本日の読書感想文



自分の親に読んでほしかった本

フィリッパ・ペリー


Xで話題になっていたこの本。

図書館で借りて読みました!


読んでよかったな~!!

と思いました。さすがに話題になるだけある。


私が資料予約をした時は、貸出中で私の他に予約してる人が1人いて2番目だったのですが、

最後に確認した時、27人待ちになってました爆笑びっくりマーク

最後の方の人たち1年以上待つんじゃ・・・?!


SNS効果かな?!すごいです。



まじかるクラウンまじかるクラウンまじかるクラウンまじかるクラウンまじかるクラウンまじかるクラウンまじかるクラウンまじかるクラウンまじかるクラウンまじかるクラウン



確かに自分の親に読んでほしかったな~!

と思いました(笑)


たくさんの事例とともに、親が子にしてしまう悪い行動の正し方(?)みたいなことが書いてありました。


私、小さい頃しょっちゅう父親に怒られて、それもすごく些細なことや理不尽なこと(父が嫌がらせをしてきたから汚い言葉で反抗したら、「父親に向かってなんて口のききかたしてんだ!」みたいな)で怒られて、「出てけ!!」って本当に追い出されたり、

車に乗ってたら「ここで捨てるから降りろ!」って言われたり。


母からよく聞かされていたのですが、父方の祖父が父が子どもの頃そういう人だったみたいなんですよね。

祖母が子どもを庇って、雪の中外の車庫で寝たりしたこともあったそうです。


完全に負の連鎖だなと思います。

無意識に昔されてたことを子どもにしてしまってるんですよ。


私の母が、私が「疲れた~」とか言うと「ママの方が疲れてる!」とか、「ママの方がつらい!」とかめちゃくちゃ怒ってくる人で(笑)

うっかり言っちゃうと「やば!」ってなってました。


学校で友達に「Licaiちゃんって優しいね」って言ってもらったことを伝えた時に「外面がいいね。全然優しくないのに」って否定したりされました。


機嫌がいい時は普通なので、普通にコミュニケーションはとっていましたが、たまに機嫌の悪い日(?)はトゲのあることを言われていました。

その機嫌に見た目で気付けない私・・爆笑


もしかすると、母には兄が1人いて、その兄がめちゃくちゃ勉強できる人なんですよね。すごく賢い!

地元の頭いい人が通う高校に進学して、首席とかだったのかな?

卒業後は誰もが知ってる有名な大学の法学部。

地元の公務員に優秀な成績で合格して、新入職員代表の言葉みたいなの任されたりしたそうです。

(私が公務員になった時、どんな人が選ばれてるのかな~と思いきや、名簿順1番目の人がその場で頼まれてキョドっててちょっとウケました(笑))


母は自分なりに努力してもなかなか成績が伸びずに、「三つ子の魂百まで。バカは一生バカ」みたいなことを母から見て祖母に言われて成績で怒られて、兄はちやほやされてた話をよくしていたので、

兄に対するコンプレックスでもあったのかなぁと思います。


多分伯父さんもそんなに努力してるところを見せなかっただけで、しっかり勉強してたんだと思います。

でも、母は「兄ちゃんは勉強しないのにできた」って言うんですよね。事実はわかりません。


勉強しなくてもできる兄

勉強してるのにできない自分


「私の方が頑張ってるのに!」「私も頑張ってるのに!!」「もっと認めてよ!!!!」

っていう幼い頃の心が、我が子を頭から否定する姿に繋がったのかなぁと本を読んで考えました。


自分のモデルになる存在って、結局親とか身近な大人なんですよね。

覚えてなくても、親の影響が少なからずある。


あまりよくない対応をされて育ってきた人たちは、それを自覚しないと、自分の親にされて嫌だったこととか、子どもに無意識にやってしまう。


娘が大きくなる前に読めてよかった!笑


私も、自分の過去を振り返って、親がなんでそんな行動をしてしまってたのか、過去に聞いた情報を元に考察してみたり、深く考えないまま過ごしていたら、

娘に対して同じことしてしまっていたかもしれません。


されて嬉しかったことより嫌だったことの方が強烈に記憶に残るものですよね。

両親にされてよかったことって、全く覚えてない!笑


私自身、娘が泣いてしまった時なんかは、

「パパがお仕事行くと寂しいね」とか「もっと〇〇したかったね」とか「これが嫌だったね」とか

だいぶ共感的な言葉をかけられているとは思うんですけど、そのモデルになってるのって、職場のベテラン保育士たち!笑


そういう対応ができた時に浮かんでくる顔がいくつかあります(笑)


あとは今まで参加した研修や読んだ本から学んだことを、保育園の子どもたちに対して意識的にしてきたことが、無意識でできるくらいまで身に付いたのかなという感じ。


難しい場面に出くわした時に、

「〇〇先生ならどう対応するだろう」

「この間の研修でこう言ってたな」

「あの本にこう書いてあった」

っていろいろ考えながらその場でより良い方法を考えて対応して、帰宅後思い出してた研修の資料や本を引っ張り出して確認(笑)みたいな。


今のところ、保育園の子どもや我が子に対して怒鳴ってしまったとか、イライラして当たってしまったとか、そういう失態は犯したことないんじゃないかな・・と思います。

ダメなことはダメ、嫌なことは嫌って伝えるけど、冷静に。


この本を読みながら、「読む前から自分でできてたな」って振り返れたのもよかったし、新たに気付けたこともあってよかったなと思います。


出産時のトラウマ?みたいなことも書いてあって

その部分にもだいぶ慰められました!


お産に問題があって子どもとすぐに引き離されて、しばらく子どもを可愛いと思えなかった

っていう内容とか、私も産後すぐ娘と引き離されてしまったので、産んでからしばらく母になった実感もなく娘を可愛いと思えなかった時期がありました。

「ママなんだから」って自分に言い聞かせながら、可愛いと思えない娘に対して罪悪感を覚えながら娘の面倒を見ていましたが、私だけじゃないんだって慰められました。


今は娘のことが大好きだし可愛いですニコニコピンクハート


思ってたお産と違うとそれなりにショックを受けるけど、同じような経験した人たくさんいるのかもと思える事例がたくさんありました。



読んでよかった!知れてよかった本です!


図書館で借りたけど、買おうかな?

でもほかに読みたい本もあるしなぁと悩み中です。


返却までもう少しあるので、印象的だった部分だけでももう一度読んでおこうと思います!!