般若心経ー考察2

 観自在菩薩が、波羅密多(彼岸へ至る、実相世界へ至る)ために、般若(完成された智慧、悟り)を得ようと深く行(座禅、瞑想、神想観)じていた時、五蘊(物質即ち肉体と4つの精神作用=受、想、行、識。即ち心)は有るようであって、常住ではないから空であると悟った。

 即ち、人間は、肉体も無し、心も無いと悟った(人間は肉体人間ではなく霊的存在であり、仏そのものなり)時、五蘊で起こる苦役などは始から無かったのだ。舎利子よ。

有るのは、実相世界、完全円満の世界だけだ。即ち神のみが実在する。そのことを信じて、心に強く思えば、この現象世界に実相世界の円満な世界が写されてくる。