毎日神想観を行ずべし

 

 現在意識は五官によって、色々の現象を見、その現象の中に現れている 「不良なもの」 「不完全なもの」 「不健全なもの」 を アル と捉え、それを除去しようとして肉体に行動を起こさしめるのであるけれども、

 

その 「不良なるもの」 「不完全なもの」 「不健全なもの」 を アル と捉えるものだから、それを アル として心に執拗に描いて、その 「不完全さ」 を 「心の原図」 として、潜在意識に印象し、

 

潜在意識なる建築技師をして、その不完全な原図に基づいて、肉体を新陳代謝するときに、構築させてしまうのである。

 

 

 だから、私達は、 「一日中の或る時間を割いて、せめて三十分間位は、 「心の原図」 を完全な健全なものにするために、

 

精神を統一して、完全なる神を想い、完全なる自己を想い、あらゆる方面に 調和した自己 を想念するように努めなければならない。

 

これが神想観である。(谷口嵩春著 『詳説 神想観』参照)