心を柔らかく「そのまま」に

 

 肉体は、潜在意識が建築技師となって構築されつつある建造物であり、その潜在意識には、現在意識が施工主として、どんなデザインでも吹き込むことが出来るのでるから、現在意識に絶えず想うことが、その構築の原図となって肉体が造られることになる。

 

 人体の老化現象は、心の原図に 「老い」 が描かれているからでもあるが、また、そこには血管や筋肉や皮膚に硬化現象が起こりつつあるのは、心の原図にの中に 「柔らかさ」 が失われつつあることを証するものである。

 

 人間が老いなくなるためには、心を柔軟にしなければならないのでる。

 

 鋼のように堅い心をもって、 「頑固一徹の老人」 と言われるような心の原図を作っておけば血管や皮膚や筋肉に硬化現象が起こるのも無理がないのでる。

 

 やはり此処にも、素直な、柔らかな、 「そのままの心」 と言うものが必要である。