ビビった! | シャオ2のブログ

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最近は着物と舞台に夢中

9月の終わりごろのこと。
息子がお友だちのおうちに遊びに行って、小さなコンビニ袋いっぱいに生の栗をもらってきました。
それを見て、以前から作ってみたかった栗の渋皮煮を作ろうと思い立ったワタクシ。

作り方を調べてみると、重曹で下茹でを数回して、水と砂糖、もしくは砂糖のみの蜜煮で仕上げる、ということが分かりました。
で、日持ちがするのはやはり加水しない蜜煮だとか。
なので、蜜煮で仕上げることにして、まずは生栗を一晩水に漬けておきました。
で、次の日に鬼皮を剥き剥き。
…正直、この作業が一番面倒くさかった
渋皮を傷つけないように、けれどあまり渋皮が厚すぎないように、剥かないといけないとかで、細かい作業の嫌いなワタクシのは苦行だわ…
それに、鬼皮って固いのよね。
手は疲れるし、時間はかかるし、あ~、面倒くさい

で、次にそれを重曹を入れて水から煮る、と……

DSC_1682.JPG

何これ~
茶色というより、黒。黒というより紫なんですけど
せっせと灰汁をとりながら、本当にこれ、食べ物になるのかと不安でいっぱい…
10分ほど煮たら、水にとって渋皮のお掃除。
この時点で、渋皮自体はかなり柔らかいので、気をつけないと皮ごとズルリと剥けてしまいそう
剥けちゃうともうダメなんだよね。渋皮煮にはできないの。
なので、最新の注意を払いつつ、鬼皮を剥いた時点で取れなかった厚い渋皮や繊維質の部分を取り除くわけです。
ここで数個の犠牲を出しつつ、掃除を終えて、またしても重曹水で下茹で


2回目も10分ほど茹でたら水に取って、更にお掃除。
ここでかなり栗が柔らかくなったので、3回目は重曹なしで水煮しました。
レシピを見ると、まだ固かったら、3度目も重曹で煮た方がいいそうです。で、柔らかくなったら最後に水で下茹でする、と。


最後は、柔らかくゆでた栗に、黒と同量の砂糖をまぶして、極弱火で砂糖を煮溶かしたら終了
仕上げは、そのまま火を止めて自然に冷まし、一晩置いた後。
栗だけを保存容器に移した後、栗から少し水分が上がってるので、蜜に更に火を入れます。お酒を入れたいときは、このときに入れて、一煮立ちさせると良いらしく、ワタクシは白ワインを投入。
で、栗の上に蜜を流しいれて、更に一晩以上置いて味を馴染ませたら出来上がりです。
というわけで、出来上がったのがこちら。

DSC_1684.JPG

…良かった。食べ物らしい色になってる
食べてみたら、微かに白ワインの香りがして、甘くて美味しかった


作ってみて思ったのは、買ったほうが楽チンだということ。
鬼皮剥くのが面倒くさすぎる……
あと、何度も煮なくちゃいけないので、やたらと時間がかかる。

とはいえ、自分で作った方が好きな甘さとかにできるし、年に一回なら気が向いたときに作ってみてもいいかな。


年に一回といえば、そろそろ紅玉りんごが出始める頃合。
去年は散々探し回ったので、今年は楽天で予約注文した紅玉が、10月半ばくらいに届くらしいので、またジャム作ろうっと
透明な紅茶色のリンゴジャム。大好きなんだよね~