2019レミゼラブル・トリプルキャストの印象その8 | シャオ2のブログ

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最近は着物と舞台に夢中

というわけで、一気に書いちゃえ!

トリプルキャストの残り一つ、マダムテナルディエ。

 

最初に観たのはプレビューの朴マダム。

今までのマダムとは一線を画した、色っぽい系マダム、いい!

マジで大好き。イチオシです、はい。

歌という点では、もしかしたらあんまりちゃんと歌えてないのかもしれません。が、そもそもマダムに高い歌唱力を要求される楽曲はほぼありませんしね。それに、それを補って余りある演技力と、七色の声の使い分けの巧妙さ。

さすがベテラン女優かつ超人気声優だけあります。

そして見た目の美しさ。朴マダムを観るまでマダムテナルディエという役に美貌が必要などと思ったことは全くなかったし不要だろとまで思っていたのですが、観た後は、ありだ!となりましたね。

朴マダムの特徴は、意外と旦那に惚れてるところ。酒場のシーンも、他の二人のマダムは愛だの恋だのはとっくに捨てて、旦那に飽き飽きしてる風があるのに対して、朴マダムは愚痴を言いつつまだ惚れてるんだよね~という感じ。

あと、客の反応も、特に森マダムだとマダムの迫力に押されて何もいえなくなる風なのに対して、朴マダムだと谷間見せられてウインクされたりしたらデレデレになっちゃってごまかされちゃう、みたいなところも面白かったな。

今年はもう観られないので、次回、2021も是非続投して欲しいところです。

 

次が毎度おなじみ、森マダム。

まあ、安定ですよね。ザ・スタンダードなマダム。

相変わらずの迫力ですし、森さんがマダムでいると何となく安心するというか……(笑)

そういえば帝劇千秋楽で森マダムのマイクが飛ぶというアクシデントがありましたが、生声でやりきったところに森公美子という人の底力を思い知りました。

まさか帝劇で生声で声が響くとか思いませんよね。いや、凄い場面に遭遇しちゃった。

森さんもそれなりのお年なので、2021はマダムをフォースキャストとかにして出番を減らしつつ、今後も息長くマダム役を続けて頂きたいと思います。

 

そして最後がほのかマダム。

屋比久エポと同じく大阪でやっと観られた(^^;

しかも、ほのかマダムを観る前に手持ちチケットの朴マダムのラストを迎えていたという状態。

なんでやねん!と突っ込みを入れたくなるくらい、キャスケ偏ってる気がします。

まあ、それはともかく、ほのかマダムです。

え~と、2017よりパワーアップして下品というか嫌な女になってる気が……

多分、マダムとしてはそれで正解なんだと思いますが、元々がお綺麗なだけにギャップが凄い。

ホント、ほのかマダムはいかにも下層階級の金にがめつい下品で嫌な女なんですが、だからこそ醜悪なカリカチュアとして観客の目に映るんですよね。そのせいか、ラスト近くのテナ夫婦のシーン、笑えるんだけど、他の二人のマダムとは笑いの質が違ってる気がします。

ああいうマダムもまたありだなぁと
 
2017はなんとなく森マダムとその類似形って感じのマダムたちでしたが、今年、2019は見事に三者三様のマダムで、非常に面白い。
ザ・スタンダードな森マダムが健在の内は類似形ばっかりなのかな~なんて思ってたのは間違いでしたね。
二年越しでそれが分かるのも、まだ、レミゼの懐の深さなんでしょうか。
さて、2021はどうなるんでしょうか。楽しみです。
 
 
 
というわけで、やっとトリプルキャストの印象、プリンシパル全員終わりました~!
後は気になったことや、思ったことなど、のんびりゆるゆる、思いついたときに書いていこうと思います。