「吾々は無数の善きものを与えられているのに、

 

それに感謝しないで、与えられているもののうちに幸福を見ないで、

 

与えられていないものばかりを追求するから決して幸福が得られないのである」

 

 「与えられたいばかりの心は 奪う 心ですから幸福になど決してなりません。

 

幸福になるためには「与える」心にならねばなりません」   幸福を招く365章より

 

人は誰しも幸福になりたいと言う願いを持っていますが、そうした願いを持ちながら、

 

幸せになる人と、そうでない人とに分かれてしまうのは何故でしょうか。

 

 98頁の「幸福は与えられたものの中にある」という項目では、

 

幸福になれるならば、自分の全財産を放棄してもいとわないという人がいる一方で、

 

別に財産があるわけでもないのに愉快にくらしている人もいる。

 

その違いはどこから生まれるのかが示されています。

 

 「これは幸福というものは「外」にあるものだと思って追い回しても逃げるばかりだからであります。

 

幸福というものは、神から既に与えられているのです。」98頁

 

 そして続けて、その与えられているものは何か、何故、幸福を得ることができないのかが詳述されています。

 

「空気が与えられていることも幸福の一つであります。水を与えられていることも一つであります。

 

住まいや衣服が兎も角も与えられていることも幸福の一つであります。

 

そのほか吾々は無数の善きものを与えられているのに、

 

それに感謝しないで、与えられているもののうちに幸福を見ないで、

 

与えられていないものばかりを追求するから決して幸福が得られないのである。」  98頁

 

       明日に続く・・・