「越乃Shu*Kura」1号車・旅行商品を利用 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

「越乃Shu*Kura(こしのシュクラ)料理付きプランを利用しました。

3号車の指定席は4回乗車したことがありますが、食事付き旅行商品の1号車は今回が初めてです。

 

【1】越乃シュクラとは?

新潟県を走るJR東日本の観光快速です。

上越妙高~直江津~長岡に加えて、長岡より先は日によって十日町、新潟、越後湯沢のいずれかに向かいます。

十日町発着の列車は「越乃Shu*Kura」

新潟発着の列車が、「柳都Shu*Kura」

越後湯沢発着の列車が「ゆざわShu*Kura」と呼ばれます。
公式ホームページによると、『越後の酒蔵と豊かな自然をイメージして命名しました。(越乃=越後、Shu=酒、Kura=蔵、*=米・雪・花)』とのこと。

2014年5月に運行を開始して、10周年を迎えました。

JR東日本の観光快速の中で、特に人気がある列車です。

 

 

【2】1号車に入室

1号車は旅行商品ですから、

★食事付きで1万円前後の料金です。

★旅行商品ですから1か月以上前から受付可能です。

★「青春18きっぷ」「大人の休日倶楽部パス」の類は使えません。

↑4人用テーブルが4つあります。

↓2人用の席ですが、海側だと景色は良い反面、座り心地は良くありません。

夏の夕方は日差しが差し込みますから、海側は暑いです。

↓私が今回利用したのは、山側の席。

本来は2人用ですが2カ所だけ1人で申し込めるようになっています。

どの席もリクライニングはしません。

食事に適した席を考えたら妥当な設計です。

 

 

【3】日本酒3種

運賃等も込みではありますが、1万円払った旅行商品ですから期待してしまいます。

今回、日本酒は3種類が出されました。

中央は、越乃シュクラのロゴ入りの「山廃純米大吟醸」です。

(私は列車内で飲みましたが、持ち帰る客には袋を用意してくれました。)

左は吉乃川、スパークリングです。

右は「千代の光」です。

新潟の地酒を、目の前で注いでくれる「パフォーマンス」、ポイント高いです。

この2種類のビンと缶は、注いだらアテンダントさんが持って戻ります。

こちらから何も言わなくても「撮影されますか?」と声をかけていただいたのは、凄いです。

接客水準は高いと感心しました。

正確には、お酒の引換券が付いていましたので、あと1杯が無料でもらえます。

ただし、ジェラートにも替えられますので、私は「コシヒカリジェラート」に引き換えました。

 

 

【4】料理

日本酒に合った料理も素敵です。

料理が運ばれてきました。

「おしながき」によると、厚焼きたまご、春野菜のピクルス、豚肉とふき味噌の一口カツ、筍と肉団子のかんずり添えだそうです。カツと日本酒は合いそうでしたが、玉子焼きと日本酒もけっこう合いますね。

塩だけのおむすびです。

これ、単純な料理だけに、違いが分かりやすいです。うまいっ。

笹団子もいただきました。

 

【5】2号車・蔵守

3両編成の2号車には、販売カウンター「蔵守」があります。

(↑2015年撮影。カウンター付近は人が多くて簡単に撮れないもので。)

3号車指定席の乗客も、ここでお酒や食べ物を買って楽しむことができます。

吞み比べセット2000円、鯛茶漬け550円。

夕方の上越妙高行きなのに、ホテルハイマートの人気鮭めし1400円も残っていました。

 

私が追加したのは「生ビールセット」870円です。

生ビールに鮭が付いてきます。(塩は予約制料理についてきたもの)

2号車の半分は、フリースペースです。

新型コロナ前は、生演奏が聴けて人気がありました。

昔の盛り上がりを知っている者にとっては、現在は落ち着きすぎている気がします。

 

 

【6】3号車指定席

3号車はリクライニングシートで、前の座席との間隔が広く、すごく快適です。

3号車の指定席券(840円)は、「みどりの窓口」「指定券券売機」で買うことができます。

ただし、早々と満席になる可能性大です。

この日は36席のある3号車指定席では、16人が某大手旅行会社の旗を掲げた添乗員に引率されていました。

 

 

【7】青海川駅

海が目の前に迫る青海川駅で停車しました。

多くの乗客はホームに降ります。

景色は良いです。

6月だけあって、太陽は高い位置にあります。夕陽は見られません。

海岸に流れ着いたゴミは、見えにくい位置から海を眺めましょう。

 

 

【8】お土産

料理の持ち帰りは、基本的にできません。

お土産になるのは、おちょこです。

ロゴ入りのカッコいい品です。

そしてカードが1枚↓

裏には「季節ごとにお料理とお酒が変わるので、またお待ちしています」と手書きで書かれています。

発想が四国の観光列車と共通するものがあります。

素敵なアテンダントさんの応対でしたが、「手厚い心遣い」というわけではありません。

あまり手間はかけないけど、乗客が求めていそうなことを先取りしてピンポイントで対応するという印象です。

限られたスタッフの中で、できることは着実に実施する・・・腕が良くないとできません。

 

 

【9】予約について

「越乃Shu*Kura」と「海里」の食事付きプランは、「のってたのしい列車」予約サイトから申し込みできます↓

★6月下旬ですと、9月末までの予約ができます。1か月前の販売ではなく、何か月も前から申し込めます。

(正式には1か月以上前だと「事前予約」となりますが、席の確保はできます。)

★良くも悪くも頻繁にキャンセルが出ます。

「大人の休日倶楽部パスの期間」かつ「限定された1人席」ということもあり、1か月半前は完全に満席でした。

ところが、頻繁に空席が出るのです。夜の11時に「満席表示」、深夜の0時半に別の日でもいいかと思い別の日を調べたら当初希望していた日が空いていました。他の観光列車と乗り継ぎをどうしようかと組み合わせを考えている間に、再び満席に。

11日前までは取消料がかからないためか、「とりあえず押さえよう」と考える人が目立つような気がします。

クレジットカード限定申込みですから、20日前でも5%とか低額の手数料を取るのもアリなのでは?。

 

 

今までの「越乃Shu*Kura」の記事はこちら↓

 

同じく新潟を走る観光快速「海里」を旅行商品利用で乗った話はこちら↓