今朝の瞑想

 顔は誰のためにあるのか?

「自分の顔に責任を持ちなさい」とは、顔は自分を代表するものとの考えであろうか。
「顔に感情がでる」とは、心の動きは顔にあらあれるということでしょうか。
 顔はその人の心身を表しているとの見方でしょうか。

 しかし、自分では自分の顔を見ることが出来ない。
 即ち顔は人に見せるためにあるのか?
 女性が化粧をするのも、人に自分を見せたいからの行動であろうか。

 自分は素晴らしいのだ。自尊心。自分は大切な人なんだ。釈尊の言った「天上天下唯我独尊」。
 この思いが根本にあるのでしょう。

 この素晴らしい自分をそのまま、人には観て欲しい。
 でも、今の自分を観察しょうとするならば、目の前にいる人の表情を観ればいい。

 にこにことその人がしていれば、今、自分はにこにこしていると判る。
 自分の表情は周りの人に大きく影響を与えるのである。

 人に幸福を与えようと思えば、自分が幸福になればいい。
 人に笑いを与えようと思えば、自分が笑えばいい。

 自分は素晴らしい存在だと認めれば、嬉しくなってくる。笑いが出てくる。幸せになってくる。
 また、まわりの人に感謝するようになってくる。

 そのためにこの顔はあるのでしょうか。