ということで、台所で基礎化粧品を作りました

まず、一番手軽な化粧水。真ん中の青い壜です。
これはローズウォーターにヒアルロン酸とグリセリンを混ぜるだけの簡単レシピ。
そろそろ夏本番、ということで今日は更に水溶性のビタミンCも加えました。
精製水に精油を混ぜてもいいんだけど、薔薇の精油は高いもんね

ちょっと気軽に手を出せないお値段なので、薔薇の香りを楽しみたいなら、やっぱローズウォーターの方がいいな。ローズティーでも可だけど、お茶にすると色が悪くなるのがね~
ハーブティーにゼラチンと蜂蜜まぜた簡易パックは好きなんだけどな。
そんでもって、簡単サンスクリーン。左の肌色のやつね。
ワタクシはアレルギー体質なのもあって肌が弱いのか、市販の日焼け止め使うとたいてい痒くなっちゃう
なので、日焼け止めも基本、手作り
SPFで言えば20くらいのしかできないけど、海や山なんかに行って炎天下に一日いる、なんてぇハードなことをしなけりゃ、手作りで十分です
手作りの日焼け止めの基本は酸化チタンと酸化亜鉛の粉。これがまあ、真っ白な粉なんだよね。これだけだと、歌舞伎役者も真っ青って感じの、まさしく白塗りになっちゃうレベル。なので、ここに酸化鉄やウルトラマリン、マイカといった、ミネラルファンデーションなんかに使われている色物の粉を混ぜて肌色に近くするわけです。ただ、これらは鉱物系なので、合わない人は合わないから注意が必要。ワタクシは幸い大丈夫な素材ですので使います。
で、そこに油分と水分、保湿成分を混ぜるわけです。クリーム状にするなら乳化ワックスが必要だけど、ワタクシが作ったのは簡単バージョンなので、全部容器に入れて振って混ぜるだけ。
当然、分離しますので、使う前に良く振ることが必要。なおかつシャバシャバなのでぼーっとしてるとこぼれますが、まあ、乳化の手間のほうが面倒なのでこれでいいや、と。
だってさ、乳化するとなると油分を温めてワックスを溶かして、そこに水分をちょっとづつ加えてひたすら泡だて器で混ぜて、ってやらないといけないんだもん。ちょっと温度管理とかをミスるとやっぱり分離するしさ。それ考えたら、シャバシャバでいいよ、シャバシャバで。
ちなみに、日焼け止めに使う油分はラズベリーシードオイル。このオイルは保湿効果も高いし、オイル単品でも日焼け止めの効果があると言われているので、日焼け止めには最適です。
保湿剤は乾燥肌の人は入れておいたほうが無難。なにせ、粉がたっぷり入ってるから、水分が蒸発した後は乾く乾く。オイリー肌の人は油分だけで足りるかもだけど、保湿成分も入れておいたほうが無難です。
この日焼け止め、これだけでもいいけど、アフターケアのためにも植物性のエキスを入れられるなら入れておいたほうがベター。お勧めは西洋のハーブだとエーデルワイスとかヒース、漢方ならソウハクヒやユキノシタ。エキスを抽出する方法で一番簡単なのは、1.3BGと呼ばれる保湿剤にもなる薬品に一ヶ月漬け込むこと。ワタクシのお気に入りはヒースとユキノシタ。が、使い果たしてまだ漬け込んでないので、今回はエーデルワイスにした。早く漬け込まないとなぁ…
さて、最後はクリーム。右のポンプ容器がそれ。
これは楽天のマンデイムーンという手作り化粧品材料のお店で宣伝してたのを見て、興味を持ったやつ。フィフィローとかいう成分を入れ込んだ、しわに効くクリームらしい。
…この盛大にできた目じりの笑い皺、少しはましになるかしらん?
ま、それはともかく、今回初めて水に溶かすだけという乳化ワックスを使ってみた。…えらく便利やね。分量さえきっちり守れば、水に溶かして混ぜるだけでクリーム状になってくれるって、えらい楽ちんやん

今まで温度管理しながら苦労してたんはなんやったんやと思うくらい簡単。
ひまわり油由来のものらしいので、品質は大丈夫そうだけど、問題は肌に合うかどうかとかそういうのやなぁ。ま、とりあえず、このクリーム使ってみたら大丈夫かどうかわかるやろ、ということで使い切って大丈夫そうだったら、採用決定。
お試し、うまくいくといいな。
あとは週末に石鹸作るととりあえず終わり。
後は半月~一ヵ月後まで手作りはお休みです。
さて、大好きな石鹸レシピの組み立てしようっと
