簡単なものですが、部屋にでも飾ってやって下さい。
 早いもので父さんと母さんにお世話になって23年が経ちました。就職し、働き出し(まだまだ学生と同じ坐学の日々ですが)その対価を頂けるようになりました。一応自活し始めた訳です。

 今までの年月を振り返ると思い出す事が多すぎて、枚挙に遑がありませんが、それだけ充実した日々を過ごして是他のだと思います。特に大学の5年間はこれからの人生において非常に大きな経験を重ねてこれたと思います。

 どれもこれも、私の意志と行動を否定せず、自由にやってきた私をいつも見守り、応援してくれた父さん、母さん、家族がいたからだと思うと、今こうやって感謝の気持ちを表すことによって(有り難うと言う一言を言うのがやけに恥ずかしかったりするものですが)少しの照れもありません。この父、母の子として生まれてきて良かったと本当に思っています。

 そんな父さん、母さんを見てきたからからこそ、これから家庭を持つことになっても(まだまだ現実味をおびてないけど)私も幸せにやっていけそうな自信になります。

 とにかく東京で新たなスタートを切った生活に早く慣れ、正真正銘に自活するようにならなければなりません。

 仕事では、他社も見ている段階ではありますが、指望していた海外販売本部への配属g決定し、やる気が強まっています。終身雇用の時代とは違い、これからは自身の経験とスキルでどんな風にもなっていける時代です。知名度や世間的な評価ではなく、自分に期待してくれ、そのポジッションを与えてくれる会社を選んでよかったとやっと安心できました。ステップアップしていくベースを得た今、これからも今まで以上の努力で頑張って行きます。

 とはいえ、これからも見守り、応援してもらうことは変わらないと思います。そこに少しずつでも、こちらからも何か返して行きたいと思っています。
 これからも寛と京子は私の父親、母親です。私はふたりの子供です。
 世話がかかり、自分の道を進む、親からしたら少し心配な息子かもしれませんが、これまでと変わらず、暖かく見守ってやって下さい。

 今までも、そして、これからもありがとう。