なのか、そうではないのか。
「やめてもらえないか」と言う言葉を解雇ととるか、とらないか、いずれもこの議論となると素人の知識では困難を要するとおもいます。
しかし、
「やめてもらえませんか」
といわれたときは、しっかりと否定する。
「今の生活状態では辞めることはできません」
とまずは断わる。
そこから交渉にはいる。
解雇されたら、かなりこちらに有利に事は働くことになります。
この問題であれば、監督暑、労働局でも対応の可能な範囲になると思います。
やはり、少しの知識でも、問題の流れる方向はかなり違ってきます。
つづく
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